有馬記念まとめ

      2019/12/05

年末を締めくくるグランプリレースである過去の有馬記念まとめてみました。

2017年

今年の有馬記念は少し寂しいメンバー。実績上位キタサンブラックが人気になるのは当然でしょう。

やはりキタサンブラックと言えば宝塚記念の凡走。近くにいる調教師でも状態が把握できない現実がかいま見えました。

その時と同様に馬体の調整は上手くいっているため、あとはメンタル面の管理次第と言えそうです。

強い時は強いサトノクラウンはジャパンカップで大凡走。馬体は調子落ちは見られないことから、この馬もメンタルメンタル面の影響次第。

実力を出し切る前提で予想するものですが、それを裏切られるようなレースも最近は多くなってきたように感じます。

デキだけなら文句なしなのが日本ダービー2着馬スワーヴリチャード。

レイデオロがジャパンカップで小差の2着になったことで、この馬の株も引き上げられ予想オッズは2番人気。

久々の右回りがプラスとは言えないだけに未知数な部分があるものの成長を証明するには良い舞台になります。

どの馬も不安要素がある微妙な浮き沈みを判断しなければならない。そんなG1レースが今年は多い印象でした。

どれが強いかに賭けるのか、それとも人気馬が崩れた時に後悔しないオッズを求めるのか。

そこは人それぞれの馬券戦術であり予想力だけでなく立ち回り方の重要性も増してきている気がします。

これまで9年連続プラスを証明してきたのに、まだ底を見せたと思えない競馬はどうれだけ奥が深いのだろうか。

8年連続で勝つ確率は100万分の1、競馬人口を600万人と推定すると2ケタもいない達成者もラクには勝っていないでしょう。

9年開発の末にたどりついたゴールドマイニング法はまだまだ導入をスタートしたばかり。

もっと分かりやすい劇的な結果を皆様にお見せするべく年末も2017年のまだ掘り起こせていない金脈馬を完璧に仕上げたいと思います。

2016年

予想オッズ検証

ジャパンカップを制したキタサンブラックと菊花賞馬サトノダイヤモンドの2強オッズを示している。

どちらも好内容での有馬記念に参戦となるだけに予想オッズは妥当だろう。今のところわずかな差でサトノダイヤモンドが1番人気になっているが古馬との力差はハッキリしていない。

2016年の3歳馬はハイレベルと言われたものの、凱旋門賞ではマカヒキがジャパンカップではディーマジェスティが惨敗と古馬に返り討ちされている。

一方で2015年の有馬記念3着のキタサンブラックは、今年G1レースを2勝と順調にキャリアを積み重ねながら成長を示してきた。今年は逃げ馬がいることから番手で競馬もしやすくなる。

この2頭に脇を固める昨年の有馬記念1着馬ゴールドアクター、2着馬サウンズオブアースが今年も出走してくる。

過去のデータ傾向から有馬記念はリピーターが活躍する傾向があるだけに波乱は考えにくいメンバー構成と言えそうだ。

ベースラップ検証

2016年は昨年とメンバーが大きく変わらないことから緩みの少ないフラットなペースを刻んでいくと予測している。

この点は昨年の好走組にとって有利に働きそうで今年も軽視はできない。

近5年のラップで注目したいポイントはラスト3ハロンで、2014年の馬場改修から最後の600mからグンと加速するラップに変わっている。

それまでは平坦に近いラップであることから脚力を必要とする力のいる馬場だったことが分かる。

今年も良馬場なら似たような曲線を描く可能性が高く4コーナーでは6番手あたりまでいないと勝利は見えてこない。

極端にペースが緩んだ2011年は、まるで最後の坂がないような加速戦となったが、これをあっさりと差し切った三冠馬オルフェーヴルの強さが見てとれる。

有馬記念2017予想ポイント

基本的なデータ検証のみでも気馬が傾向にあてはまることが多く大きな波乱はなさそうだ。かなり堅めの配当もありえるだけに収益を高めるのなら好走馬の絞り込みは必須と言っていい。

2強オッズは信頼できるかと言えば馬券になる可能性は高いと言える。昨年の好走馬であるゴールドアクターとサウンズオブアースも馬券圏内に入ってきておかしくない。

後ろからの差し馬は狙いづらくヒモレベルに抑えておくのが賢明だろう。

まずはキタサンブラックとサトノダイヤモンド2強を中心に考えていき、あとはどこにハマる馬がいるのかを独自の精度検証技術からフラットな買い目を決めていきたい。

ディーマジェスティ

…今年のクラシック皐月賞を制し二冠をかけて挑んだ菊花賞では4着。このあとはジャパンカップに出走を予定していますが皐月賞と同じ中山競馬場ということもあり有馬記念への出走意欲は高いのではないでしょうか。ジャパンカップで古馬相手に勝ってからの参戦が最高に盛り上がることもありジャパンカップでの走りに期待しましょう。

サトノダイヤモンド

…皐月賞3着、日本ダービー2着のあと菊花賞で待望のクラシック制覇となりました。その後のローテーションははっきりせず国内なら有馬記念になるかも知れないとのこと。ディーマジェスティに負けた皐月賞では休み明けの3着ですから中山競馬場が苦手なわけではありません。最近暮れの中山でディープインパクト産駒が活躍することを考えるとディーマジェスティの再戦が見られると有馬記念らしくなりなので楽しみです。

レインボーライン

…3歳馬ながらタフなローテーションをこなしています。菊花賞2着後はジャパンカップを予定しており内容次第では自重する可能性もありそうですね。ただ、ステイゴールド産駒と中山競馬場の相性が良いことを考えるとよほどの内容でない限りは現時点では出走する意思は高いと思います。ここまで使い込んで強くなってくるとは昔の欧州血統を彷彿とさせる成長力だね。

キタサンブラック

…天皇賞秋を見送ってのジャパンカップというローテーションから有馬記念には出走してくるはず。昨年から有馬記念と宝塚記念の2大グランプリレースでは3着が続いていますが、今の勢いであれば待望のグランプリ制覇する可能性も十分あります。そのあとには恒例になった北島三郎の「祭」で今年を締めくくるというのも悪くないのかも知れません。馬券がハズレタ人にはきついか…

トーホウジャッカル

…ジャパンカップを除外されたため有馬記念に出走する可能性は高い1頭。その体質の弱さから順調に使えずきているため人気にはならないでしょう。父スペシャルウィークが果たせなかった有馬記念の制覇に向けて頑張って欲しい。まずは金鯱賞でという感じになりそうですがファンに思い出してもらう意味でも手は抜けない!

リアルスティール

…ジャパンカップに出走するため状態が良ければ有馬記念に出走することになると思います。上半期には待望のG1レース勝利をドバイの地で達成しましたが、今度はぜひJRAでその雄姿を見せてくれることを期待したいですね。天皇賞秋では7番人気ながら2着に好走していますし能力は古馬でも上位に位置するはず。ジャパンカップを優勝したら無理しない可能性もあるので動向に注目したいところ。

アドマイヤデウス

…天皇賞秋のあとは有馬記念1本を予定しており出走の可能性が高い馬です。G1レースになると足りないレースが続いていますが波乱が起きることもある有馬記念なら奇跡の一発なんてこともあるかも知れないですね。数少ないアドマイヤドン産駒ということで父とは違い芝に挑戦し続ける姿を応援したい!

アルバート

…こちらもアドマイヤドン産駒の重賞ウイナーでステイヤーズステークスを勝っています。アルゼンチン共和国杯2着からジャパンカップを予定していますが、昨年は有馬記念に出走していますのでこちらも参戦の可能性は高そうです。芝で限界が見えつつあるので来年は馬格を生かしてダートに挑戦なんてこともありそう。

サトノノブレス

…天皇賞秋を走ったあとは金鯱賞を予定していますが、過去にこのレースから有馬記念に参戦していますので出走する意思は強いと思います。同厩のG1ホースラブリーデイが香港に遠征するようなら使い分けで出走する可能性は高くなります。G1レースでは届かずの競馬が続きますがタフに走ってキャリアを生かせればというところでしょうか。

サトノクラウン

…昨年と同じく天皇賞秋で惨敗という結果になりましたが次走はジャパンカップを予定しています。あまり無理をしない堀厩舎なので有馬記念への出走は微妙ですが可能性があるので候補として挙げておきます。ドゥラメンテが引退したあとの活躍を期待していましたが今のところ残念な結果が続いています。

マリアライト

…エリザベス女王杯は凡走していますが昨年と同じローテーションになるため出走の可能性は高いはず。昨年は不利な外枠から4着に好走していますから今年にかける意気込みは他の馬よりも強いのではないでしょうか。上半期のグランプリである宝塚記念を制しており今年のグランプリ完全制覇を期待したい1頭です。

2015年

今年のメンバーは、見方によっては層が厚いとも言えるだけに後期G1レースの傾向を見てもある中波乱程度で落ち着くのではないかと見ている。予想オッズの時点で割れている点から広範囲に渡り買われることは間違いなく超大穴が入らないと配当はハネそうもない。

ゴールドアクター

初重賞制覇を果たし勢いにのるゴールドアクター。この馬の評価は人によって分かれることになりそうだ。素質馬が本格化してきたと思えば買い、相手に恵まれただけと見れば軽視という判断になる。馬体を見ていくと筋肉がつく3歳の頃に比べて大人の体になったのが間違いない。地味な牝系ほど走る印象のあるスクリーンヒーロー産駒でありモーリスは香港マイルを勝つまでに成長した実績もある。ダークホースと言えるオッズは付かないが期待してみたくなるのはデータを見ていけば当然の結果だろう。それが正しいかは別問題だが、色々なデータが揃った今年の有馬記念だからこそオッズがつかないとは言える。

初重賞制覇となった前走のアルゼンチン共和国杯は万全の仕上がりで臨んだ一戦。それだけに、前走後の状態の見極めは慎重に行われたようだ。この中間の初時計は、18日に美浦南Wコースで追われた3ハロン42秒台の軽いものだったが、22日の日曜日には、同コースで5ハロン69秒台のタイムを馬なりでマークしている。出走してくる以上、状態は万全と見るべきだろう。馬群を割った前走のような走りを再現できれば、新グランプリ誕生の可能性も十分にありそうだ。

アドマイヤデウス【22.0】

上げ下げの激しい馬も有馬記念と同じ舞台の日経賞ではG1好走馬を相手に完勝している。アドマイヤラピスからの牝系は長距離を得意としており日本でG1馬を送り出している名牝系と血統的な裏づけもある。思わぬ好走も考えられるだけにヒモに加えておくべきだろう。

アルバート【25.0】

距離を伸ばしてから着差を広げて3連勝と底を見せていない。そう頭数がいないアドマイドン産駒がアドマイヤデウスとアルバート2頭の重賞馬を誕生させてきたのは奇跡なのかそれとも・・・やはりヒモには加えておくべき一頭と言える。

サウンズオブアース【11.0】

今年は勝ち星はないが大きく負けていないことから切るに切れない馬。今年未勝利を考えるとバッサリいきたくなるが安全策を取るなら加えておいた方が安心できる。

ラストインパクト【23.0】

中山競馬場の実績は薄めも昨年の有馬記念では0.2秒差の7着と悪くはない走りを見せている。ジャパンカップではムーア効果が大きかった点を考慮しなければならないがソコソコ走ってくるだけに抑えには回したい。

ジャパンカップは直線は一瞬の判断でインに進路を取りロスのない競馬で時計差なしの2着。G1で初めて馬券圏内に入り調子づいてきた印象を受けた。昨年の有馬記念でも進路を探しながら0.2秒差と経験している舞台なのは強みになる。昨年以上に混戦の今年は、上手く内枠を生かした立ち回りで上位の可能性は決して低くない。

最近は、少数ながらアドマイヤドン産駒が活躍しており同じ父であるティンバーカントリーの覚醒具合も気になるところ。代表産駒の一角トウショウナイトも同じ舞台の日経賞を好走していたのが思い出される。さらに三冠馬ナリタブライアンや古豪ビワハヤヒデを生んだ名牝パシフィカスがいる良血だけに大舞台に強いのも魅力。

ヒットザターゲット

念願の内枠を手にいれたぞ!それぐらい成績が極端に変わる馬なので抽選会で2番が当たったとき小牧の顔もホクホクしてたな。G1では何回か内枠を引いているが馬券圏内の絡みはなし。ただ、トップ下に抜けた馬がいない点から見れば上手く内をさばく条件で狙いは立つか。現状維持の7歳で有馬記念に初出走になるが穴人気してきそうな一頭だろう。

最近のキングカメハメハ産駒も活躍が目立ってきており血統面の勢いも見逃せない。ブルードメアには有馬記念2着タマモクロスと晩生の血も騒ぐところで母ラティール譲りの末脚を受け継いだヒットザターゲットの渾身の一発が炸裂する可能性は否定できない。

ラブリーデイ

絶好枠と言える4番を引き当てたラブリーデイの人気は急上昇している。今期4戦目と調子下降が心配されるところだが皮膚には好調マークの銭型が浮かび上がり調子下降の陰りは見られない。本当にタフな馬で年度代表馬にふさわしい馬だしJRAを支えてきた貢献馬。そういった思惑が働いたかは分からないが有馬記念での好走チャンスが大きくなったのは確かだ。過去の有馬記念では惨敗しており芝2500mも負け続けているが、あらゆる面で別モノと言えるだけにあまり気にしなくてもいいのではないだろうか。

血統面から見れば牝系はステイヤー色が強く同配合の全兄はダート馬になっている。これだけのスピードを持っていること自体が異端な血統なので距離をこなせるようになったのは、ある意味では自然な成り行きと言えそうだ。

2015年を象徴するかのように上位人気の予想オッズは割れてるねえ。これからどう動くか枠順確定でまた変わっていくのは間違いなくレース直前まで入れ替わりは激しそう。

この有馬記念で引退するゴールドシップの仕上げは手抜かりなく直前もがっつり仕上げてくるだろう。それがどうでるか読めないこともあって馬券の中心にはしづらい印象。どこに入るかにもよるが中枠が一番やりやすいだろうから極端な枠なら割り引きたいところ。

予想オッズの1番人気はリアファルだが好調キャロット会員の後押しの影響か。このレースの傾向から斤量の軽い3歳馬は有利なもんで脚質的にも先行有利の中山コースは好走イメージを描きやすい。今のゴチャつく競馬だとスムーズな競馬を期待できるのも魅力だね。そこに2005年の有馬記念でハーツクライでディープインパクトに土をつけたルメールが騎乗するなら人気しても可笑しくはない。

もう1頭の3歳牡馬に菊花賞馬キタサンブラックも出走してくる。この馬も地味ながらレース運びが上手いから中山競馬場コースは実績通り向いている。特に欠点がない万能なタイプで自分の能力は発揮してくるタイプ。立ち回りの良さを生かせる内枠を引ければここでも熱い競馬が期待できそうではある。

牡馬相手にジャパンカップを勝ったショウナンパンドラは、急に寒くなってきたことで冬毛が目立ってきている。今期4戦目ということで状態維持ポイントになりそうだが調教だけ見れば問題なさそうで気にしなくていいのかも知れない。昨年と同様に馬場状態は良好だけに以前のように牝馬というだけで割り引く必要はない。

例年よりも暖かい時期が続いてきたが最近は寒さが増して体調も変化してくるだろうからデキには注目したい。とにかく振れ幅の大きいレースなだけに上位から下位まで気の抜けないメンバー構成だなと思う。大逃げするような馬がでない限りスロー濃厚でそうなれば着差はつかない。あまりに一団の競馬になりすぎると不利が頻発しても可笑しくないトリッキーコースだけに、やはり有馬記念は一筋縄ではいきそうもない。

3歳馬が人気している

2013年を除くと1頭は3歳馬が絡んでいることから注目が集まっている。いずれも6・7枠と決して恵まれたものではないが、有馬記念の予想オッズでは上位5番人気3頭が入っており人気の高さが伝わってくる。全てが馬券になる可能性は低いがスローペースが見込めるだけに接戦になれば斤量の軽さが生きてくる。そういった点からも3歳馬は人気でも軽視しづらいと言えるだろう。


ゴールドシップの人気は根強い

競馬ファンは割りとシビアな方が多いがゴールドシップのような予測しづらい馬は意外と嫌いではなさそう。どこか憎めないそんな魅力があるのだろう。今までの有馬記念を振り返ると大出遅れ(1着)、出遅れ(3着)、好スタート(3着)と気まぐれとしか言えない結果を残してきている。ここを最後に引退するゴールドシップがどんなパフォーマンスを見せるのか、スタートからゴールまで目が離せないだけに有馬記念での買い方も極端に分かれてきそうだ。

共通の軸馬が不在

どれも激しく変動中だが単勝オッズでの人馬は、ラブリーデイ・キタサンブラック・リアファル・ゴールドシップの4頭に人気が集中している。意外にも内枠で人気しているのはラブリーデイのみ。それだけ内に穴目の馬が入ったということだろう。その穴馬もオッズが割れており手広く買う人は多くでてきそうだ。

当てるだけならそれでも良いが払い戻しを増やしたいのなら的確に消せる馬を選んでいきたい。こういったチャンスのある馬が多いレースは馬券の買い方が問われてくる。

世界の武豊がいない

エージェント制の弊害なのか、それとも騎乗依頼がなかったのか、稀代のスーパージョッキー武豊(Yutaka Take)がいない。その代わり外国人騎手が毎年4人は騎乗するようになり押し寄せる時代変化の波が日本競馬を変えつつあるようだ。古くから馴染みのある顔がいないというのは気の抜けた炭酸を飲まされた時のようなガッカリ感がある。

おまけに関東の顔役であるヨシトミも不在というのは何かのミスではないのか。今後はこのようなことはないようにエージェントは気を配ってもらいたいところだ。東西を代表する2人の顔がいない有馬記念は寂しく感じられるがレース終了後には笑っていられるように死力を尽くしたい。穴馬のワンショットで全てを覆せる、これぞ馬券の醍醐味だろう。

2016年の有馬記念に向けた馬場状態は昨年同様に良い状態が保たれている。内はやや荒れてきたように見えるが止まる感じはなく馬場技術の発達には舌を巻くばかり。週末の天気は晴れ予報だけに牝馬でも瞬発力を発揮できるコンディションで開催できそうだ。今年の牝馬は、ジャパンカップを勝ったショウナンパンドラを始めエリザベス女王杯馬マリアライトや無冠ながら高い評価を受けてきたルージュバックなど面白いメンバーが揃っている。昨年のジェンティルドンナのように展開次第ではチャンスがありそうで過去の傾向データは過度に重視すべきではないのかも。たまに大波乱となる有馬記念2015予想はドリームジャンボな宝くじ馬券を買ってみても面白そうだ。

ショウナンパンドラ【3.0倍】

ジャパンカップで牡馬と外国馬を相手に勝ちに行く競馬で勝利をもぎとった。いつもより前で競馬した池添騎手の好判断とそれに応えたパンドラの状態の良さが呼び込んだ勝利と思えた。オールカマーから良いデキで出走できているように充実ぶりは本物と言える。でてくる以上はデキに問題ないと見るべきだろうが追い切りやパドックで状態判断はしておきたい。

ゴールドシップ【4.5】

グランプリ好きなのか大出遅れで3連覇できなかった宝塚記念には劣る感はあるが有馬記念も3年連続で好走している得意のレース。リピーター傾向の強いレースだけに引退レースであっさり勝つという可能性も十分に考えられる。その反対もありえるのが良くも悪くもゴールドシップの魅力だが、どちらにしてもただじゃ終わらない予感をヒシヒシと感じさせてくれる馬なのは間違いない。

ラブリーデイ【5.5】

インの好意で上手く立ち回ったジャパンカップは川田騎手の好騎乗が光ったが小差の3着に敗れた。さらに距離が伸びる有馬記念だがマイラーでも折り合えれば好走できる舞台だけに中山コースなら神経質になる必要はない。できれば今度も内めの枠を引いて上手く立ち回りたいところで外枠なら少し割り引いて考えたいところ。良くも悪くも枠次第で重要性が変わってくる馬と言えるだろう。

リアファル【6.0】

芝3連勝でG1レース初制覇を目論んだ菊花賞では上手く番手で折り合いをつけレースを進めるも掛かる馬が押し寄せたことで途中でペースアップする誤算があり小差3着に敗れた。逃げなくても競馬ができることを証明しただけに有馬記念に繋がる負け方と前向きにとらえたい。近年は3歳馬が好走するイメージが強くなっている舞台に替り有利とされる逃げ先行を得意とするだけに古馬を打ち負かすシーンがあっても驚けない。好調のキャロットクラブの勢いを借りて初G1レース制覇となるか注目が集まる。

2014年

2014年に行われる有馬記念予想のデータ傾向としては、優勝馬は3?5歳馬で占められていることから世代交代のレースという事ができる。中でも4歳馬が優位な結果がでていることは注目できるだろう。
内?中枠が優勢なのは、小回りである中山競馬場の特性がよく表れており、特に差し馬の外枠は割引いて考えた方がいいだろう。

エピファネイア

今年は海外遠征を含め重賞未勝利だったが、外国人のスミヨン騎手に乗り替わったジャパンカップでは4馬身の圧勝劇で復活を遂げた。パドックからテンションが高く前半から掛かり気味に先行したが、例年よりタフな馬場になったにも関わらずバテることなく完勝したポテンシャルは凄まじいの一言に尽きる。

有馬記念でもスミヨンを確保できたのは良いが枠は内であることに越したことはない。外枠ならぶっ飛んで大逃げになる可能性がある。それでもバテずに勝てるだけのパフォーマンスはあるかも知れないが、競馬において折り合いを欠きながら勝つのは異次元なパフォーマンスであることを認識しておくべきだろう。強い馬だが単勝で安心して見ていられるタイプでない。
仕上がり:★★★★☆ 

ゴールドシップ

苦手なジャパンカップを回避して有馬記念に絞っての出走は評価できる。すでに昔のステイヤーのようなズブさがあるのでタフな馬場以外では走れなくなりつつある。馬場の速い京都競馬場の長距離は勝てないが、年末のタフな馬場で行われる中山のステイヤーズステークスのようなレースなら10歳になっても連覇可能だろう。

中山の芝2500mという条件は間違いなく良いが、できれば一雨あると信頼度が違うだけに天候にも注目しておきたい。尻を触られると怒ったりと色々難しい馬だが適性だけで言えば馬券からは外せない一頭と言える。
仕上がり:★★★★☆ 

ジャスタウェイ

距離不安がささやかれたジャパンカップでは、勝ったエピファネイアに4馬身差つけられたものの走破時計は2:23.8と自己最速で走っていた。この点から見て距離の不安は払拭したと見て良さそうで、マイラーでもこなせる中山競馬場の芝2500mなら何ら問題ないだろう。コース自体も中山記念での3馬身差の圧勝ぶりから全く不安がなく有力馬の1頭として数えていい馬だ。

ジャパンカップの時から体つきは変わらず上積みは思ったほどなさそう。持ち時計を更新したことから考えて調子キープでも問題はないだろう。
仕上がり:★★★★☆ 

ラキシス

芝2200mを中心に使われてきた戦略が功を奏し、京都競馬場の外回りで行われたエリザベス女王杯を内枠の利を最大限に生かして優勝した。前回が狙っていたレースということもあり調子をキープ出来ているかが最大の焦点になる。

もともと線の細い牝馬らしい馬だが、この馬なりにふっくら見せており使い減りの兆候は見られない。毛づやも冴えわたっており優勝後の反動はないと見て良さそうだ。
仕上がり:★★★★☆ 

ワンアンドオンリー

菊花賞からジャパンカップとコンスタントに使われての参戦。特に強調材料はないが無事是名馬という言葉もあり斤量の軽い3歳なら出走しておいて損はない。問題はデキを維持できているかだろう。

幸い体はしっかりしており無謀な使われ方ではない様子。さすがに上積みはないが良くも悪くも平行線といった印象を受ける。
仕上がり:★★★☆☆ 

トゥザワールド

菊花賞の惨敗から故障を疑われたものの幸い怪我などはなく出走にこぎつけることとなった。全兄トゥザグローリーが好走し穴をあけたレースだけに血統的な背景からの魅力がある。

メリハリのある馬体から緩めた印象はなく、しっかり乗り込んだのが手に取るように分かる。毛づやも良いことから体調自体は申し分のない状態にあると見て良さそうだ。2秒以上も大敗した理由は精神的なものではないかと推測している。
仕上がり:★★★★☆ 

ウインバリアシオン

復帰戦となった金鯱賞では昨年のような華麗な復活とはいかなかった。度重なる怪我に泣いた後遺症があったのかも知れない。精神的な部分でも走ることに嫌気が差していないか不安な点は多い。

前走より馬体は良くなっているものの、ビシッと決まらない立ち姿勢からは一変とまではいかないだろう。体はスッキリして重さは感じられず叩いたぶんの上積みは期待していい。
仕上がり:★★★☆☆ 

フェノーメノ

天皇賞秋とジャパンカップを見ても今一つ走る方に気が向いてないように見える。気性で走るステイゴールド産駒だけに上積みより精神面でのヤル気が戻るかが重要になってくる。

馬体は問題なく相変わらず見映えがする。毛づやもいいことから体調自体に問題は感じられない。
仕上がり:★★★☆☆ 

ジェンティルドンナ

3連覇を狙ったジャパンカップは差のない2着争いに負け4着と衰えを印象づかせた。右回りでは精彩を欠くだけに積極的に狙っていく理由がない。

あからさまに馬体は緩めた印象でファンのための記念出走の色合いが強い。
仕上がり:★★☆☆☆ 

メイショウマンボ

とうとう牝馬同士でも負けるようになり走る気持ちが萎えてしまったか。牝馬はスランプに入ると長いだけに牡馬相手では厳しいと言わざるを得ない。

冬毛が伸びて見た目は悪いが筋肉のラインが見えており印象は悪くない。精神的な部分での問題を抱えているようだ。
仕上がり:★★★☆☆ 

ヴィルシーナ

エリザベス女王杯は特に見所がなかった。叩いてどれだけかという所だが、牡馬の一線級相手では楽な競馬になりそうもない。

冬毛が伸びたせいもあってかボリューム感のある見た目になっている。引退興行なので無理しないという姿勢もあるだろう。パドックで馬体重が大幅に増えてたら割り引いていい。
仕上がり:★★★☆☆ 

2012年

◎16.ルルーシュ

最近になって馬体が急激に充実し、見た目は別馬の様相を呈している。
前走アルゼンチン共和国杯が早め早めの競馬で押し切る完勝の内容だった。
馬場が早かっただけに時計は鵜呑みにできないが、まだ奥があると感じられ資質は高い。
札幌2600mをレコードで楽勝したように苦しい流れ、強い相手でこそ伸びてくる馬と見れば食指が動く。
いよいよ競走馬としての目覚め、緩やかな本格化の気配、走ったら過剰人気する馬だけに先物買いで狙う。

○10.ダークシャドウ

決定打に欠けるものの競馬ぶりは良い意味で安定している。
距離延長は未知数ながら折り合いに進歩を見せていることを考慮すればこなす公算が立つ。
オルフェーヴルが不在なら立ち回り一つでチャンスがあるはず。

▲02.エイシンフラッシュ

内枠で脚がたまれば確実に伸びてくる馬であからさまな好枠なら決め手を信じたい。
調教を見る限り連戦の疲れは見られず距離は微妙もスローな流れなら昨年の再現も考えられる。
本質的に人気で買いたくない馬だけに色々と扱いの難しい馬だ。

△14
×6,9,13

▼買い目
ワイド:10-16(3000円)、2-16(2000円)、14-16(1000円)
3連複:10-16⇒[2,6,9,13,14](各400円)

阪神12 ギャラクシーS
◎04.ロードバリオス
軽さのあるブライアンズタイム産駒だけに脚抜き良いダートは魅力。
衰えは感じず久々のダートで一変を夢見る。

○13.ガンジス
▲14.メイショウマシュウ

▼買い目
ワイド:4-13、4-14(各1000円)

アーネストリー

まだまだ馬体は若々しく身体的な衰えは微塵も感じさせない。
走れない理由は精神的なもの。今は折り合いに問題ないので長距離で自信を取り戻すのもありだろう。
評価:A 馬体良し

エイシンフラッシュ

悪く見えたことがない。ダメージは見られないし今回もいい。
馬券的に難しい馬だが、本質的には中距離以下の馬だという分析がでつつある。
末脚の爆発力だけ見るとマイラーっぽさがあり長距離指向とは到底思えない。
天皇賞秋2着があるものの、大半が折り合いを欠いて自爆したレースでのもの。
10歳馬や逃げた馬があっさり勝つ長距離は相当レベルが低いと推測できる。
評価:A 見映え良し

オーシャンブルー

キレのあるアウトラインは、いかにもバネで走るステイゴールド産駒の印象をもつ。
馬体は成熟しており、これからが活躍の本番と思わせる。
評価:A キレキレ

ゴールドシップ

芦毛だし外観は目立たないタイプ。タフだからダメージはない。
ステイゴールドとBMメジロマックイーンの血統配合はオルフェーヴルと同じもタイプは全く逆。
一瞬の脚はないのでトリッキーな中山競馬場は本質的には合わないのでは。
評価:B 順調

スカイディグニティ

冬毛が伸びてきたが筋肉の張りは十分で調子は維持できている。
ブライアンズタイムらしく馬力は十分なだけに荒れた馬場の方が向きそうな印象。
評価:B 平行線

ダークシャドウ

順調に使いつつ絞れて一回り体がすっきりして見える。
迫力という点では一息も、この馬なりに順調な過程を踏んできている。
評価:B 順調

トゥザグローリー

リラックスしすぎなのか背中が緩く姿勢がピリッとしない。
勝ち気な気性で体を動かすタイプなだけに今のままでは厳しそうだ。
評価:C 気性面

トレイルブレイザー

腹袋はあるタイプで太く見せがちだが、今回は冴えない皮膚感から一層太目に感じられる。
鼻出血の問題があり恐る恐るの調教というのも影響しているのかも知れない。
鼻出血予防のラシックスが使えない日本では競走以前の問題か。
評価:C 微妙

2011年

ドラマティックなレースと言えばオグリキャップのラストランとなった有馬記念が有名です。もうオグリキャップのピークは過ぎたと言われるなか前人未到の記録を打ち立てていく武豊を背に復活した姿は社会現象を巻き起こしました。笠松という地方競馬から生まれた名馬はこの時代からこそ生まれることができたのでしょう。

◎07.トゥザグローリー

ペースが極端な府中2走、ゴール手前100m前後での失速は同じパターンの負けに見えた。
自分で競馬を止めている印象だが理由は定かではないが、集中力が続いてないと判断を下した。
直線短い中山競馬場に変わり、昨年着差なし3着の舞台に変われば最後まで集中して走り抜けられると見る。

○09.オルフェーヴル

菊花賞では緩みのないペースでを早めの競馬でまくり圧倒する完勝劇で今までのベストパフォーマンス。
折り合いに進化を見せた内容で文句のつけようがない。
完璧な一戦後だけに古馬との対戦には全く不安を感じない。

▲01.ブエナビスタ

2009~2010年の有馬記念ではスロー、ハイペースと毛色の違うペース展開で2着と適性が高い。
引退予定だけに仕上がりが気になるが、ジャパンカップの内容から大崩れはないはずだ。

△10
×13

アーネストリー
少し太めに映るのは、背中が緩く姿勢に力強さが欠けていることも一因。
アウトラインがボヤけていて、近走の比べると仕上がり途上の感あり。
天皇賞秋がハイペース追走で14着惨敗となり短期放牧に出して立て直しを図ってきた。
どうもワンペースな印象はあるが、流れに乗った時は粘り強さを見せる。
ピリっとした脚がないだけにスローには付き合いたくないタイプだ。
馬体診断:★★★

エイシンフラッシュ
近走は走れてないが、外観は相変わらず際立って良く見せていて状態は決して悪くない。
父がキングマンボ系なので、基本的は逞しく使い減りしないのが特徴。
馬体診断:★★★★

オルフェーヴル
毎回、外観だけ見るとパッとしないのはいつものこと。
皮膚感はいいし姿勢もしなやかで状態に変わりはない。
折り合いに不安がなくなり一段と進化した競馬で菊花賞を制し三冠を達成してみせた。
初の古馬戦となるが、ウインバリアシオンのジャパンカップでの走りを見る限り好勝負できる。
今はトップクラスでも差がつかず斤量分だけ優位と見ている。
馬体診断:★★★★

ジャガーメイル
コンスタントに使われているが、力強い姿勢で良い意味で平行線。
外観は若々しく衰えは考えなくていい。
馬体診断:★★★★

トーセンジョーダン
ジャパンカップよりも体躯に伸びがあり、ほど良く力の抜けた姿勢は素晴らしい。
ジャパンカップは鞍上の上手さも光ったが、昨年から着実な成長段階を踏んでいる。
中山競馬場にも実績があり、今の充実ぶりなら不安は皆無と言っていい。
外国人騎手の早めの意識と手が合っていそうで昨年以上の結果も望めるだろう。
馬体診断:★★★★★

ヒルノダムール
そう仕上がりに苦労するタイプでもなく、外観上はキッチリ体が造れている。
皮膚も薄く見せており体調に問題はない。
馬体診断:★★★★

ブエナビスタ
ジャカンカップで仕上がりきっていることから外観の問題はない。
調教で動けていれば走れるので心配はない。
2年連続で差の無い競馬をしており有力馬の一角を担う。
スロー、ハイペースどちらも経験しており軸にしやすい馬と言える。
今年も勝ち切るまでは微妙だが差のない競馬にはなるはず。
馬体診断:★★★★

ペルーサ
ジャパンカップは丁度いい筋肉の付き方だと思ったが全くの惨敗で話にならず。
今回は硬く見えるし、正直これで走ったら良くわからんね。
馬体診断:★★

マイネルキッツ
いつもより体がスッキリし過ぎな感はあるが、ステイヤーだから構わないか。
特に目立たないが状態は安定していると見たい。
馬体診断:★★★

レッドデイヴィス
故障した期間に上手く成長を遂げたようで古馬の雰囲気が漂う。
前回の+20kgは全て成長分。体つきだけなら距離は問題なさそうに思える。
馬体診断:★★★★

ヴィクトワールピサ
皮膚感は上々だし外観に問題ないのは前回と同じ。
走れないのは精神面の問題で立て直せるかが焦点になる。
前走が競馬をしたと言えるレベルにない惨敗を喫した。
昨年の覇者だが精神面の立て直しができてないと厳しい戦いになる。
馬体診断:★★★★

2010年

有馬記念のような売上の大きいG1レースは投資競馬において勝負の場になります。これは、ある程度の確信を持ってやるべきですが競馬で何百万と稼ぎたいのなら今までの利益を利用して勝負していく必要があります。有馬記念ぐらい知名度が高いレースになると年末ということもあってか競馬を知らない人たちも少しだけ買うことがある。

そういった現象が起こりやすいレースであることから大幅な収益を上げたい人にとって攻略すべきレースだと言えるでしょう。よく投資競馬で勝負レースはどうするべきか聞かれるのですが、基本的に流れを見て個々の判断でやってもらうしかありません。100%の成功はありませんので失敗を経験しながら精度を磨くほかないでしょう。

負けると嫌な気持ちになるため投資競馬の余剰金で勝負してください。少しでも不安があるのなら準備は整ったとはいえません。気持ちが高揚しているのなら、それは間違った勝負である可能性が高い。自然な態度で勝負に臨めないのであれば勝負レースでの成功は期待できません。

◎02.ネヴァブション

今年は全て掲示板内の競馬と今までにない安定感じ充実している。
7歳にして完成の域に達した感があり、明らかな中山競馬場での巧者ぶりが嫌でも目に付く。
今の充実ぶりでベストの舞台で好枠を引き当て条件が揃えば狙わざるを得ない。

○12.ドリームジャーニー

順調にいかないが宝塚記念より調整過程は順調にきている。
小柄な馬だけに59kgで負けたのは度外視でき、勝利経験のある条件なら見直しが必要だろう。
勝負根性に優れた馬だけに大一番での変わり身に期待する。

▲07.ブエナビスタ

牝馬ながら大崩れなく走れる精神力の高さに確かな地力を感じさせる。
牝馬ばなれした精神的な強さは歴代牝馬の中でもトップクラスに入ると言っていい。
小回り向きではないのかも知れないが、乗り方には次第では牡馬をまとめ斬りするシーンがあっても驚けない。
東京競馬場で見せるような瞬発力の高さをここでも発揮したいところだ。

▼エイシンフラッシュ
相変わらずの見映えの良さでパドックでは常に輝いてる。
良い意味で特に変わった点なし。引き続き好調キープ。
馬体診断:A

▼オウケンブルースリ
一度使ってトモがしっかりして姿勢に力強さが増した。
皮膚感もマズマズで近走の中では良い雰囲気。
馬体診断:A

▼ダノンシャンティ
多少緩さは残すが松国厩舎だけに手抜き感はない。
休み明けとしては問題のないデキ。
馬体診断:B

▼トーセンジョーダン
背中がしっかりして安定期に入った印象。
蹄に問題がなければ引き続き好調だろう。
馬体診断:A

▼ドリームジャーニー
順調に使えてないが仕上げに手間は掛からないタイプ。
寒い時期の方が皮膚感は良く筋肉の付きもしっかり。
馬体診断:A

▼ブエナビスタ
冬毛が生えて多少ゴツゴツしてきた感はあるが許容範囲。
姿勢はしっかりしており力は出せるデキ。
馬体診断:B

▼ペルーサ
特に変わった点なし。引き続き好調キープ。
馬体診断:A

▼ルーラーシップ
春より無駄肉が取れて洗練された印象を受ける。
緩さも無くなってきて充実してきた。
馬体診断:A

▼レッドディザイア
冬毛が伸びすぎで判断しづらく見た目は良く見えない。
調教の動きと直結するタイプなので調教で決めた方がいいかも。
馬体診断:D

▼ローズキングダム
特に変わった点なし。引き続き好調キープ。
馬体診断:A

▼ヴィクトワールピサ
特に変わった点なし。引き続き好調キープ。
馬体診断:A

2009年

冬の中山競馬場は芝が荒れやすく時計を要することが多い。この時期に走るデータ傾向が強い馬がいれば買っておくべし。芝2500mあるが折り合いがつけば中距離以下を走ってきた馬でも距離をこなすケースがある。あまり速い時計勝負だと通用しないだろうがスローペースなら買っておく余地はありそうだ。

よく走る血統としてステイゴールド産駒が挙げられる。小気味よい上がり3ハロン時計を持つ産駒であれば重視しておきたい。サンデーサイレンス系が活躍の中心になるがデータ傾向から牝馬は割り引いて考えておくと良いだろう。この年末に波乱の決着となることも少なくないことから、しっかりと当てて来年の弾みになるよう馬券の買い方を工夫しておこう。

◎エアシェイディ

ジャパンカップでもモタついてたくらいだから100mでも距離延長はプラス材料と言える。
8歳のG1馬が誕生したように今の競馬はレベルが高くなく相対的に活躍期間が延びていることに目を向ければ高齢であることはマイナスにならない。相手が大したことないと見れば2008年の再現するだけでチャンスは十分あるはずなのだ。

○ドリームジャーニー

コーナー数の多い小回りでこその馬で中山競馬場はまさに好物のコース。まさに待ってましたとばかりに調教もビシビシ動き仕上がり状態はまさにマックス。距離に融通が利くようになった今ならスパッと勝ち切っても何ら可笑しくない。後方からレースを進めるだけに外を回してどうかという一抹の不安を残すもののレース適性は疑う余地がない。

▲フォゲッタブル

ステイヤーズステークスでは苦手なスローの上がり勝負を制したように成長著しい。馬体も研ぎ澄まされて無駄がなくなり目下充実しているのは間違いない。大外はいいとは言えないが器用に立ち回れるタイプなので上位進出も可能と見る。ステイヤーが多いダンスインザダーク産駒ということでモッサリした印象はあるがハイペースになれば自慢のスタミナが生きてくるはずだ。

払い戻し

ワイド830円

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