京成杯オータムハンデキャップまとめ
2021/09/09
競馬には初心者が取りやすいレースが存在します。
なぜ、競馬歴の長い人がこぞって当たらなかった馬券を当ててしまうことがあるのか。
それは、初心者だけが持つ『素直な視点』という強みがもたらした結果でした。
そして、そのレースは競馬に詳しくなるにつれ縁がなくなっていく特性がある。
この特性は一度でも失われると取り戻すことが難しくなってしまいます。
競馬では馬券がハズレる体験をするたびに不安のあまり猜疑心が強くなっていくのが普通です。
また騎手が下手を打つのではないか、馬の調子が悪いかも知れない。
こういった積み重ねにより初心者が持つ特性が薄れていってしまう。
競馬に限らず投資で勝つ人の共通点は統計により明らかになっています。
それは損失への不安度が低いこと。彼らは90%勝つことに集中していました。
何百万円と負けることがあっても最終的には大きな成果を残しやすいのです。
それは初心者に共通しています。もし不安の方が大きければ馬券は買わないはず。
初心者であることはチャンスです。その間に正しい理論と競馬情報を手に入れ実践してください。
それでは、京成杯オータムハンデキャップのデータをまとめていくことにします。
Contents
2019年
京成杯AHは荒れやすい
ここから秋のマイル路線へと駒を進める3歳馬もいて富士ステークスへステップアップをしていくパターンが多い。
近年になると1番人気が好走するなど低めの配当も見られるが混沌としやすいマイル路線だけに出走馬次第と言える。
重賞ハンデキャップレースでありオッズが割れやすいため難易度の割に配当がつかないということもありそうだ。
中山競馬場の高速馬場化で急坂の存在感が失われており、あまり意識する必要はないだろう。
関東馬が優勢
新潟競馬場で行われた2014年こそ関西馬が勝ったが中山開催での勝率は関東馬が圧倒している。
近年は中山コース軽視の風潮があり関西馬の経験値が少ないことが影響しているのかも知れない。
馬券の軸馬を決めるなら関東馬から選ぶのが無難であり馬券攻略のセオリーになると言えそうだ。
関東騎手が活躍
おむすび型の中山競馬場はトリッキーと評されるように経験の少ない関西騎手は苦手な傾向が強い。
近年では、田辺裕信が3勝していることから思い切りの良いタイプとの相性が良い傾向が見られるようだ。
トリッキーなコースには、トリッキーな対応力がある横山典弘などのベテラン騎手も活躍が見込める。
京成杯AHレースラップ傾向
決着タイム予測:1.32.3(良)
京成杯AHは、中山競馬場の芝1600mで行われるハンデキャップのG3重賞レース。
例年のレースラップ傾向から持続ペースになりやすく速いタイムが計時されることが珍しくない。
それでいて速い上がり3ハロンタイムも速くなることから決め手も必要となりオールマイティな能力が問われる。
近年は決め手があれば差し脚も利くようになっており、以前のように先行力だけで乗り切ることができない。
雨が降るとガラリとデータ傾向が変わることもありそう。データが少ないため雨が降るほど予測しづらくなる。
京成杯AHの穴馬パターン
2~3番人気が勝ちやすい点で高配当が見込めるレースだが、そのぶん狙いは絞りづらいレースと言えるだろう。
開幕週に行われることから穴馬はコースロスなく回ってくる内~中枠から選んでいきたい。
基本的に若い馬たちの好走が目立つが7歳馬が激走することもあり過小評価では拾うのが吉。
京成杯AH予想まとめ
低調なマイル路線ということでファクターの影響度で決着順位が決まってきます。
ただ強いという視点のみならず、どの馬に恩恵がもたらされるかに注目しましょう。
競馬には強さを示す指標がありませんので強い弱いで判断していくと本質を見失いかねません。
2015年
1番人気アルビアーノはハーランズホリデイ産駒の外国産馬。NHKマイルカップ2着に入ったスピード馬で京成杯オータムハンデキャップに向いている先行脚質が魅力的な牝馬である。フラワーカップG3重賞レースを勝っていることから斤量53kgの標準的なハンデキャップが課せられている。
外国産馬らしく完成されているレースぶりで一夏を越しての成長はないかも知れないが、逆に言えば斤量有利な3歳の内に勝っておくべきと言うこともできる。ただ、先週の新潟記念でNHKマイルカップ組が惨敗しただけにレースレベルは高くなさそうで1番人気向きかと言えば微妙なところだ。
予想オッズで3番人気に推されているグランシルクにも同じことが言えるだろう。
古馬では関屋記念を逃げ勝ったレッドアリオンが2番人気になっている。トップハンデの58kgは全く問題なく枠順の方が気になるところだ。スタートの悪い馬だけに外枠からの競馬がベターだけに内枠に入ると騎手の腕に頼ることになってしまう。そうなると不確定要素が大きくなるため中心視しづらくなりそうだ。
京成杯オータムHは、馬場改修の効果もあり外差しが目立つようになった。以前のセオリーは先行抜け出しが多かっただけに馬場による影響は思ったよりも大きいと言えるだろう。まずは、斤量差よりもどこを通ると一番末脚を発揮できるのか注意深く馬場を読んでいく必要がある。
2014年
新潟競馬場の芝1600mで行われる重賞レースの京成杯オータムハンデキャップをチェックしていきます。
京成杯AHの出走馬分析
出走予定馬も含まれています。
サトノギャラント
またもや発馬の悪さを見せてしまった関屋記念は道中で脚を使う展開。思い切り良くインをついた好騎乗で3着に入線した。今年は引き続き新潟開催なのはプラスも発馬が安定しないとマイルでは出来ることが限られてくる。調子は変わらず来ているだけに前走同様に内枠を引きたいところだろう。
仕上がり:★★★★☆ A
エクセラントカーヴ
ようやく関屋記念で復調している所を見せ小差の4着に食い込んでいる。もともと実力はある馬なので叩いた上積みが見込める今回は好勝負できる。馬体の雰囲気も良く、引き続き差のない競馬ができそうだ。
仕上がり:★★★★☆ A
ショウナンアチーヴ
前走の関屋記念で+14kgと体は増えていたが太め感はなく成長分と見ていい。外観に変わりはなく上積みはさほどなさそうだが自分の能力だけは走れる態勢にある。
仕上がり:★★★★☆ A
サダムパテック
使いつつ体はふっくらしており中京記念を勝ったダメージは見られない。今回は斤量が58.5kgと0.5kg重くなるが背中がいいことと調子の良さでカバーできる範囲だろう。あとは初対戦組の絡みで相対的な影響がどうでるかだけ。
仕上がり:★★★★★ S
クラレント
関屋記念を快勝し今回は58kgでの出走となる。崩れた2?3走前は緩い馬場の影響が大きかったもので斤量の影響と考えるには早い。G3レースでは安定したパフォーマンスを見せているだけに今回も良馬場なら崩れなさそうだ。
仕上がり:★★★★☆ A
エキストラエンド
一度使ったことで馬体にメリハリがでて近走の中では凄みを感じさせるデキに仕上がっている。馬場が悪いとスタートが決まらないようなので良馬場でレースを迎えたいところ。順調に行ければマイルチャンピオンシップでも楽しみなので賞金を上積みしておきたい。
仕上がり:★★★★★ S
2013年
京成杯オータムハンデキャップ予想は、メールマガジンで配信します。
独自理論の『精度分析法』から導かれた激走穴馬はどの馬か!?乞うご期待!
京成杯オータムハンデ 出走馬診断
■評価尺度:良 S ⇔ D 悪
レオアクティブ
父アドマイヤムーン 母レソソレイユ(オペラハウス)
背中に安定感があってメリハリが付いた筋肉は迫力十分。
毛づやもピカピカで、この時期は体調が良いのだろう。
評価:S デキ万全
フラガラッハ
父デュランダル 母スキッフル(トニービン)
血統的に余計な肉がついてポテっとしやすいが、今季は薄づくりの体で好感が持てる。
背中に少し緩さを感じさせるが許容範囲で問題はないだろう。
評価:A 順調
ダノンシャーク
父ディープインパクト 母カーラパワー(カーリアン)
使いつつを予定しているのか、重さを感じさせる仕上がりで途上感ありあり。
仮りにもディープ産なので一追いでそれなりに持っていけるとは思うが狙いは先か。
評価:B 水準級
エクセラントカーヴ
父ダイワメジャー 母インディアナカーヴ(エーピーインディ)
トモの実入りは充実しているだけに前駆の甘さが気になってしまう。
まあ芝馬なので影響はないだろうが、牝馬にしては着実な成長を遂げており先々も期待できる。
評価:A 順調
ルナ
父クロフネ 母レッダンゴールド(サンデーサイレンス)
少し頭が高いがコンパクトな体形でキビキビ動けそう。
牝馬にしては幅がある体と堅めの繋ぎから開幕週は合わないイメージ。
評価:A 順調
インパルスヒーロー
父クロフネ 母クラシカルテースト(サンデーサイレンス)
似た血統配合のルナよりもノビがあるため本質的には広いコースの方が向いている。
ただ、体はしっかりしてタフさを感じさせるだけに軽快な時計勝負には向かない。
評価:A 仕上がり良
2012年
競馬は現実的な視点で見れば負けが多くて当たり前です。
それほど控除率の威力はスゴイのですが実績を管理しなければ体感しにくいでしょう。
本命馬券はしっかりと本線で的中しないと利益にならないことが多い。
ただでさえそうなのに何も考えずに穴馬まで毎回流しては長期的にはどうでしょうか。
うまくいけば良いですが確率的に見れば堅い決着になるため損益の方が上回るはずです。
中山11 京成杯オータムハンデキャップ
◎02.コスモセンサー
冬馬と言われてきたが、気温の高かった前走G1で
3着と結果を出した。好枠なら馬券になって然るべき。
○012.エーシンリターンズ
いまいち掴めない馬だが、夏場は合っている印象で安定感のある先行力は魅力。
×1,3,8,11,14
中山10 セプテンバーS
◎16.ボストンエンペラー
淡々と走る馬でキレはないがしぶとく伸びる。
坂下から走れる中山は2戦2回2着と相性の良さが光る。
○11.ダンスファンタジア
追い込み一辺倒がどうかも最後の差し脚は自己条件なら上位。
乗り方一つで圧倒して可笑しくない馬だ。
×4,6,10,13
京成杯オータムハンデ分析
エーシンリターンズ
細く見せがちな馬だが、この馬なりに体を大きく見せて充実している。
再度の輸送にも十分耐えられそうだ。
評価:A ふっくら
コスモセンサー
この馬からすると少しスッキリとした体つきだが雰囲気は悪くない。
極端に馬体重が減ってこなければ及第点と言えそう。
評価:B 水準級
ゼロス
春と変わらない外観から幼さが残るが仕上がりは悪くない。
迫力不足だが体つき自体は安定している。
評価:B 成長余地あり
マイネルロブスト
余計な脂肪がなく、それでいて柔らかい立ち姿は惚れ惚れする。
皮膚感も申し分なく、走る気力が伴っていれば侮れない。
評価:A 仕上がった
レインボーペガサス
500kgの体が一回り小さく映るくらい筋肉量が物足りない。
皮膚感は悪くないので体調自体は良さそうではあるが・・・
評価:C こじんまり
レオアクティブ
もともと成熟度の高いタイプだが、首に力がついたことで姿勢が良くなった。
ピカピカの毛づやから今がピークと言わんばかりのデキにある。
評価:S パーフェクト
2011年
みんなが同じ競馬必勝法にたどり着くなんてことはありません。なぜなら、そこには自分自身だけが持つ強みを発揮されていなければならないからです。それに勉強法だけで何百といったパターンがあるのに競馬予想法は1つだけというはいかにもおかしい。そこに気づいた人から投資競馬の価値に気づき実践し始めています。
5年でどれだけの差がつくか分かりますか?およそ資産価値の5倍もの差が生まれてくるのです。もうこれ以上は時間を無駄にするべきではありません。すべての事実をもとに自分自身だけの競馬必勝法を追い求める時がやってきたのです。あなたの行動次第で喜びにあふれた日常生活を手にすることができます。
ほとんどの人は頭で考えるものの実行には移しません。自分にはできるわけがない、そう考えるからです。なぜ始める前に諦めるのでしょうか。この特有の傾向は日本人ならではのもののようです。どれほど慎重になってもメリットだけを享受する人生なんてありえません。何かを手放したときに何かを得ることができる。これもこの世界にある法則の1つだからです。
中山11 京成杯オータムハンデキャップ
◎09.タマモナイスプレイ
前走は持ち時計を更新しており悪くない内容。
近走は安定した走りで大きくは崩れていない。
この条件は1.32.4の持ち時計があるように悪く
なく巻き返しを期待する。
○02.オセアニアボス
ゲート次第な面はあるが本来は器用なタイプ。
内々をロスなく運べるようならチャンス十分。
▲07.レインボーペガサス
器用さがあるので中山は向く条件。
環境が重要なタイプでハンデは気にならない。
×1,4,5,6
京成杯オータムハンデ分析
▼アプリコットフィズ
馬体に問題はない。結果が出ないのは精神面の問題。
馬体診断:★★★★☆
▼エアラフォン
アウトラインにメリハリがついて使った上積みは見込める。
馬体診断:★★★★☆
▼タマモナイスプレイ
変化の少ないタイプで今回もきっちり仕上がった。
馬体診断:★★★★☆
▼フィフスペトル
最近はスッキリしすぎているぐらいで外観は仕上がっている。
馬体診断:★★★★☆
▼マイネルファルケ
体重はあるが筋肉が伴ってなく力強さに欠ける。
馬体診断:★★★☆☆
▼レインボーペガサス
前回と遜色のないデキで好状態をキープしている。
馬体診断:★★★★☆
2010年
京成杯オータムハンデキャップ
みんなの競馬予想が回収率75~80%に落ち着くわけではありません。みんなが無難に本命馬券ばかり買えばそうなるでしょうが実際は穴馬からの馬券を狙う人たちもいる。いまでは、もう勝ちにくくなりましたが自動投票馬券という時流のスタイルがあるなど競馬で勝つための穴ほころびは必ず存在するのです。
競馬で勝つために必要なのは予想だけではありません。競馬予想をわかりやすく言い換えると事象を特定するという意味あいも含まれています。つまり、いくつもある決着パターンから1つの結果が生まれているに過ぎません。ここを多くの人が勘違いして強い馬なら結果は変わらないと盲信しているのですが、それはG1レースなど強い馬が出走するレースに限った話になります。
よくローカルで見られる下級条件レースでは波乱が頻繁に起きます。これは力関係が拮抗しており展開や馬場状態といったファクターの影響で1つの結果に収まっているからです。こういった事象を特定するのを本当にカンタンだと思っているのなら馬券を甘く見ている証拠。もし数百億の税金をかけて飛ばした衛星なしに天気予報したら的中率はだだ下がりになります。予想が上手いだけでは限界が見えやすいことが自ずと分かるのではないでしょうか。
◎07.ファイアーフロート
骨折明けの前走が時計、ラップ共にOPを上回る好内容で評価できる。
5走前に休み明けの昇級戦でイレ込み-22kgと大幅に馬体を減らしながら現重賞馬と0.2秒差の小差で通用の余地十分。
叩いての上積みと高速馬場の恩恵が見込めるここは買いの一手。
○06.サンカルロ
マイルは少し長いが、G3メンバーで得意にしている中山に替われば実績通りの評価で買いでいい。
折り合いの難しい馬ではあるが、しっかりハミかけて乗れれば問題ないはず。
△10
×1,3,4,5,11
2008年
京成杯オータムハンデキャップは中山競馬場の芝1600mで行われるG3レース。
京成杯オータムハンデキャップ
テンの速さからゴスホークケンがハナ行きそうだが、強気の後藤からして無理やりステキシンスケクンが逃げるか。
やはりペースは速くなりそうだが500万で32秒台が出ている高速馬場だけに前も辛抱は利きそうだ。
マイケルバローズは、淀みないペースで流れる今回が狙いどころと見る。
府中の準OPで翌日の安田記念と似た淀みないペースを差しきる強い内容。この時の2着は、毎日王冠をレコードで制したチョウサン。今回コースは違うが対応力はあると見ていいだろう。
ゴスホークケンは、軽快なスピードの持ち主で開幕週こど力を発揮できる舞台だろう。
できれば逃げたいクチだが、好位からのセンスある競馬で勝った新馬を見ると2番手になっても問題はないように思える。
距離伸びて良さが出たヤマニンエマイユは、前走でもモタつく感じだったことからマイルぐらいが丁度良さそうに思える。
大外枠は不利だが地力に期待したいキストゥヘヴン。ハイペースは歓迎のクチでハマれば末脚が怖い一頭になる。思い切った後方待機が功を奏すことは考慮しておくべきだろう。
◎マイケルバローズ
○ゴスホークケン
△ヤマニンエマイユ
△キストゥヘヴン
馬単:◎○2,000円
ワイド:◎▲2,000円
3連単:◎○△各500円
京成杯オータムハンデキャップの回顧
1着アドマイヤベガ産駒のキストゥヘヴンが後方から一気の末脚で勝利しました。中山競馬場の開幕週にありがちなハイペースが向いたのでしょう。牝馬5歳まだまだ人生これからだ。そういわんばかりの充実したレース内容だったと思います。騎手は、藤田 伸二。厩舎は、戸田 博文。
2着はメジロライアン産駒のレッツゴーキリシマ。10番人気とオッズ評価は低かったもののハイペースを先行しての2着ですからフロックではありません。これから充実してくる3歳馬ということを考えるとマイル路線での活躍が楽しみになりました。騎手は、北村 宏司。厩舎は、梅田 康雄。
3着はダンチヒ産駒の外国馬ステキシンスケクン。今までとが違う追い込み競馬を見せての3着と新境地を開拓したように思います。自在性のある脚質はG1レースでも侮れないものとなりそう。