誰でも利益をだして儲けられる投資手法や立ち回りの考え方を解説します
私は、人間である限りギャンブルから逃れる術はないのではないかと考えるようになりました。
競馬は上手く予想すれば投資になるというより、馬券で利益を作るために投資理論が必須であるという立場をとっています。
かつて相対性理論を発見したアインシュタインは「神はサイコロを振らない」と主張していたのをご存じでしょうか。
未来は物理法則によって決まっているというもの。競馬で言うなら「着順の入り方は1通りしかない」といった感じになります。
しかし、最近の研究で物理学者であるホーキング博士はこう述べてもいるのです。「神は完全にギャンブラーである」と。
私たちの立場を決めているのは運の要素であるとするなら、その恩恵を受け生かしてきた人が上に立っているに過ぎない。
確かに収入ラインを決定づける学力は、ある程度は「教育に使ったお金と比例する」という統計もあります。
つまり、資産家に生まれたら教育に十分な投資ができるわけですから成功確率を上げることは容易いと言えるでしょう。
そう世の中は不公平であり、私たちは好き嫌いに関わらずギャンブルに参加せざるを得ない立場と考えるのが妥当なのかもしれない。
この世界をどう生きていくことが正解なのか。このことを考えると答えは1つにないように思えました。
それは、人生というギャンブルを投資に変えるための理論を学ぶこと。私を含め、ほとんどの人は負けやすい状況に置かれています。
できるだけ負けやすい要素を排除し、少しでも上に行ける考え方を身につけるなどして努力を継続していくしかありません。
その努力は必ず実ると確信しています。なぜなら、これから世界は今までとは違うフェーズに突入しようとしているからです。
博徒の理論を大切にしてきた最強投資家バフェット
投資は確率で考えていくことが大切だと言われてきました。人は日常生活だと「感情」で判断していて、そのクセが投資で損を引き起こす原因になっています。
この確率を体系化したのがギャンブラーの数学者ジェロラモ・カルダーノでした。
この確率というのは、食うか食われるかの生存競争の中で発達してきた人間の脳とは相性が悪いことが分かっています。
たとえば、あなたが太古の昔に茂みの中を歩いていたとしましょう。その茂みが目の前で揺れた時あなたはどうしますか?
1)猛獣がいるかもしれないので逃げる
2)風で揺れているだけなので通り過ぎる
確率としては2)の方が圧倒的に高い。しかし、これまでの長い生存競争を生き伸びた我々の先祖は、致命的リスクを回避するために1)と考えたのです。
このメカニズムが馬券や投資でも無意識のうちに働いているからこそ「ほとんどの人は実力を発揮する前に損失をだしている」状態だと断言できます。
今の生存競争では負けても命を落とすことはありません。しかし、脳では生命の危機と誤認することで嫌いなはずのリスクを過剰に受け入れてしまう。
たとえば、今日の負けをすぐ取り戻したいと考える人は予定にないレースを買いがちではないでしょうか。
じゃあ、利益があったら脳は正しく働くのでは?しかし、利益がでると長く維持しようと保存する意識が強く働くことが分かってきます。
その後は利益がでても投資金が小さく十分なリターンを得られないことで「利小損大」の迷路をさまようことになります。
そのことを投資理論として組み込んでいたのが一流投資家バフェットでした。なぜか勝てる人に一極集中する性質もこれで説明がつきます。
今までは自滅する人が多かったからこそ、その裏をかくような投資プランを実行することで利益をあげていたのです。
確率で考えて手を伸ばした保険業で大当たりしたのがバフェットらしいと思いました。
確率は直感に反する。あたかも正しく見えることが実は間違っていたという「モンティホール問題」を上手く利用したのでしょう。
そういう感情的なミスリードを徹底排除したのがバフェット理論の軸であり、今もなお正しく行動するために質素な生活というルーティンを繰り返しているのです。
これから投資の常識が変わっていく
今まで大投資家が生まれてきましたが、今後はそうもいかないでしょう。なぜなら、投資をサポートするロボアドバイザーが誕生したからです。
これにより人間が陥りやすいバイアスの罠を回避することができるため「9割が負ける」状態は改善されていくはずです。
なぜ、コロナ禍で株価が上がったのでしょう?それは、ロボアドバイザーによる冷静な判断の賜物と言えるかもしれません。
ある業種は下がっても、ある業種は上がっていることに気づけることで、昔のような直感的な暴落は起こりにくくなったと言えるでしょう。
これは普通に考えればチャンスだと思いますが、あなたの考えはどうでしょうか。9割が負ける状態からの揺り戻しと考えるなら投資を学ぶ良い機会になります。
バフェットが投資で「時間」を使って稼ぐことが一番リスクが少ないことを説いていました。そして、決して資金と利益を使い込んではいけないことも。
アインシュタインが世紀の発見といった「複利の力」をバフェットも十分に活用したことを忘れてはならないでしょう。
これからの投資は、自分の才能やスキルを生かした高度なものに移行することになります。AIを使いこなし得意分野を確立した人から勝ち始めるのです。
それと同じことを競馬で起こすために競馬専用のロボアドバイザーを開発しました。まもなく競馬予想の常識が変わることになります。
しかし、それだけでなくアナログ面での地盤固めも行ってきました。今では馬主を勝たせてきたエージェントと独占契約して情報を届けています。
ひと昔前なら情報料だけで5万円はしましたが、価値ある情報を共有することでリーズナブルに届けられる基盤を整備してきました。
ほかにも、馬券で勝ってきた人とつながり、そこから良いアイデアを拾い上げてロボアドバイザーの機能を追加するなど行っています。
また、バフェットの基軸理論である「バリュー投資」を馬券で実現できており、リスクの少ない資産1万円からできる投資の初歩として体験できる取り組みを続けています。
脳をフル活用して行動の精度を上げる
私たちは脳を十分に活用できていないことを書いてきました。それどころか色々なバイアスが働くせいで正しい判断さえおぼつかない状況にある。
その状況を変えるための魔法のキーワードがあります。それは、「すべての責任は自分にある」と考えること。
「人は易きに流れる」とはよく言われることですが、つい自分に言い訳をして楽な選択をしてしまうのは脳の習性とも言えます。
そうすることで命の危機に対処するわけですが、現代では脳の活動を鈍らせるだけで結局のところ損でしかありません。
人生や投資で成功する確率を上げようと思うのなら、まず自分の状態を常に良い方向へと保つことが必要不可欠になります。
その基盤の上に正しい行動が築かれるのであれば、それだけで人より成功する確率は飛躍的に向上していくでしょう。
一流投資家がよく使う手法があります。それは、小さなミスを多くすること。すぐ退場となるような致命的な失敗さえしなければいいという考えです。
日本には「失敗は成功のもと」ということわざがあるように、小さなミスには新たな価値を生み出す要因が隠されていることが多い。
しかし、日本の会社になると失敗を許さないような風潮になってしまう。そのため、新たなイノベーションが起きにくいことが指摘されてきました。
いまや有名なタレントでさえユーチューバーになる時代ですが、それは結局アメリカの外資と個人事業者として契約するようなものです。
これって実はリスクが高い。国内でさえ下請けというのはキツい要求を飲まされやすいのに数字に厳しい外資ならなおさらでしょう。
競争社会における現状維持という選択は相対的に没落をもたらすことであり、それは日本経済の「失われた20年」からもハッキリしていることです。
どんどん小さなミスをして、そのフィードバックから改善をしていき、そこから大きな利益へと繋げていく。
これは会社経営にしろ投資にしろ馬券にしろ同じことが言えると思います。いちいち感情的にならず、さっさと次へ行けばいい。
それでも人は直近の損失に目を奪われ感情的になります。脳は9割もの負けを生み出してきた本能であり、とても強力なバイアス発生機でもある。
こうしたバイアスを抑えるコツは、「嫌なことも、めげることも、つまらないことも、それをイベントにして自分で面白がって楽しむ」こと。
投資の利益を重視すると苦痛しか残りません。なぜなら、利益より損を生み出しているシーンの方が圧倒的に多いからです。
だからこそ、証券会社の調査では、「死んだ人」と「株の存在を忘れていた人」が最も高いパフォーマンスを生み出すことになったのです。
バフェットも利益を目的にしているというより手法や自分の行動の正しさを確かめている感じがしないでしょうか。
実際に利益をあげている人は、リターンがお金でなくなっても投資を続けるという人が圧倒的だと言います。
頭の中が利益のことで一杯の人は、「勝ち組の手法」をトレースし続けることさえ困難であるという事例があります。
アメリカのタートル流投資では、「実際に稼げる手法を教えたのにも関わらず全員が利益をあげたわけではなかった」という結果がでたのです。
自分の感情に沿わない投資になると実行さえ容易ではなくなるという好例と言えるでしょう。
投資における成功のカギは内にあると考えるべきです。ほとんどの人は外ばかり見るものですが、自分が原因であるなら結果がでることはありません。
まずは、気楽にゲーム感覚で始めてみる。そして、ゲームのように攻略法を考えて色々と小さな失敗を積み重ねていく。
プロゲーマーは、遊びながらも論理でゲームと向き合い最適解を見つけられるからこそ人よりも精度の高い成果を生み出すことができる。
投資や競馬だけでなく他の分野にも目を向けておくと、あとで思いがけず投資手法につながったりすることもあります。
これからの時代、最適なツールを選ぶことで最小限の努力で最速の結果を生み出すことも可能になるはずです。
逆に努力せず片手間で成功したいと考える人は延々と間違い続け、これから来るチャンスもフイにしたり見逃すことになります。
投資理論を知ると知らないとでは人生そのものが変わるほど違いがでてくることを論理的に説明してきました。
日本人は、世界トップクラスの不安遺伝子を持っているため利益に対しての行動や判断がが甘くなりがちです。
投資は怪しい、損をするなんていう時代に沿わない風潮がいまだに根強いのも遺伝子のせいかもしれませんね。
あなたの人生が不調で何かしらの変化を望んでいるのなら、とりあえず何でもいいので行動を起こしてみることをオススメします。
脳は、行動したあとにヤル気がでてくる習性があるので、何もせずにいると取り戻すことのできない貴重な時間をムダに消費していくことになりかねません。