アイビスサマーダッシュまとめ

      2019/08/06

2017

2017年のアイビスサマーダッシュ予想で役立つポイントをまとめてみました。

穴馬が勝ちやすい

ここ3年は1番人気が勝っているが、7番人気以下から勝ち馬がでており人気馬が有利とは言えない。

基本的には、どの馬にもチャンスがある荒れやすいレースと見ておくべきだろう。

外枠が有利

以前から言われている通り7~8枠の成績が有利な傾向がデータでも確認できる。

競走馬は意外とフラフラ走っていることが多く、外ラチを走れる馬はまっすぐ走りやすいぶん時計も短縮しやすい。

7~8枠に入っただけでアドバンテージがあるだけにヒモなら無条件に入れておいても損はなさそうだ。

夏は牝馬は強い

夏は牝馬がよく走ると言われるが、このレースでもあてはまっており単回収率で見ると圧倒している。

馬券の頭に据えるなら牝馬の中から狙うのが正解に近いと言えるだろう。

重い斤量は割引

重量別定レースなのに57~58kgのデータは良くないことから斤量の影響は大きいと言える。

この点から見ても斤量が軽い牝馬が有利な傾向が裏付けられており納得がいく。斤量の恩恵が大きい3歳馬も注意したい。

ちなみに牝馬の斤量限界は55kgであり、それ以上になるとアドバンテージはなくなると考えたい。

若い馬が有利

最近は高齢馬の活躍が目立つが、アイビスSDで好走率が高いのは4歳、次いで3歳といった若い馬たちで、5歳から上は年齢を重ねるにつれて好走率はダウンしている。

サンデーサイレンス系は苦戦

いまだサンデーサイレンス系の勝ち星はなく、2015年のシンボリディスコ2着が最高着順となっている。

視野を広げて牝系で見ていくと2頭の優勝馬がいるが、やはり多いとは言えない頭数だろう。

SS系の影響が全くない馬から狙うのも面白い買い方を言えそうだ。

2015

直線だけのスピード競うレースではスピードに優れた馬を買えばいい。分かってはいるけど簡単にスピードのある馬が分かれば苦労しない。特に近年は、騎手と馬のコンタクトが重視され純粋なスピード馬を目にする機会は減ってきている。こういった事情から意外と奥が深い2015年のアイビスサマーダッシュの馬券を獲るために色々とデータ回りを考察していきたい。

外枠が有利

外枠が有利なのはラチに頼って真っ直ぐ走れるぶん効率の良い走りができるからだ。その外ラチ馬と上手く併せ馬ができれば内枠でも効率の良い走りはできるものの騎手の腕も問われることになる。そういった点から外枠に利があるのは明らかであり内枠馬は少し割り引いて考えるべきだろう。

若い馬が有利

純粋なスピード勝負ということで若い馬に有利なのは当然だろう。7?8歳の高齢になると好走率はグンと下がっていることから心身ともにスピードを維持していくことは容易ではなさそうだ。馬券の軸にするなら若い馬からピックアップする方が確実性が高い。

セイコーライコウ連覇の可能性

高齢馬が活躍しづらいレースだが7歳で楽勝した点から例外的な馬と見ることもできる。血色の良い馬体からは衰えを感じさせるものはなく急激な衰えは考えにくい。ただ、8歳ともなればレースに対する意欲が落ちても不思議ではなくメンタルな部分で萎えている可能性は否定できない。

休み明けとなった韋駄天Sは、どう見てもイマイチな内容であり評価できないものだった。気性的に難しい馬だけに乗り替わりの影響は大きかったのではないだろうか。色々と見ていくと近走は大敗しているわけではなく気ムラな点や昨年圧勝したベストの条件ということを考慮すれば軸にしなくても消すのは無謀だろう。

アイビスサマーダッシュ2015プレ予想

外枠が有利なことから枠順確定まではハッキリしないが低レベルなスプリント路線の現状を見ると荒れる可能性は十分にありそうだ。折り返しの自己条件も勝てないような馬が予想オッズで1番人気という点を考えても広い視野を持って好走馬を探っていきたい。

激走穴馬:サカジロロイヤル

底の見えない相手で評価の難しい一戦。持ち時計だけなら2位タイの54.4秒がありワンチャンスが見込める。7歳という年齢で嫌われているが未知数なメンバー構成だけに低レベルな決着もありうる。夏場にタフに走れる馬で他が脱落しての食い込みに期待したい。

栗東の坂路はかなり時計が速いようで時計と走りのインパクトが強烈!
調教だけで見ていくと関西馬が人気してしまうかも!?
さっそく2015年年のアイビスサマーダッシュ出走馬の最終追い切りをチェックしていこう。

アイビスサマーダッシュ2015追い切り評価

評価はS?Cでランク付けしています。

アンゲネーム

美浦 坂路 良 60.8 42.6 26.9 13.5
評価 
…単走の馬なりで追い切る。

アースソニック

栗東 坂路 良 53.0 38.3 24.9 12.5
評価 
…単走で終い強めの追い切り。

サカジロロイヤル

栗東 坂路 良 52.7 38.2 24.6 12.3
評価 
…単走ながら終い一杯で本番を想定した追い切り。

サフィロス

美浦 南W 良 82.0 65.4 50.9 37.9 12.8
評価 
…ゆったり気持ちよく走らせ最後はビッシリと本番を意識した追い切り。

シンボリディスコ

美浦 坂路 良 55.0 40.3 26.8 13.6
評価 
…首の高い走法でリズム感が悪く1000mはベストではない。

セイコーライコウ

美浦 坂路 良 56.1 40.9 27.2 13.6
評価 
…昨年と遜色ない動きで年齢による衰えは見えない。

フレイムヘイロー

美浦 坂路 良 54.1 39.5 26.1 13.1
評価 
…併走馬を突き放してからも集中力が高く素晴らしい動き。

ヘニーハウンド

栗東 坂路 良 54.0 39.2 26.0 13.3
評価 
…単走で馬なりの追い切り。

ベルカント

栗東 坂路 良 52.5 37.2 23.5 11.5
評価 
…単走で終いビシッと追って11.5と絶好の動き。

マコトナワラタナ

栗東 坂路 良 51.4 37.2 24.8 12.5
評価 
…単走の馬なりながらテンから走る気十分で1000mは不問。

リトルゲルダ

栗東 坂路 良 53.9 38.3 24.3 11.9
評価 
…追いかける併せ馬の調教で走る気をだす。調教通りなら本番で復調もある。

レンイングランド

栗東 坂路 良 55.3 38.2 24.0 11.6
評価 
…追いかける調教少しズブさはるが終いはしっかり。

2014

新潟競馬場の芝1000mで行われる重賞レースのアイビスサマーダッシュをチェックしていきます。

アイビスサマーダッシュ出走馬分析

出走予定馬も含まれています。

セイコーライコウ

クロフネ産駒らしい屈強な体感をもっている馬体的には完成の域に入っており前走からの上積みはないものの高いレベルで安定した外観を保っている。体躯が硬めなぶんレースでは少しワンペースな所があり小細工のいらない1000m戦は韋駄天S(OP)からの内容からも合っている。
仕上がり:★★★★☆ 

フォーエバーマーク

ファルブラヴ産駒らしいワンペースな馬だが叩かれつつ馬体が締まり、ようやく良い頃の雰囲気が戻ってきたように感じられる。アウトラインから見て一絞りあったほうが良いように見えるので当日は馬体重が減っている方が馬券的には信頼性は上がるのではと見ている。
仕上がり:★★★★☆ 

アンゲネーム

いかにも短距離しかこなせない胴の短さ。背中に緩さが残りやすい体形で良化の余地を残している馬体。タメてもスパッと脚は使えないため先行できる距離の方が合っている。1000m戦を中心にレースを使っているが先々は1200mの方が良い競馬ができそうだ。
仕上がり:★★★☆☆ 

クロフネ

かすみがかったような芦毛ということもあり外観はパッとしないがアウトラインは太め感なく仕上がっている。バランスの良いタイプであるが、これといった売りがなく何か物足りなさが残る印象がある。ワンペースな印象があるだけにアイビスサマーダッシュは合っていそうだ。
仕上がり:★★★☆☆ 

アースソニック

コツコツと走るクロフネ産駒でトモに緩さのある仕上がりもバランスの良い体形が目立つ馬。毎回そこそこの競馬になるが伸びきれないのは瞬発力に欠けるせいだろう。そういった点から自身が得意とするペースになるかが重要になる。
仕上がり:★★★☆☆ 

シャイニーホーク

着実に成長をとげるキングヘイロー産駒で馬格があり530kgと大柄なものの皮膚は薄く太め感のない仕上がりとなっている。気性的に我の強いタイプだけに精神的な影響が近走不振の理由だろう。能力は感じさせる馬だけに1000m戦できっかけを掴みたいところだ。
仕上がり:★★★★☆ 

2013

新潟11 アイビスサマーダッシュ

予想は諸事情により不定期更新となっています。
事前告知なく更新されない日がありますが予めご了承ください。
更新される時は、レース発走15分前までに公開されます。

◎10.アンシェルブルー

気難しいがセントウルSで見せ場があったように能力はある。
2走前もテン32.5秒でハナを切ったようにスピードも十分。
ゴチャつくと良くないだけに展開に注文はつくが内外と離れて競馬できれば。

○11.パドトロワ

59kgは未知も昨年の勝ちっぷりを考えると勢いに賭けたい。

▲4.フォーエバーマーク

単調なスピード馬だけに1000mは合うと見る。

ワイド:10?11(1000円)、4?10(1000円)
馬連:10?11(500円)、4?10(500円)

アイビスサマーダッシュ 出走馬診断

■評価尺度:良 S ⇔ D 悪

ハクサンムーン

父アドマイヤムーン 母チリエージェ(サクラバクシンオー)
前走で仕上がりきっており上積みはないが良い意味で平行線。
皮膚感は相変わらず冴えわたっている。

評価:A 順調

バドトロワ

父スウェプトオーヴァーボード 母グランパドドゥ(フジキセキ)
筋肉量が多いタイプなので太めに映りがちだがアウトラインは締まりがある。
前回の+12kgには驚いたが筋肉がしっかりしてきたせいかも知れない。

評価:A 順調

ビラゴーティアラ

父スターオブコジーン 母ブルーファイブ(シンコウキング)
小さいなりに体に幅が出てきて安定感がでてきたのは幸い。
血統的に息が長い活躍が見込めるだけに、ここで良い競馬ができれば先々も期待がもてる。

評価:A 本格化

フォーエバーマーク

父ファルブラヴ 母リトミックダンス(ダンスインザダーク)
牝馬ながら体の幅に恵まれた馬で使い減りしない。
良い意味でぬるさのあるタイプなのと、首が寝て胴がゆったりしたアンバランスな構造から1000mが良いとは思わない。

評価:A 好調

スギノエンデバー

父サクラバクシンオー 母シャイニングピアス(ブライアンズタイム)
心身ともに充実した印象でずっと好調をキープしている。
競馬ぶりに進展がないだけに1000mで目覚めるということがるのかも。

評価:A 好調

プリンセスメモリー

父スウェプトオーヴァーボード 母リトルブレッシング(バブルガムフェロー)
体が一回り大きくなり、しっかりとした筋肉がついて良くなっている。
この距離を使う意味がよく分からないが、400kg台キープなら問題ない。

評価:A 好調

2012

アイビスサマーダッシュ

◎16.パドトロワ

近走はノドの病気じゃないかというぐらいゴール手前で脚が上がる。
ノドではなく、まだ仕上がり途上と見るならば叩き2戦目の今回は妙味がある。
実力はG1級だけに純粋なスピード勝負の競馬なら久々の好走も十分ありえる。

○08.アフォード

タフなスピード持続力型だから1000mが向くのだろう。
トントン拍子できたが、まだ時計は詰められそうだ。
得意分野の突出した馬は買わざるを得ない。

▲15.ジュエルオブナイル

ハイペースでバテずに伸びる馬で1000m向きの持続力はある。
あとは流れに戸惑わずに流れに乗れるかだけ。

払い戻し

単勝:16番1,160円

アイビスサマーダッシュ分析

アフォード

薄い皮膚に良質な筋肉がついた、血統通りのスプリンターだね。
腰高だけど尻のケッパリが凄いし新潟1000mは正にピッタリ。
評価:A 毛づや良

エーシンダックマン

体は大きいけど筋肉が薄くて少し非力さのあるタイプ。
新潟に変わるのは大きくプラスだろうね。
評価:B 平坦良し

エーシンヴァーゴウ

体は衰えてないし、昨年から変わった印象はないよ。
気で走るタイプだし、牝馬の難しさもあるから走るまで見守るのが吉。
評価:C 精神面

オウケンサクラ

体形自体は伸びがあってスプリンターという印象は受けない。
毛づやはいいし体調は問題ないだろうけど流石に1000mは・・・
評価:C 順調

ナイアード

ずんぐり形のパワーホースだから時計勝負は向かないだろうね。
雨が降れば面白いけどパンパンの良だと厳しい。
評価:C パワー十分

パドトロワ

叩きつつ無駄肉が取れて体つきは良化が見込める。
実績馬だし今回は軽視禁物だろうね。
評価:B 良化十分

ビウイッチアス

背が長めでアクションが大きいから1000m戦は微妙だな。
体はキ甲が抜けきって本格化しているけどね。
評価:B 平行線

2011

アイビスサマーダッシュ

◎13.アポロフェニックス

最近は少し気が入りすぎな面がある。
前走でも折り合いを付けるのに苦労していた。
1200mの持ち時計は上位で対応できる下地はある。
今なら1000m戦の方が色気を感じられる。

○12.エーブダッチマン

追走に余裕がある割りに終いの脚はピリッとせず。
タメるより粘りこむ競馬が合うワンペース型。

▲03.エーシンヴァーゴウ

気性から1000m戦はベスト。あとは相手関係次第か。
浮き沈みが激しそうなタイプだが自分の走りができれば。

×4,6,14,16

払い戻し

ワイド:1,900円・2,670円
3連単:45,750円

函館11 マリーンS

◎04.シャイニングアワー

脚を使う競馬は味がないので小回りなら内枠必須。
一瞬の脚を使える流れなら通用の余地はある。
一年ぶりの競馬になるが鉄砲は問題ないタイプ。

○06.エーシンモアオバー

前走は力でねじ伏せた競馬で圧勝。
一人旅濃厚だけに楽逃げまである。

▲08.ランフォルセ

気ムラな面を残すが真面目に走れば。
ダートではトントン拍子で出世できそうな馬だ。

×2,5

アイビスサマーダッシュ分析

アポロドルチェ
筋骨隆々のタフな馬で外観からの衰えは全くなし。
結果が出ないのは精神面の影響が大。
馬体診断:★★★★☆

アポロフェニックス
無駄肉が取れてアウトラインが引き締まった。上積み十分。
馬体診断:★★★★☆

エーシンヴァーゴウ
ファルブラヴ産駒らしく骨格のしっかりしたパワー型の体形。
まだ緩さを残しているが硬さがなく状態は良好。
馬体診断:★★★★☆

シャウトライン
太めに見せがちだが今季は締まったアウトラインで皮膚感も上々。
馬体診断:★★★★☆

ジェイケイセラヴィ
まだトモが頼りないが姿勢は悪くなく上向きつつある。
馬体診断:★★★☆☆

ヘッドライナー
シャープなアウトラインとメリハリの利いた筋肉は見映え十分。
ただ、体を造り過ぎたか姿勢が硬いのが気になる。
馬体診断:★★★★☆

2010

2010年アイビスサマーダッシュを紐解く

私が最近重視しているのは競馬における不変の真理である。こういうと胡散臭いが変化の多い競馬において変わらないロジックを手にすることは競馬で勝つための土台を作るのと同じことである。競馬予想の手法は時代と共に変わっていくのが普通である。いや変わっていかなければウソだろう。

もし、競馬で変わらないものがあるのなら、それは思考法だと結論づけた。投資競馬における馬券の買い方やマインドと言ってもいい。人は信念に従って行動することを決める。つまり、間違った信念を持っているといつまで経っても競馬の真理に近づけず負けるための馬券を買い続けることになってしまう。

そうならないために競馬に臨んでいく態度や考え方は最初に正しく構築しなければならない。競馬予想が合っていれば問題ないというのは視野の狭い考え方であり、そこから競馬必勝法に繋がるヒントが得られることはない。あなたは過去のデータ傾向を知りどれだけの馬券を当ててきたのか振り返ってみて欲しい。およそ効果的な的中は少なくないだろうか。

◎13.シャウトライン

近走を見ると1200mでも掛かり気味に走っており距離短縮はプラスになる。
重馬場で行われたレースを除けば、どのレースでも見せ場は作っておりスピードは上位と判断できる。準オープンで行われた1000m戦で見せた圧勝のレース内容からも良馬場なら巻き返し十分と見る。本格化した後の鉄砲成績は悪くなく、競走馬として完成された今なら一発あって可笑しくない激走穴馬と言えるだろう。

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