京都記念まとめ
2020/12/01
今年の冬は冷え込みますね。天気と気温が変われば馬場状態が変わり、それにより好走馬も変わってきます。
このような自然の摂理が働くからこそ競馬は波乱が起きるのだと感じずにはいられません。
完璧な人間はいないように競走馬にも同じことが言える。過去にないデータをどう収集していくのか。
その集めたデータを上手く活用していくこともまたプラスにしていく上で必要な戦術でしょう。
1℃違えば芝の育成具合が変わり、ダートも表面のクッション性に影響がでてくる。
そういった微妙な違いに気づいて馬券を構築していける投資競馬を目指していきます。
Contents
2017年
京都記念を予想オッズとデータ傾向をもとに分析していきます。
京都記念は、京都競馬場の外回り芝2200mで行われるG2重賞レース。ここから始動するG1ホースも多いことから馬券だけでなくレースを見るだけでも価値のあるレースと言えます。
京都記念で日本ダービーを制したマカヒキが復帰することから予想オッズ1番人気として断然の支持を集めるでしょう。昨秋の凱旋門賞は見せ場すらなかたものの、ライバルであったサトノダイヤモンドは菊花賞を楽勝し古馬相手の有馬記念を制したことで4歳トップホースの地位に躍り出ました。そのサトノダイヤモンドとは2戦して2先着していることから最大のライバルとしてのパフォーマンスを期待せざるを得ません。ここは8分の仕上がりでも内容が問われるレースになります。
京都記念 3連単:3、4、6BOX #競馬予想
— 競馬予想【直前公開】 (@shinsankibou) 2017年2月12日
2016年
降り続いた雨の影響で一晩のうちに不良馬場となった京都競馬場。こういった特殊な馬場が追い風になるのはどの馬なのかチェックしていきたい。
ちなみに近年で最も馬場が悪かった2005年の京都記念では、前にいた先行馬がつぶれ差し馬が上位を占める結果となっている。
予想オッズの1番人気は、後方一気の脚で日経新春杯を制したレーヴミストラル。上昇気流に乗ってきたキングカメハメハ産駒の勢いはとどまることを知らないのか。2000mの金鯱賞は物足りないレースだったように距離は長い方がいいとチラホラ聞こえてくる。今回200m短縮される京都記念でどういう答えをだすのか注目したい。
馬券的な見方をすると不安要素があることから堅軸というには少し物足りない。前が残りやすい京都コースということで追い込み一手の脚質も不安要素と言える。ただ、相手もそこまで強いメンバーが揃った印象もないため馬券圏内に入れる可能性はあるが、それと同時に圏外でも理由づけできる馬だけに過信は禁物だろう。
短距離から中距離に転向するというレアなパターンで成功したヤカマツエース。すでに重賞3勝目を飾り、そのうち2連勝で京都記念に出走とG2大将の立ち位置で活躍が見込める。ぱっと馬体だけで見てしまうと短距離馬っぽさがあるだけに調教師も中距離を使うのが遅れたのだろう。さらに今回200m距離を伸ばしてくるが、そろそろ限界を見せてくる可能性もある。
他にタッチングスピーチやサトノクラウンといったB級色の強い馬が出走してくる。どの馬も素質はあるが突き抜けた何かがないのも感じられるだけに、この2200mという微妙な距離もあって難解さが増しているだけにオッズは割れるのは必至だろう。
ヤマカツエース
2走前の福島記念では重馬場を苦にせず楽勝していることから不良馬場でも問題なし。ただ、メインまでに内馬場が荒れてきた所を通らされるのは流石に良くない。インでじっとしているだけでなく直線でいい馬場を走るためには騎手のエスコートが必要不可欠になる。
ワンアンドオンリー
3歳時ほどスパッと動けていないだけに力のいる馬場で変わる可能性がある。昨年のドバイシーマ3着で見せた粘り腰からもタフな馬場はプラスと考えたい。これでも走らないようだと某ヒロシが言っていたように終わっている可能性がある。
ヒストリカル
重馬場だった毎日杯(G3)では、のちの天皇賞馬スピルバーグを負かして快勝している。最近は走るが良くなり一時の不信を脱してきているだけにオッズ的に面白い馬と言える。見過ごされたディープインパクト産駒の意地が炸裂するか?
京都記念は、京都競馬場の芝2200m外回りで行われる。ここから始動する一流馬もいたが凡走するケースも少なからずあった。ここからドバイミーティングへというローテーションを組んでいる陣営もいるため、ここを叩いての馬には気を付ける必要がある。
あまり後方一気の競馬が決まることは少ないため前の方がレースする馬に注目しておきたい。レースは中団から進める切れる脚のあるタイプが活躍している。あまり決め手のない馬は軽視した方がいいだろう。
2013年
コース:京都競馬場の外回り芝2200m
提供ありません。
京都記念 フォトパドック診断
評価尺度:良S?D悪
ショウナンマイティ
スッキリ映るぐらいの体つきで仕上げには手間取らないタイプ。
キレキレのアウトラインから脚をタメてこそ真価を発揮する。
評価:A 仕上がり早
ベールドインパクト
皮膚感の良さは相変わらずで体質の良さが最大の長所だろう。
夏を越してから弱いところもなくなり順調な仕上がり。
評価:A 順調
ジャスタウェイ
前走でも仕上がっていたので、一叩きして急上昇ということはなく良い意味で平行線。
背中が緩みやすく強い調教やれるかは気性との兼ね合いもあり難しいところがある。
評価:A 平行線
トーセンラー
この馬なりに体に幅が見られ仕上がりは上々の様子。
急上昇という感じはないが順調さは感じられる。
評価:A 良好
カポーティスター
もまれ強くなってきており、精神面の強化が好成績につながったのだろう。
皮膚感や筋肉の張りは素晴らしく、節が強くて丈夫なことから安定期に入った感がある。
評価:S 絶好調
2012年
◎05.ロードオブザリング
冬場の方が走るタイプ。今回と同じ京都2200mは3勝
と得意にしている舞台。昨年は0.5秒差と悪くない内容
であり前めの意識が強い池添で先行なだれこみを期待。
○01.ダークシャドウ
不安は微妙な距離ぐらいでまともなら崩れない。
▲09.ヒルノダムール
G1勝利を含め京都3勝の巧者。58kgでも格好はつけたい。
×3,6
京都記念分析
▼ウインバリアシオン
いつもより緩みが残るアウトラインも太め感はなし。
仕上げに手間取るタイプでもなく先を見越した仕上げということか。
馬体診断:★★★
▼ゲシュタルト
とくに変わった印象はなく良い意味で平行線。
馬体診断:★★★★
▼ダークシャドウ
堀厩舎の馬は頭が高い馬が多いのは何なのか。
仕上がりは良いが距離が伸びていいタイプではないのかも。
馬体診断:★★★★
▼トレイルブレイザー
この時期にしては無駄肉がなく筋肉のラインがクッキリ。
硬さもなく冬場にしては上々の仕上がり。
馬体診断:★★★★
▼トーセンラー
無駄のないアウトラインに張りのある筋肉とメリハリある仕上がり。
斤量が他馬より軽い55kgだし先を見たら勝ちにきたということなんだろう。
京都は全て馬券圏内で外回りで2勝と生粋の京都巧者。
血統の牝系はリファールを輩出した血統で日本で活躍したシーキングザパールも系統にいる。
日本との親和性の高い血統で軽いミスタープロスペクター系にサドラーズウェルズ系が底力と活力を補う構図。
何をつけてもソコソコ走る馬を出す血統背景と言えそうだ。
馬体診断:★★★★
▼ヒルノダムール
いつもより重さを感じさせる立ち姿が気になる。
背中が緩く皮膚感もいつもよりピリっとしない。
馬体診断:★★★
投資家の手法で回収率が上がる理由
投資家は自分にあいマインドセットを常に気にかけてきました。
それは偉大な投資家になるほどそうなのですから私なんて追従するしかありません。
いくら優れた手法を持っていてもメンタルや考え方が間違っていたら利益は生まれてこない。
競馬でも期待値の高い馬券の買い方をしている人がいます。
しかし、この馬券を大きく買ってしまえば収束する前に負けてしまうことが珍しくない。
身に合った投資額で長く買っていればプラスにできるのに知識がないことで容易に負けてしまう。
つまり、自分自身がマイナス要因になるということを理解する必要がある。
それを取り除くためにマインドセットを手に入れる必要があるのです。
こんなこと競馬でやっている人はほとんどいないでしょう。
だからこそ今までにない価値を生む可能性を秘めているのです。
2011年
投資競馬では軸馬と穴馬を特定することで最大限の効率を試みます。どちらも特定できれば競馬は負けようがなく、あとは収益をどれだけ伸ばせるかに集中することができる。これは究極の投資法ですが、その実現難易度も考えうる中でもっとも難しいためカンタンに実現できるとは考えないでください。これを投資競馬で用いることができるのは選ばれた人間だけです。
◎05.ロードオブザリング
冬場の方が走るタイプ。今回と同じ京都2200mは3勝
と得意にしている舞台。昨年は0.5秒差と悪くない内容
であり前めの意識が強い池添で先行なだれこみを期待。
○01.ダークシャドウ
不安は微妙な距離ぐらいでまともなら崩れない。
▲09.ヒルノダムール
G1勝利を含め京都3勝の巧者。58kgでも格好はつけたい。
×3,6
京都記念分析
▼オウケンブルースリ
多少緩さは残っているが、立ち姿やシルエットは悪くない。
気で走る所があるので精神面で立ち直ってれば走れるタイプ。
馬体診断:B
▼ダノンシャンティ
仕上がり早なので有馬記念でもスカッと仕上がっていた。
窮屈さのある馬体をしており体形的には実績通りマイル前後が良いと思える。
馬体診断:A
▼トゥザグローリー
体形的に無駄肉が付き易いが、順調に使えてスカッとした造り。
皮膚感が良く、タフなタイプでもあり使い詰めのダメージはなさそうだ。
馬体診断:A
▼ヒルノダムール
使いつつ背中に力が入ってきて立ち姿に安定感が出てきた。
体を大きく見せているし皮膚感も良く不安のないデキ。
馬体診断:A
▼ビッグウィーク
休み明けなので重量感のある造りだが、極端に太め残りというわけではない。
ただ、細く見えるぐらいの方が走る印象があるので、そのあたりがどうでるか。
馬体診断:B
▼プロヴィナージュ
体つきそのものは、前回の休み明けの印象と変わらず走れそうなデキ。
調教と競馬が直結するタイプなので時計出せてれば不安はない。
馬体診断:B
▼メイショウベルーガ
体形的に太く見え易いが、この馬にしてはスッキリ見せている。
外見だけで判断すれば今まで一番良く見える。
馬体診断:S
2010年
◎01.ホクトスルタン
ここ2走の時計を見る限り一時のスランプ状態からは脱している。
タフなスピード持続力が生きる京都外回りは向いた条件になる。復調してきた今ならリフレッシュされた鉄砲明けが激走穴馬として狙い頃だろう。前残りの馬場を追い風に堅い馬券にガツンと穴をあけて頂戴。
ブエナビスタは得意の京都で斤量55kgなら好勝負だろう。
有馬記念を見る限り後方一閃の脚質から脱却できたと思える内容で馬自身の成長が感じられる。
○13.ブエナビスタ
▲02.サンライズマックス
△7
京都記念の回顧
1着はスペシャルウィーク産駒ブエナビスタ。今までにない先行策をとり積極的な姿勢でレースを進めた。直線では上がり33.4秒の上がり3ハロン時計を叩きだし地力の違いを見せつけた。こうした結果から見れば先行したのは好判断だったと言えるだろう。2010年も競馬界をリードしていく牝馬に牡馬もタジタジか。騎手は、横山 典弘。調教師は、松田 博資。
2着はジャングルポケット産駒ジャガーメイル。中団からレースを進め勝ち馬を見る形で直線を迎える。抜群の末脚を発揮したものの勝ち馬には少し及ばなかった。それでも地力の高さを改めて示した一戦で天皇賞春に向けて好スタートを切ったと言えるだろう。騎手は、C.ルメール。調教師は、堀 宣行。
3着はステイゴールド産駒ドリームジャーニー。斤量59kgを背負ったこともあり無理せず後方からの競馬。直線に入ると末脚を繰り出して猛追するもペースが向かず3着まで。今回のところは仕方のない敗戦と言えることで馬券圏内に入ったことを評価したい。騎手は、池添 謙一。調教師は、池江 泰寿。