馬王Zデータベースと独自指数で勝てる使い方とは?
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馬王Zソフトの役割
馬王Zは新しいデータにより価値を創出するのではなく、今あるデータを用いて最適な買い方を模索ツールと考えています。
良くも悪くもそこに価値を見いだせるか。そこが利用するかしないかの判断基準になるのではないでしょうか。
最新バージョンの「馬王Z」(無料)は、データラボ(月額約2000円)会員であれば自由に利用ができます。
ただし、ソフト作者のオリジナル指数を利用したい場合には月額5000円が追加で必要になります。
馬王を使って1億円かせいだ人の話がありますが、この手法は今では使えないと考えた方がいいでしょう。
すべてのレースを買ってトータルで利益をだすという馬券購入スタイルが成立するのは3連単のオッズバランスが偏った時だけだからです。
その状態をデータ分析ロジックで意図的に作りだすか、3連単が導入された初期のようによく買われるオッズとそうでないオッズがある状態でないと成立しないでしょう。
そして、なによりライバルがいないという状況下だったということも忘れてはいけないポイントになります。
全レース買う系はユープロなど後者の時代に起きていた事象なので、今のように3連単の控除率が下がり理解ある参加者が増え成熟した今ではリスクだけがハネ上がることになります。
カスタマイズの効果
どんなにカスタマイズしても過去の結果をトレースしないというユーザーの相談を受けたことがありますが理由としてはいくつかあります。
まず、主催しているJRAが意図的にコースを改修していること。これによりデータは同じ価値を持たなくなり整合性が取れなくなってしまう。
また、1年を通して馬場が均一ということもないため、特定の条件ごとにデータ整理しなければ結果がバラつきは抑えられません。
きちんとデータから不純物を取り除き整理してあげる作業が必要になるためデータベースを購入してポンと入れて分析しても正しい結果は得られないでしょう。
馬王の役割と回収率を上げるコツ
馬王は、既存のオッズゾーンの中で競争の低い場所を見つけるのに力を発揮しますが、馬王だけで新しい価値を創出することはありません。
競争の少ない所で勝負するのが競馬で勝つコツですが、今あるオッズゾーンを広げられるわけではないため快適とは言えない。
馬王の数字やファクターをいじるだけでは限界があります。それをもとに自分の強みをプラスしていく作業が必須であり、いじくり回すことに時間を使うのは賢明とは言えません。
今のように万遍なく買われる時代では、かつて3連単の発売初期に起こったようなオッズの歪みが起こらないためラクすればラクしたぶんの回収率に収まります。
オッズゾーンを広げ過当競争から抜け出すことに頭を使うことでのみ新しい価値を創出することができます。
馬王は投資ではなく予想補助として使おう
馬王のみで馬券購入までを完結させるのは非効率なのが現状だと思います。どれくらい可能性があるか1レースずつ自分で検証しつつ購入する補助として利用するのがベスト。
おそらく努力不要のラクして勝ちたい層が利用していると思うのですが、なかなか競馬ではその願いは叶えられないと思います。
データを売っているJRAが価値に支障をきたす変更を加えているわけですから完全自動は異常オッズにならない限りは無理と考えた方がいいでしょう。
そこに時間を使うのはムダです。貴重は自分の強みに時間に投資する方が後悔しません。自分自身の脳力を上げていき自動思考で購入できるようになれば一生の強みになります。
みんなラクして勝ちたいと思っている
人間は本能によりラクしようとします。逆に考えれば人より少し頑張るだけで勝ちやすくなるというわけです。これほど確実なアドバンテージはないでしょう。
馬王を賢く使い、最終的な判断は自分自身で行うだけで十分な効率を得られるようになるかもしれません。
いまや馬柱だけ見て勝てる時代でないことは、あなたなら実感しているでしょう。今後は資産と時間を正しく使える人が勝てる時代になります。
手を抜くのではなく、手を加える、ツールに頼りきるのではなく、自分の脳力を発揮するように意識を変えていけば新しい気づきがもたらされるはずです。
卍の投資競馬法は時代遅れなのか
彼の通用した時期は3連単が解禁され発売された当初だという点に注目する必要があります。あやふやな予想力によりオッズに偏りができていました。
こういう状況では予想力ではなく合成オッズでプラス収支にすることができたことを一部の人たちは知っていたのをご存じでしょうか。
その情報を利用したので当初は上手くいったのですが、オッズの歪みが是正されるにつれギリギリの攻防になっていき最後には限界を感じて離脱しています。
競馬を見限り株式に行ったようですが、そもそも投資の知識がないため大失敗することになりました。
よく考えられた競馬のシステムでは必ずバリューが発生するため何も考えずに馬券を買ってもリスクヘッジは利くのですが株式はそうはいきません。
自分でリスクヘッジを意識しなければ、プラスサムになりやすい市場でもあっさりと退場することになるのです。
回収率シミュレーション良くても失敗する理由
馬王Zを使ってプラス回収率シミュレーションを行っている人を多く見てきました。基本的に高的中率・高回収率はありえません。
「過去6年分のレースデータで的中率5%、回収率125%のシミュレーションに成功しました」
「過去6年のうち5年間プラスを達成して、投票条件に適合するレース数は約2200レースでした」
まさに歓喜の瞬間ですが、あなたならこの競馬予想システムのシミュレーションの結果を信じるでしょうか?
実際に買ってみた人によると、このシミュレーションは履行されず1年間で500万円もの損害をだしたそう。
毎週しっかり管理した上での大敗で大変ショックなようでした。一体なぜこのような結果になってしまったのか。
ただの確率的なハマりで損をだしたという説があったり、もともと崩壊する過程のシミュレートだったなど意見はさまざま。
こういった事例はネットでも複数確認していて、とくに競馬必勝法を発見した!と意気込んだブログが更新されなくなったりするのは日常茶飯事だったりします。
なぜ、こうなったのか全く分からない、こういった事例からソフトウェアに判断を委ねるリスクの大きさが見て取れるでしょう。
これだけシミュレーションの試行回数を重ねても確率が履行されないのは競馬にもランダム・ウォークな面があるのかもしれません。
かなりシンプルに言えば、誰でも分かるような法則性がないからシミュレーション通りにならないということ。
株式で有名な理論ですが、その反証として「インサイダー情報」と「バリュー投資」なら勝てるはずだという反証もあり意見が分かれるところ。
みんなの投資競馬では、どちらも取り込んでいることで強力なリスクヘッジとして機能させることに成功しました。
クラスリビルド投資競馬では、どちらもシステムとして取り込んでいるため、その中でのシミュレーションなら上手くいくでしょう。
こうした考察から自分自身の判断においてレースと買い目を絞り適切にリスクヘッジをかけていくのが安全だと言えます。
過去データの統計を過信しすぎない柔軟性の間の絶妙なバランスがあるからこそ個々の創造力やカスタマイズ性能が生きてくる。
すべて数字のやりとりで分かるようなものなら、最終的には研究され尽くされ資金力がモノをいう単純な世界になっていたでしょう。
そうでないからこそ人それぞれの競馬予想には価値があり、また色々な考え方や勝ち方があって当然だと思うわけです。