高い的中率は目指してはいけなかった!?JRAが仕掛ける落とし穴のワナを解説します
競馬で勝つカンタンな方法は、自分を凡人だとまず認めることです。そして、競馬にある確率はすべて自分の身に降りかかるものだと悟ることです。
これができる人、実はそう多くいません。誰でも自分が特別だと思っているからです。人生の主人公は自分なのだから当然でしょう。
しかし、凡人がやりそうなことにワナは仕掛けられています。知らずのうちにワナにハマっていたとしても、いま気づくことで逆にこの状況をプラスに利用することができます。
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的中率は調整されている
データを重視する人にとっては常識かもしれませんが、毎年人気馬の好走率はそう変わらないことが統計的に示されています。
これは、JRAが調整していることを暗示するものであり、実際に馬場改修は整備という名のもと定期的に行われてきました。
私は独自の解析により馬場変動をコード化してきましたが、おそらくこうしたコードによる管理されていると考えています。
もちろん知っているのは上層部だけで末端の作業人には知らされることはないでしょう。
そう考えざるを得ないほど最近の競馬において顕著な調整を感じるようになったからです。もし、馬場が欧州のように重くなったら今あるデータの全てが価値を失うでしょう。
そこまで極端なことにはならないものの、0.1秒差を競う世界ですから小さな変更も影響は大きなものになります。
実際には自然に近い現象でも馬場の変動は起こってますから、的中率を重視で戦略が上手くいかないのは当然と言えるでしょう。
的中率を重視するほど回収率は上向かない
的中率を上げてみて分かったことは、長期的にはリターンが小さくなることで控除率ぶんだけ確実にマイナスになることです。
基本的に誰が予想しても1番人気であれば60~70%は馬券になるため、運の要素が少なく、また買われ過ぎているため当たってもリターン不足になりやすい。
つまり、当たって負ける状態になるのですが、見かけ上はよく当たるので戦略的に修正する必要がないと判断する人がゴマンといるのです。
統計的に穴馬買いで回収率は上向かないものの、幸運な的中には恵まれるため、人によっては勝てることもあるでしょう。
獲れる好配当を見逃すリスク
あまりにいきすぎた的中率の追求によって、好配当の馬券を見逃すリスクも考えておく必要があります。
短期的には好配当を狙うことは的中率を下げる傾向があるかもしれませんが、適切なタイミングで好配当を狙うことで、収益を向上させるられるのは確かなことです。
長く馬券を買っていれば自信のあるオッズ10倍の馬券に巡りあった経験があるでしょう。そういうオッズに巡り合うまで我慢できれば馬券を勝ちやすくなります。
しかし、馬券を買う人のほとんどは短期的な報酬に目がくらんでいるため、長期的な戦略効果を分かっていながら却下するのです。こうなると事態は深刻化せざるを得ません。
これは言語化すると「短期報酬のためなら損はいとわない」と言ってるのと同じだからです。
的中率を落として回収率を上げるが正解
高い的中率を目指すことは魅力的に思えますが、その追求にはリスクが潜んでいることに注意が必要です。
短期的な結果だけにとらわれるのではなく、情報収集や適切な分析にも重点を置きながら、的確な馬券を選ぶことが重要です。
的中率を上げることはJRAの仕掛けたワナに入り込むようなもの。的中率の下落に気をもむことなく価値あるリスクを拾うことを意識してみてください。
的中率の追求だけでなく、長期的な収益を考えた賢い予想の立て方を心掛けることで、競馬予想でより成功を収めることができるでしょう。