少しの違いで大きな成果を生み出す方法
2021/04/12
すぐに成長できる人と成長できない人の差は「知識を重視するか」「思考を重視するか」というマインドセットに現れやすい。
「知識」は、過去の先人達が生み出した「知恵」であり、有用であることは間違いありません。しかし「知識」は「過去の先人からの借り物」に過ぎないのです。
アーティストの世界には「型の奴隷になるな。型の創造者たれ」という言葉があるが、単に「知識を知っている」だけでは「誰かが創った型」の内側に留まるしかない。
また「知識」は時間が経つにつれ古くなっていく性質を持つのも欠点になります。
一方で「思考」は未来に向けた知恵を生み出す。そして、あなたの思考を通して生み出された知恵はあなた自身のオリジナルであり、簡単には陳腐化しません。
落語では同じ演目をやってもウケる人とウケない人にハッキリと分かれます。その違いは「間」だけなのに得られる結果は天と地の差になってしまう。
どんなに過去にウケた面白い演目だとしても、自分なりの創造性を発揮しなければ成果をだすことはできない好例と言えます。
故・歌丸師匠「間のいい人は、つまんない演目やっても受けるし、間の悪い人はどんな面白い演目やっても受けないんです。」
つまり、そんな大それた手法がなくても、自分なりの強みを発揮するだけで成功の精度を上げることができてしまう。
もし、あなたが「未来に向けた」「自分オリジナルの」知恵を生み出したいなら、知識より「思考」を重視するマインドセットを身につけるだけです。
そして、あなたの頭を「知識の倉庫」ではなく「知恵の工場」に変えていくことで、あなたの中にある資質をムダなく使うことができるようになります。