鴨頭嘉人は洗脳!?本やオンラインサロンで成功できない人たち

   

結論から言うと、鴨頭嘉人の理論で成功できる人は「競争優位のシステム」を持っている人だけです。

炎の講演家で知られる鴨頭嘉人さんは、一言で表すと現代の宗教家に近いと言えるのではないでしょうか。

少なくとも情熱的な語り口は、幸福の科学や創価学会などの宗教団体に近い独特の雰囲気を感じさせるものでした。

彼が世界有数の大企業であるマクドナルドで成功できた理由はマインドセットだけにあるわけではありません。

最も大きな要因は、その大企業マクドナルドが持つ「競争優位のシステム」を意識してフル活用したからでした。

そのため、そこで成功した論理をそのまま実践したとしてもテトリスのようにはハマらない可能性があるのです。

単純に言えば、世界的企業の論理が、その辺のローカル企業にあてはまる部分はどれだけあるのかということ。

彼の言う人材マネージメントが生きるのも、世界的企業というバックボーンがあればこそなんです。

たとえば、東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドの人材マネージメントは高い評価を得ています。

しかし、これを一介の個人喫茶店に持ち込んだとしましょう。従業員は同じように働くものでしょうか?

世界的な企業には、そこで学ぼうとする人たちが多く集まりやすいですが、ローカル企業はそういうわけにはいかない。

どちらかと言えば地方に行くほどノンビリ働くことに憧れている人の方が多いのではないでしょうか。

まず、従業員を集める時点で、そうカンタンには埋められないほどの大きな質の差が生じていることに注目すべきでしょう。

そして、さらに質を高めるための手法がマニュアル化されていて誰でもオペレーションの質を上げることが容易である。

このマニュアルは世界で共有された情報から作りだされており、時代に合わせて高い質を保ったまま変化していくわけです。

一時的にマクドナルドから得たノウハウは役に立つかも知れませんが先々はその保証はないと考えるのが現実的ではないでしょうか。

これだけ成熟した社会になるとマクドナルドで成功した人の論理が最も機能する企業は「マクドナルド」ということも少なくないでしょう。

あなたがマクドナルドで働き出世したいと考えるのなら、彼から学ぶことで将来的に役立つノウハウを得られるかもしれない。

そうでなければ、自分で「競争優位のシステム」を作るか、それがある企業に就職することが成功への近道になります。

一番ダメなのはヤル気だけある無能経営者

何のスキルもないけどヤル気だけがある経営者が情熱的に頑張ると何が起こるでしょうか。

いらぬ負債を積み上げ、自分は成功できるという根拠のない自信がとてつもない失敗を引き寄せることになりかねません。

日本人は、情熱的に頑張れば報われるという話が昔から大好きです。これは演歌の世界観とそっくりですよね。

その演歌で地道に活動して成功した人は歌が下手でも報われたでしょうか? やはりスキルあってこそだと判断できるわけです。

鴨頭嘉人のような感情に訴えかけるような講演を聞くと自分も何かできそうと思わせてくれます。

だけど現実は、これをスキルのない人が真に受けたらハイリスクしか生み出さない!ただ、幸いにも2~3日もすれば冷める人がほとんどです。

冷静にいま置かれている現実を見渡せば、自己啓発セミナーが言うような小手先の論理ではどうにもならないことが分かるからです。

何度も言いますが、あなたが本当に成功したいと考えるのならまず「競争優位のシステム」を手にいれなければなりません。

この世界は競争しているのだから、あなたに強みがなければ何をしても上手くいくはずがないんです。

そして、ほとんどの講演家は、あなたの強みが何であるを明らかにすることはありません。

成功のマインドセットを学ぶのは、その後からでもまったく遅くはない。順序を間違えるだけでエライ目になるので注意して下さいね。

最も重要な第一原則「あなたが成功できることを疑う余地がない」

成功の基盤それこそが重要

アメリカでマーケティング理論が盛んなのは、まず大前提として『右肩上がりの成長』という経済基盤があったからでした。

日本はどうでしょうか。いまだバブル崩壊から30年も失われ続けています。つまり、日本には頑張れば成功できる基盤が貧弱だから対価が高くつきやすい。

そういう停滞社会では、そこから頑張って企業財政を立て直しました!社長になって企業価値を高めました!という人のノウハウが必要になります。

この成功しにくい社会でむやみに頑張ってしまうとウツになり体調をくずしかねない。それを軽減するノウハウなら高いお金をだす価値があるでしょう。

残念ながら日本はギフテッドという名の天才を冷遇してきたことで新しい価値の創出ができなくなりました。

一方アメリカはギフテッドを集め優遇してきたからこそ今でも反映し続けている。手にすべきはアメリカ外資企業のギフテッドが作ったマニュアルです。

そう考えるとまず重視しなければいけないのはギフテッドが書いた本を見ることではないでしょうか。

鴨頭嘉人を本当に必要としているのか?

もし、あなたがマクドナルドくらいの広告費を使えるのなら鴨頭氏にコンサルティングを頼みますか?

マクドナルドは世界中で高品質な宣伝をしているのは周知の通りですが、それができるなら頼むことはないと思います。

鴨頭氏の言っていることは名著と言われるマーケティング本には書かれていることばかりですので論理に間違いはありません。

しかし、コンサルティングを受けようとするなら、その本質を見て判断しないと正しい結果を受け取ることができないでしょう。

私なら頼むことはしません。どんなに高額でも個人で大企業までに育てた人に教えを請うべきだと考えているからです。

そこそこの成果を上げた人は運が良かった可能性もあるんです。それなのに、そこそこの金額で頼むなんてコンサルティングでは一番のムダにしかならない。

いま世界は高いレベルで凌ぎ合っているのに、個人レベルがそこそこの人に教えてもらってメキメキと頭角を表せるでしょうか。

前述の通りマクドナルドや同じ業種で出世を望むのであれば、その生き方は非常に参考になると思います。

しかし、それ以上のことを望むのであれば、まず成果は期待できないと客観的に判断するに至りました。

熱い語り口を見ると何だかできそうな気がしますが、それが正しいのならセミナーという商売は大繁盛しているでしょう。

URA競馬新聞

 

競馬で勝てる、たった1つのロジック

競馬予想で勝つ方法はこれしかありません。それは【現在」をデータ分析すること。

過去データを見て予想が上手くいくわけないのです。なぜかって!?そのシンプルな理由を今から解説します。

それは、省略された過去データで予想しているからです。現在を構成する情報が何か考えてみてください。気温や風の変化、馬場や競走馬の変化、調教師や騎手の心理的な変化もお互いに作用しています。

それなのに、ギリギリまで削り取られたデータだけで予想するのだから上手くいくわけがない。つまり、その逆をいけば競馬で勝つことができるわけです。

そう誰も手をつけられなかった当日のデータ分析で変化に沿って馬券を構築すること。現在を知るデータ分析のハードルは高いです。なぜなら、理論から構築する必要があるからです。

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