日本人とマインドセットの組み合わせが最強の成果をもたらす理由
2021/04/12
最近の研究により、脳が恐怖かを感じるメカニズムが明らかになってきました。ある遺伝子をなくすと恐怖を感じなくなるのだそう。
その恐怖をコントロールする遺伝子は恐怖遺伝子とも呼ばれており、脳の中で恐怖を抑える働きをするたんぱく質セロトニントランスポーターの量はこの遺伝子によってコントロールされていると言います。
その量が少ない人は、恐怖を強く感じやすくなるのだとか。日本人の恐怖遺伝子は世界トップの97%という圧倒的なものでいかに不安になりやすい人種かが分かります。
確かに情緒文化と言われる独特のジャポニズムが形成されてきた歴史が何よりの証拠と言えるでしょう。
高層ビルなみに高くわずかな足場しかない所で遊びまわっている動画を見たことがあります。
その時に遺伝子の違いをまざまざと見せつけられた気がしました。そういう恐怖がイメージされた時に起こるヒュンとする感覚は誰でも経験したことがあるのではないでしょうか。
私たちは本能的に恐怖を感じ取る「恐怖の記憶」を受け継いできました。暗闇を恐れたり、大きな音を恐れたり、ヘビを恐れたり。これらは危機を察知し警戒する為に必要な本能的恐怖です。
人間が恐怖を感じると、カラダには様々な変化が起きてくる。目の瞳孔は大きく開き、心臓が活発に動いて全身の筋肉に血を送り筋肉の動きを活発化させる。
恐怖は脳の扁桃体という「爬虫類脳」と呼ばれる原始的な部分で感じとり、危険を回避するために全身に様々な指令が下されます。
この恐怖は臆病のメカニズムと似ているため、一度恐怖にとらわれてしまうと投資ルールの実行が難しくなるのは言うまでもありません。
また、的中率の数字だけで危険か理想であるかを判断してしまったりするなど足を引っ張るシーンはいくつでも見つかるように、この恐怖遺伝子に対処しない限り投資競馬にあるアドバンテージを生かしきることはできないでしょう。
一般的な競馬予想にはアドバンテージがなく、さらに感情的な判断が盛り込まれているのだから勝てなくて当然なのです。
恐怖をコントロールするだけで圧倒的かつ確実なアドバンテージが得られる!
この性質は投資行動において不利に働きやすい。しかし、逆に考えればイチ早くコントロールする方法を身につければアドバンテージを容易く得られるということでもあります。
その唯一と言える方法は、すでに皆さんが実践し始めているマインドセットです。しかし、頭に知識としてあっても実践しなければ身につくことはありません。
私たちは意識せずにいると、すぐ感情的な判断をするクセがあります。たとえば、ソシャゲーのガチャはギャンブル要素なのに単なるゲームと思われている節があります。
またトランプ大統領との親密さが強調されたシーンをテレビで見ただけで「優れた外交」と判断する人が腐るほどいます。その裏で多額の武器を買わされたり、着実な税金アップが実施されているというのに。
日本経済は20年も成長していないのに、いまだに芸能人あがりの無知な議員が当選したり、少子化対策に税金を投入したのに出生率は最低だったりツッコミ所は満載です。
それなのにいまだ同じことを続けようとするのは「爬虫類脳」が得意とする「現状維持バイアス」から逃れることができないでいるから。
そう、少しの良い面に注目し感情的に満足することでマイナス行動は永久的に持続できてしまうのです。そうなると同じ「爬虫類脳」で機能する恐怖も上手く働きません。
だから人気の本命からソコソコ馬券を当てていれば、そのうちデカい配当がやってきてプラスになることもあるだろう。
こういう思考があるからこそ特に恐怖を感じることもなく負け続けられる人がいるわけです。その数は一般的な馬券購入者のほとんどだと思います。
それでも競馬で勝つことは片手間で行えるほどラクなものにはなりません。それは競馬はある程度予想できるものだからです。
また、競馬は公営競技の中で唯一動物を扱うため機械的な結果がでにくいということも影響しています。
だからこそマインドセットはより重要であり強い影響力を持ち続けるでしょう。私の投資競馬が手法のみに傾倒しないのは、そのためであると考えてください。
私は人生を振り返るとマインドセットがなかった頃はチャンスがない明るい兆しのない人生を歩んでいました。
なにか自分の力で成し遂げたいと思って色々と試しても効果がなかった日々。いま思えばマインド的なものは全て軽視していました。
なんか宗教的だなという感情的な理由だけで。その結果、しなくていい遠回りをすることになり多くの時間をムダにしたと感じています。
誰しも論理さえ手にすれば正しい結果を得られると考える時期がありますが、それは錯覚であると断言できます。
マインドセットは軽視して失うものは多いですが、マインドセットを学び実践することで損するケースはパッと思いつきません。
投資において感情はマイナス面しかないのか?
マインドセットが身についていない最初のうちは「感情」を上手く活用することができません。それほどまでに感情は強く論理を飛び越えていくものだからです。
しかし、じっくりと取り組み少しずつマインドセットを意識できるようになると「感情」をコントロールする手ごたえを感じ取ることができるようになります。
その時間は人によって違うでしょう。私は10年以上も実践していますが、いまだに油断すると感情的に判断することがあります。
それは、おもに生活面なので問題ないですが、いまのような仕事を止めたら戻ってしまいそうな感じがしました。
日本人は投資に慣れていないので返って切り替えが上手くできるのでしょう。投資は自分のための投資でもあるということを忘れてはいけないですね。
投資の間だけでもコントロールできるようになれば「感情」を「シグナル」のように利用することができます。
たとえば、このレースの大した根拠はないのに2番人気の確実性が高いように感じたとしたら?そのシグナルを元に掘り下げていくことで新しい発見があるかもしれません。
この「シグナル」は「勘」とも言えますが、物理学者の飯島澄男は、勘とは経験の蓄積であり、決して天から降ってくるものではないと断言しています。
「何かを判断しようとする時、自分の血や肉になっている経験がリアルタイムに出てきて、それでピンとくるんだ」
つまり、あらゆる感情の反応を経験として覚えておくことで過去の成功パターンにつなげられるのではないかということ。
こうした一見すると論理的でないことを深堀していくだけで今まで気づかなかったパターンが潜んでいることに気づくこともあるのです。
こんなにも人間は不思議な生き物だからこそ、あらゆる可能性をまずは肯定してみることがチャンスに繋がるのだと思います。
あなたは克服できるからここにきた
ほとんどの人は本能のまま突き動かされるため、一般的な競馬予想を変えようと思うことなく今後も感情的に満足しながら負け続けていきます。
そこから脱しようと自発的に行動する人の割合は多くありません。だからこそ、私にはあなたが選ばれた人間かのように思えるのです。
その時点で勝つ人と負ける人が、実はラインで引かれているのかもしれません。ほとんどの人は論理よりも感情を満足させることを重視しますから。
そうは言っても苦痛に満ちた道を行くことを推奨しているわけではなく、少し先の未来にワクワクしてもらえるだけのサポートをしていきたいと考えています。
あなたの可能性をどうすれば開花させることができるのか。最近は特に力を注いでいくべきだと感じるようになりました。
もし、少しでも自分の可能性を信じているならマインドセットと投資競馬を時間が許す限り実践してみて欲しいと思います。