前澤友作も大損したコツコツ利益積み上げ型の短期投資が失敗する理由を解説します
日本人が投資を始めると目指すのは「コツコツと利益を積み上げる投資」がほとんどです。
しかし、これは大抵成功することがありません。その理由は「短期のパフォーマンスは安定しない」ことが挙げられます。
会社の商品開発にしろ、競馬の競走馬にしろコツコツ安定して能力を発揮するものなのか?もちろん、答えは「ノー」です。
安定したパフォーマンスを発揮している優れた会社や競走馬がどれだけいるかと言えば驚くほど少ないでしょう。
4か月ごとにヒット商品を生み出せても一体どのくらい続くものなのか。少し考えてみると浮き沈みすることが当たり前と分かるはずです。
株式の場合は売りもできますが、どれくらいパフォーマンスを下げるかという予測はイメージより簡単にはいかないもの。
それよりも長期的には良い結果を残してくれるだろうという投資が結局は一番シンプルで分かりやすく利益になるものなのです。
最終的には本質的な価値へと帰結するわけですから、途中のパフォーマンスに左右されずに投資できるかも成功を左右します。
しかし、多くの人は「論理」よりも「感情」で投資してしまうため思ったようなパフォーマンスを発揮することができません。
そうしている内に負のバイアスが強化されていき負けが込んでしまうループにハマってしまうわけです。
こうしたループに陥らないための防衛策として「長期投資戦略」は有効であることを覚えておくといいでしょう。
あなたがベストな選択をしているかを判断するのが難しいなら、人にしろロボにしろアドバイザーを迎えることを考えて下さい。
客観的な視点から選択しを提示してもらえる効果はあなたが考えている以上に大きなプラス効果を生み出します。
損失に注目する限り利益は生まれない
一見矛盾しているように見えるこの事実は優れた投資家ほど体験を通して理解するようになりました。
損をださないのが最高の投資でしょ!普通の人はこう考えます。しかし、優れた投資家ほど許容できる損を最初に決めています。
この損をだしても投資する価値がある。それが彼らのシグナルであり、これを持つようになると返って不要な損をしなくなるのです。
普通なら早く損失を取り戻したいと思うでしょう。その感情を満足させるために取らなくていいリスクを取る人がほとんどです。
そう考えて行動することは理解できます。なにぜ失ってはいけない先に必要な資金なのですから。
だからこそ収入が途絶えた老後に投資を始めるなとバフェットは熱弁します。「失えない」という感情が正しい判断を行うことはないからです。
多くの人は損失を気にしていて、それが許せないからこそ「コツコツ型の短期投資」を選ぶのかもしれません。
短期投資で利益がでないなら長期投資でも利益はでない。この考えは明らかな間違いですが感情的には納得がいくことも挙げられます。
短期で結果を残してくれる天才肌を探すよりも堅実に1年で成長路線を歩んでくれる対象を見つける方が結局は利益になりやすい。
毎週毎月のように利益を出すことを考えればバイアスのせいで失敗してしまう。そこで撤退するのもアリですが人生の可能性を切り開くことはできません。
あなたが人生のために投資してこなかったなんてことはないでしょう?自分の可能性を広げるために何かしら投資してきたはずです。
投資はすぐに結果がでるとは限りません。ほとんどの場合では理想的なスタートではないことが分かっています。
その中でどういうプロセスを踏めば結果を残せるのか色々と試すことに意義があります。
寝る前に情報を確認していた人が起きてから情報を確認するようにしただけで利益を伸ばすようなケースは珍しいことではありません。
だからこそ、何を利用するかだけでなく、どう自分の行動プロセスに組み込んでいくか考えることは重要と言えるでしょう。
投資法でもすぐに判断をだしたがる人がほとんどですが、自分に合う合わないかを正確に判断するには徹底的に使い込むことが必要です。
これ単体では使えなくてもロボアドと組み合わせたら結果がでたなんてことは幾らでもあるのですから。
投資で成功するためには負をもたらすバイアスの影響を小さくすること。それができる適切な組み合わせのシステムやツールを意識しましょう。
投資は1か月やったくらいで判断できるものではありません。普段の生活で行っている判断は投資ではマイナスに働くことがほとんです。
まずは自分自身を勝ちやすい体質へと改革するために色々と試行錯誤していきましょう。