成功者が共有していた秘密の法則とは?
2021/04/12
私たちが日々生きている中で、一番恐れているものは何でしょう?多くの人は「失敗をしたくない」と思っています。
そこには「誤った判断をしたくない」「間違いたくない」という思いも入ります。
私たちは、自分が失敗をしたり、うまくいかなかったり、間違ってしまうと、自分を責めてしまいます。
なぜ、こんなに私たちは自分が間違いをすることを避けたいと思ってしまうのでしょう?
そこには自己肯定感が影響しています。自己肯定感が持てていないと、失敗や間違いを避けることで、自己価値を保とうとします。
そうなると、失敗や間違いは絶対的に避けなければならない。
なぜなら、回避できないと、一気に自己価値が下がり、自分の過ちに対する罪悪感や良心の呵責、後悔の感情に苛(さいな)まれてしまうからです。
「失敗しないこと」「過ちを犯さないこと」が自己価値を測る目安になっているので、「間違うこと」や「失敗すること」を許せません。
私たちは「常に間違わずに正しい判断や、正しい決定をしなければならない」と思っていますが、常に成功をして、常に正しい判断や正しい決定をするということは可能でしょうか?
それは不可能です。どんなに気を付けていても、困難や不測の事態は起こります。
では、私たちは、失敗や間違いに対して、どのような受け止め方をすればいいのでしょう?
「失敗」だけが生み出す成功の法則
あなたは結果的にどんな事態になっても、そのときの知識に基づいて、その状況における最も賢明な、最善の選択をしていたはず。
その状況の中で、失敗したとしても、それは必ず次の糧になるということを認識しなければなりません。
実際失敗しないで成功してきた人なんでいません。むしろ、失敗するほど成功に近づくため成功者ほど失敗を歓迎します。
どんなに優秀であっても色々な業種で成果を出せる人はいません。なぜなら、失敗できる時間の猶予が限られているから。
あなたは強みのある分野で十分に失敗できるだけのリソースを割くことができれば、それだけ分成功する確率を上げることができます。
ほとんどの人は失敗を感情的にとらえてしまうため成功へと生かすことができない。それこそが本当の失敗と言えるでしょう。
表面的な「完璧主義」を手放す重要性
完璧に行えるから成功するわけではありません。今ある大企業も見切り発車が多く、結果的に成功しているパターンがほとんど。
HONDAの創業者に至っては、経営者の身で学校に行きながら必要なことを学んでいました。
そう、完璧かよりも行動の方が重要になります。その後でも精度を上げることは可能なため、まずは始めることが重要なのです。
完璧主義の1つに「何でもコントロールする」ことが挙げられます。しかし、それを投資や競馬の世界で持ち込むと返って非効率。
こうなるはずなのに!というやってしまうのは専門家であるデータサイエンティストにありがちなことでした。
物事を俯瞰で見るようになれば理解できることでも完璧を追い過ぎるがために見えなくなってしまうことがある。
あなたは完全無欠や完璧である必要はありません。実際この世界は完璧にコントロールできているでしょうか?
自分自身で作ったルールなら完璧にこなせますが、完璧な競馬予想をこなそうとすれば不利益にぶつかるでしょう。
あなたにアドバンテージがあれば完璧でなくても相対的に他者を上回る成績を残すことができます。
完璧が好きな人ほど「自分の理想とは違う」という理由だけで今までの経験したことを手放す傾向があります。
完璧主義は時間をムダするため最初に手放して下さい。8割できれば問題ないくらいの方が成功しやすいことを歴史が物語っています。
失敗や間違いをアドバンテージに変える思考を持つ
自己肯定感が低いと自分を正当化する必要があるので、なかなか間違いや失敗を認められません。
ついつい自己防衛をしたくなってしまいます。私は悪くない、そんなことを言った所で事態が改善されることはないでしょう。
それより発明王エジソンのように「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ」と考えられるようになればどうなるでしょうか?
あららとアッという間に失敗は成功へのカギに変わってしまうのでした。これほどのマジックができる思考の力は侮れませんね。
日本では失敗すると叩かれるため失敗で押しつぶされる人であふれています。
特に会社という組織になると失敗できないという硬直したマインドに陥りやすい。その結果どうなっているでしょうか。
新たな挑戦は失敗の連続ですから慣れたことだけをしようとします。でも、世界は競争することで向上し続けている。
つまり、リスクを背負わないということは相対的に没落していくことを免れないということ。
シャープや東芝といった大手企業でさえ次の一手が打てなければ没落するしかない。マインド1つでこうも変わる恐ろしさ。
逆の視点で見れば、失敗を許容することで得られるアドバンテージは小さくないことが理解できると思います。
投資で勝つために小さく多く負ける。そこから得た気づきをもとに次の一手が見えてくれば今までの失敗は利益へと変わるでしょう。