ジャパンカップまとめ

      2017/11/21

2016年

2016年のジャパンカップについて記事をまとめています。予想だけでなくオッズや前走のレースぶりを検証し可能性のある買い目を抽出するお手伝いしていきます。

2016年の出走馬で該当するレベルにあると言えるのは、ギリギリでマンハッタンカフェ産駒ルージュバックが入るぐらいだろうか。

2016年の出走馬で言えば昨年2着馬のディープインパクト産駒ラストインパクトには警戒しておいて良いかも知れない。ただ、5歳時に比べると凡走が目立ち上昇ムードは感じられない。

昨年は距離ロスなくラストインパクトを導いた名手ムーアによる好騎乗の恩恵が大きかったのも確かで過剰に期待は禁物だろう。昨年の3枠より内に入れば買っておくぐらいの心持ちでいいのかも知れない。

3歳馬ディーマジェスティの取捨

今年の3歳牡馬はハイレベルと見られていたが、マカヒキの凱旋門賞を惨敗後に評価が急落している。正直なところ菊花賞4着は期待はずれもいい所のパフォーマンスであり、前走だけを見てしまうと過度な評価はしづらい。

ただ、牝系にはブライアンズタイムの名前や日本で失敗した輸入種牡馬ジェネラスと重い血が入っていることを考えると使いつつ良さがでてくる叩き良化型の可能性が高い。

前走でも太めな体つきを考えると、まだ上積みは見込めることから皐月賞のようにガラリと変わることを考えておくべきだろう。こうした点から軸馬として信頼できるほどの安心感はないものの馬券の頭には入れておくべき馬と言える。

ジャパンカップ人気馬の見解

予想オッズ1番人気は、単勝オッズ3.8倍でブラックタイド産駒キタサンブラックが支持されている。

同じレース条件のドゥラメンテが勝利した日本ダービーでは惨敗しているだけに一極集中というわけではないものの、その日本ダービー以降の安定感を見れば本格化した今ならという考えが見て取れる。

2016年は逃げるようなメンバーが不在なことから日本ダービーよりもペースが落ち着くはずで逃げという無理せずに逃げられる可能性が高い。

その点からガス欠は考えにくいが番手という選択肢もあり極端なスローペースになると瞬発馬の餌食になる可能性もある。マークされる立ち位置から考えると直線の長いコースでヨーイドンの競馬は避けたいところ。

あまり有利なレース条件とは言えないため、ここで勝てるようなら有馬記念だけでなく来年の主役としての地位を得たと考えたい。

同じオッズに支持されているのがディープインパクト産駒のリアルスティール

毎日王冠を回避し、ぶっつけ本番となった天皇賞秋で2着と地力を証明することに成功している。ここを叩いての2戦目となるジャパンカップでは上積みも期待できそうだ。

こちらもドゥラメンテが勝利した日本ダービーでは0.6秒差の4着と完敗している。ただ、この後に骨折したことを考えると怪我の影響があったこともあり距離延長がマイナスになることはない。

2016年はスローペースが濃厚なだけに、この馬がもつ父ゆずりの末脚に注目すべきだろう。今年一番のデキで望める国内戦ということを考えるとJRAのG1レース制覇するならジャパンカップという見方もできる。

ほぼ変わらないオッズで3番人気に支持されているのがスクリーンヒーロー産駒ゴールドアクター

春の天皇賞を惨敗した後にジャパンカップ一本に照準を定め余裕のあるローテーションで臨んでくる一戦となる。一気に本格化してから東京競馬場では重賞レースを含めて2連勝した舞台で不安はない。

父スクリーンヒーローが勝った唯一の舞台という背景から血統的にも巻き返す可能性は十分にある。

ジャパンカップ予想見解

予想オッズが割れている通り、この馬が鉄板軸と馬はいないことから、どう狙いをつけるかで馬券の買い方が決まってくる。

一長一短ながら順調に来ている人気馬同士で決まってもおかしくないレースだろう。まだ底が見えてこない3歳馬がどこまで頑張れるか難しい局面でもありトリガミ覚悟でボックス馬券で好配当を待つという手もある。

2013年のような極端な瞬発戦も考えられるだけに牝馬ルージュバックは絶対に入れておきたい一頭だ。

昨年はショウナンパンドラの単勝をズバリ的中できただけに、あまり手を広げずに妙味のある買い目だけを抽出して分散投資する可能性もある。

この後の枠順確定を待ってどう狙っていくべきかクラウド会員から送られてくる情報と独自の分析手法からフラットな買い目を導きだしたい。

ラブリーデイ

前走の天皇賞秋を完勝したことで現役トップホースの能力を証明してみせた。ここにきての充実ぶりは、昨年の2着馬ジャスタウェイを彷彿させ本格化したと判断したい。オープンとは言え東京コース芝2400mに勝ち鞍があり距離延長は問題ない。負けるなら3歳馬や外国馬と言った未対戦組の可能性が高そうだ。

ミッキークイーン

桜花賞には出走できなかったもののオークスと秋華賞の二冠を制したことで3歳牝馬トップとしての力量を証明してみせた。古馬との力関係がカギになるが、古馬牝馬と走るエリザベス女王杯で3歳馬が好走している点から通用の余地は十分。近年は軽い斤量を生かした3歳馬が頑張っているだけに初の古馬レースでも遜色のないレースが期待できそうだ。ここでもスタートがカギを握るも前走のような走りができれば勝算も見えてくる。

ショウナンパンドラ

宝塚記念では3着後は放牧しオールカマーから始動。ライバルのヌーヴォレコルトに完勝し意気揚々と臨んだ天皇賞秋では外枠が影響し小差4着に留まった。すこぶる状態は充実しているだけに初の2400mへの対応がカギとなりそうだ。ただ、血統背景やレースでの折り合いからこなせる公算が高いことからマイナス要素と考えなくてもいいのかも知れない。競走馬としての完成度が高まった今ならペースを見越しての先行策も面白そうだ。

ゴールドシップ

走ったり走らなかったり競馬ファンを手玉に取る実績ナンバーワンホース。東京コースが合う合わないよりも、まず走る気があるのかどうかが重要と言える。3連覇のかかった宝塚記念では、スタート前にとなりの馬を威嚇し始めるなどレース前から行動予測が難しい馬。スタートは出遅れる確率が高いだけにスローペースが濃厚ならヒモまでの評価まで考えるのが妥当と言えそうだ。予想を裏切る復活に期待する人は単勝を買って楽しむのもアリだろう。

3歳馬に注意

近年は斤量の軽い3歳馬でも通用するシーンが決して珍しくなくなっている。ただし、G1馬であることが多く実績は必要になってくる。特に日本ダービーで好走したような馬には注意しておきたい。舞台が同じ東京競馬場の芝2400mであるため馬券に入れておくのが無難だ。

牝馬の好走も目立つ

他に斤量が軽い馬が牝馬である。牡馬と走って実績のある馬なら馬券候補になるが3歳牝馬のように実績不足になりがちなら無条件に候補に入れておいて損はしない。特にスローペース化が目立つレースなだけに瞬発力勝負になればそこまで差がでることは少ない。

2015年

中距離層が薄いものの宝塚記念と天皇賞秋を制したラブリーデイが1番人気か。

中距離層のレベル下落と同馬の本格化が上手く重なったことで起きた劇的な変化はここでも通用するのか。距離は問題ないだけに日本の代表として頑張ってくれることだろう。

久々の登場となるゴールドシップはどう扱うべきだろうか。特に東京競馬場が苦手ということはなく、とにかく走る気があるかどうかが重要になる。宝塚記念では他馬に威嚇することに集中していたようにレースへの関心は薄れていそうだ。

オークスと秋華賞を制したミッキークイーンが参戦。古馬とは未知数な面を残しているがエリザベス女王杯の結果だけを見れば古馬との差は感じられず斤量の分だけ有利。特に近年は牝馬の活躍が目立っているようにジャパンカップで古馬頂点に君臨しても不思議ではない。

トリップトゥパリスのダンロップ師は、エリザベス女王杯2連覇スノーフェアリーや天皇賞春で3着に入ったレッドカドーなど適性を考えて来日することで知られている。格下感はあるが馬券のヒモには加えておくべきかも知れない。

  • イトウ
  • イラプト
  • トリップトゥパリス
  • ナイトフラワー

2014年

ジャパンカップ予想で勝つコツは必要な情報だけを収集すること。
独自の情報網である【クラウドシステムから得た情報】と【相馬理論】を元に出走馬の馬体や仕上がり具合を診断するため予想に役立つこと間違いなしです。

ジェンティルドンナ

昨年と同じく天皇賞秋2着から参戦するローテーションには好感が持てる。勝利の法則に沿うことが勝負ごとの鉄則だからだ。今年は3連覇が掛かるだけに仕上がりも重要になる。

非常にリズミカルだった最終追い切りから調子は間違いなく良い。一叩きされたことでトモの張りが一層充実し近走では一番のデキと言っていい。いまや生粋のサウスポーなだけに有馬記念は考えてないことが馬体から透けて見える。

【調教タイム】
栗東 坂路 良  54.0 40.0 25.6 12.7
仕上がり:★★★★★ 

ジャスタウェイ

国内では日本ダービー以来となる2400mへの出走になる。注目が集まるのは距離適性についてだが、スラリとした胴長のシルエットから距離がダメと見るのは悲観的な見方である。まあ、今と昔では活躍する体形も違いがあるため一概に断定できないものの不安はないと見ている。それと昔とは別馬なため、3歳時のデータを鵜呑みにするのは止めておいた方がいいだろう。

凱旋門賞からの出走となるが仕上がりは問題なく順調にきていると見ていい。

【調教タイム】
栗東 坂路 良  54.8 39.5 25.2 12.5
仕上がり:★★★★☆ 

ハープスター

古馬と初対決となった札幌記念では、白い古豪ゴールドシップを負かし資質の高さを存分に証明することとなった。凱旋門賞は後方からの競馬で叩かれていたが、今までやってきてないのに本番で出来るわけない。札幌記念は出していったのではなく下げなかっただけだ。それだけに今回も後方からの競馬になる公算が強い。

こちらも凱旋門賞からの出走となるが冬毛が伸びて見映えは悪い。ただ、トモの筋肉はしっかりしており、バランスの良い立ち姿からも悲観するほどではない。サラブレッドとしての美しさは損なうものの競走能力には問題ないと見たい。

【調教タイム】
栗東 CW 良  84.9 68.9 53.9 39.5 11.9
仕上がり:★★★★☆ 

デニムアンドルビー

昨年の2着馬。天皇賞秋では神算鬼謀の本命だったものの直線途中まで前が壁になり脚を余す競馬で消化不良となった。そのぶんダメージはなく、叩き2戦目の上積みを見込んでいい。後方一手でなくなった辺りの成長も評価しておきたい。

前走よりトモがピリッして力強さが出てきて馬体の仕上がりは上々。ローテーション的にはジェンティルドンナと同じく狙ってきたクチだろう。

【調教タイム】
栗東 CW 良  85.1 68.9 53.3 38.7 11.7
仕上がり:★★★★☆ 

ワンアンドオンリー

発汗が酷かった菊花賞は特に見所がなく9着に沈んだ。純粋に体調が悪かったのか、それとも距離が長かったのか。高速馬場に適応できなかったなど敗因は色々と考えられるが今の所はハッキリしない。日本ダービー馬として府中2400mで巻き返したいところだろう。

調教の行きっぷりは良く反動は無いと考えて良さそう。思ったより馬体もしっかりしていることから悲観的になる必要はない。あとはパドックで最終チェックしておきたい。

【調教タイム】
栗東 坂路 良  53.5 38.8 25.2 12.7
仕上がり:★★★★☆ 

エピファネイア

気が入り過ぎるタイプだけに操縦性には難点がある馬。その点から見ると乗り替わりは必ずしもプラスになるとは思えない。まあ、オルフェーヴルで乗った経験があるだけに、バッチリ折り合って真価を発揮する可能性もあるっちゃあるけど。

気がいいため前走でも仕上がっていたが、盛り上がったトモは今回の方が上。日本ダービーでもガッチリ仕上げたように、折り合いのために手は抜かない調教師なので良い方向に行けば想像以上のパフォーマンスを見せる可能性を秘めている。

仕上がり:★★★★★ 

イスラボニータ

レースセンスが良い馬なので、どの距離でもソツなくこなせるのが強みとしてある。ただ、ここはスペシャリストが揃っているだけに、その中でどこまで通用するかは未知数。中格の馬体から見た印象だけで言えば2000m前後が無難なのは間違いない。

前走もバランス良く映ったがボリューム感では今回の方が勝っている。フジキセキ産駒らしいボリューミーな馬体に風格が備わってきた。父の成し遂げられなかった仕事をどこまでやれるのか今回も注目したい。

【調教タイム】
美浦 南W 不良 84.2 68.1 53.6 39.9 13.0
仕上がり:★★★★★ 

スピルバーグ

緩かった毎日王冠から着実にステップアップしてきた感のある馬体変化だけに今回のメンバーで通用するなら来年の活躍が非常に楽しみとなる。日本ダービーではジャスタウェイ以下の着順なので評価に困るところ。本格化した今どこまでやれるか試金石な面がある。

馬場が悪いだけで調教はいつも通り。マイペースな厩舎なので時計だけで判断しない方がいい。馬体は前走よりしっかりして仕上がりとしては近走では1番と思えるデキにある。

【調教タイム】
美浦 坂路 重  56.6 41.4 27.7 14.5
仕上がり:★★★★★ 

フェノーメノ

やっぱりステイゴールド産駒らしく気で走るタイプなので闘志に火が付くかどうか。春は日経賞で着外に負けて天皇賞春で一変したことを考えると今回また変わってきても不思議ではない。まあ、ステイゴールド産駒の気ムラな部分は人智を超えるので穴党には面白い馬ではある。

一度使われたことでメリハリの利いた馬体に仕上がっている。あとは精神面が伴ってくるかどうかだけ。

【調教タイム】
美浦 南W 不良 84.0 69.0 54.3 40.0 12.9
仕上がり:★★★★☆ 

2012年

◎08.エイシンフラッシュ

ジャパンカップは2回走ったが、先行策と大外枠で脚をタメきれずに凡走している。
この馬の好走のカギは、内々でジッと脚をタメられるかどうかだけ。
前走の好騎乗で妙味は薄れたが悪い条件ではないはずなので乗り方一つで再度好走できる。

○04.フェノーメノ

着実な成長力を見せての天皇賞(秋)2着は評価できる。
あまり決め手勝負向きではないが本格化した今なら底が分かるまで買いたい馬。

▲17.オルフェーヴル

2度負けている大外枠だけに割引は必要になる。
スローになるほど折り合い不安は増大するだけにペース一つ。

△15.ジェンティルドンナ

▼買い目
ワイド:8⇒[4,17,15](各1000円)

馬場傾向からの一発

今の馬場なら果敢に逃げた時のトーセンジョーダンが面白い。
レコードで駆け抜けた持久力から簡単にはバテない。
単複:16(各1000円)

東京9 キャピタルS

◎09.アプリコットフィズ

10?11月のパフォーマンスが良くこの時期は走る馬。
昨年に勝った東京マイル戦に戻れば見直せる。

○02.ファイアーフロート
▲13.クラレント
△16.トーセンレーヴ

▼買い目
ワイド:9⇒[2,13,16](各1000円)

エイシンフラッシュ

今季3戦目。筋肉もちろん肌つやも良く相変わらず見映えのする好馬体である。
連戦のダメージは外観からは見受けられない。
評価:S 見映えよし

オルフェーヴル

欧州競馬で揉まれたからか、トモに筋肉がついて前期より逞しい馬体になった。
芯の強さを感じさせる立ち姿で遠征帰りの不安を感じさせない。
評価:A デキ良好

ジェンティルドンナ

一回りスッキリ映るのは少なからずダメージが残っているせいかも知れない。
前回ほどではないが、輸送で大幅に体重が減らない限り問題はなさそうに思える。
評価:A 馬体維持

ダークシャドウ

前回の仕上げには首をかしげたが、天皇賞秋を叩いて型通り体は良くなっている。
体形は長距離型ではないが、どの条件でもこなせるタイプだろう。
評価:A 叩き良化

トーセンジョーダン

抜群だった昨年には劣るものの、体はパンとしていて決して悪くない。
もともと見映えするタイプでもなく過小評価は禁物。
評価:A 叩き良化

ビートブラック

体形やバランスだけで見るとパッとしないので過小評価をしてしまいがち。
アウトラインはスッキリして引き締まっている。
評価:A 馬なり

フェノーメノ

大物感があるというより欠点がなくスキがない馬という印象が強い。
使うごとに研ぎ澄まされて馬体に磨きがかかっている。
評価:S 抜群

ルーラーシップ

パドックでは写真ほどシャキっとした歩様でなく背中に緩さがあり出遅れた。
今回も写真映りは良いので実際のパドックでの印象とリンクするかがカギになる。
評価:S 姿勢安定

ローズキングダム

馬体の雰囲気は悪くないものの、一頃に比べると小さく映るようになった。
前回から良くなったという印象はなく良くて平行線。
評価:B 迫力不足

2011年

◎06.トゥザグローリー

成績だけ見れば冬場の方が良いタイプ。前走の内容も
見せ場のある内容で5着と復調。叩いて更なる上積み
が期待できる。春までは高いパフォーマンスを見せて
いた馬でトップクラスの能力があるのは間違いない。

○07.ペルーサ

府中に限ればレースぶりが悪くないように前走でも
0.2秒差3着と力は見せた。ベストの舞台でスタート
に問題がなくなれば青葉賞のポテンシャルを見直せる。

▲02.ブエナビスタ

前走は不利がありながらも力を見せた。
広いコースなら堅実に走れる。

△13

ウインバリアシオン
うっすら冬毛がでつつも、シルエットはしっかりいて問題なし。
繋ぎの柔らかさは十分で筋肉もしっかりしている。好状態キープ。
馬体診断:★★★★

エイシンフラッシュ
前回でも仕上がりは良かったので、特別急上昇といった所はない。
黒鹿毛とあって相変わらず見映えする馬体で上々の状態。
馬体診断:★★★★

オウケンブルースリ
相変わらずコロンとした感じはあるが、アウトラインに締まりが出てシャープさが増した。
皮膚感や筋肉も上々で、ここまで立て直した陣営の努力には敬意を表したい。
馬体診断:★★★★

ジャガーメイル
特に変わった点は見受けられない。
相変わらず皮膚感は良く順調さがうかがえる。
馬体診断:★★★★

トゥザグローリー
前回と比べて無駄肉がなくなりアウトラインがスッキリした。
集中力を感じさせる顔つきや薄い皮膚感から今季一番と見ていい。
馬体診断:★★★★★

トレイルブレイザー
一見ダート馬のようなゴツい体つきでミスプロ系の色合いが濃い。
時計勝負よりは荒れた馬場の方が力を出せそうなタイプ。
馬体診断:★★★★

トーセンジョーダン
グッと張り出した筋肉は力強く、背中のラインも引き締まった。
冬に裂蹄が出たように再発は気になるものの外観は文句なし。
東京競馬場[3.1.0.0]のデータ通り、コースへの適正は他馬を上回っている。
キレる脚というより持続力で勝負するタイプだけにペースが落ち着くとどうか。
着実に力を付けてのG1制覇だけに新たな一面が垣間見れても可笑しくはない。
馬体診断:★★★★★

ブエナビスタ
冬毛が出てきたものの馬体のシルエットは前回より力強い。
この馬にしては体を大きく見せて上積みが感じられる。
想像以上のハイペースとなった前走は、事前の分析通り牝馬には酷な限界を試される競馬となった。
しかし、スムーズさを欠いた面もあり、0.3秒差の4着なら一応を地力を示したとも言える。
昨年のジャパンCでは、降着処分がなければ現4歳勢に完勝していたはず。
東京競馬場は庭といわんばかりの活躍だけに雪辱を晴らすシーンも十分ありうる。
馬体診断:★★★★

ペルーサ
前回より背中に力が入ったことにより姿勢が格段に良くなった。
表情の通りトボけた面があるので距離延長は良い方向に働く。
どうも掴み所のない馬ではあるが、東京競馬場がベストコースであることは間違いない。
昨年は集中力が足らず出遅れを繰り返したが、近走を見る限り再発の可能性は低い。
3歳時から素質を高く評価されてきた馬。ここでの走りが今後の明暗を決めるだろう。
馬体診断:★★★★★

ローズキングダム
外観からはダメージはなく、いつも通りの平常運行といった印象。
馬体診断:★★★★

ヴィクトワールピサ
うっすらアバラが浮いてメリハリの利いた馬体に仕上がっている。
昨年より良く見えるぐらいで状態面の心配はなさそうだ。
馬体診断:★★★★

デインドリーム
例年にない高速決着となった凱旋門を"2:24.4"の時計で圧勝。
持ち時計だけなら通用する見込みは十分と言えるだろう。
ただ、日本特有の緩急のつくペースになると対応できるかは未知数である。

2010年

エイシンフラッシュ
ベストの頃と比べると少し緩みははあるものの許容範囲。
今週キッチリ追えれば出走態勢は整いそうだ。
馬体診断:B

オウケンブルースリ
前走を使い無駄な肉は取れたもののトモのハリは今一つ。
良化途上だが気力が充実していれば走れるタイプ。
馬体診断:C

ジャガーメイル
使ってどうこうというタイプでもなく前走と同様の好状態。
気力のある目つきで精神面の上積みはありそうだ。
馬体診断:A

ナカヤマフェスタ
冬毛が伸びつつも皮膚感は良く影響はないレベル。
一頃よりもドッシリと構え安定感のある馬体。
馬体診断:A

ブエナビスタ
体を大きく見せて変わらず好状態。
極度に安定したタイプなので良くも悪くも平行線である。
馬体診断:A

ペルーサ
前走より厚めの造りでも太い印象は受けない。
まだ芯がしっかりしておらず先々の成長が見込める。
馬体診断:B

メイショウベルーガ
▼メイショウベルーガ
太く見せがちなタイプで判断しづらいが太め感はない。
筋肉は相変わらず柔らかく見せており物凄くタフな牝馬。
馬体診断:A

ローズキングダム
最近は体の芯がしっかりして使い減りもなくなった。
ふっくら見せていて安定感のある立ち姿。
馬体診断:A

ヴィクトワールピサ
筋肉はしっかりしており遠征の肉体ダメージはなさそう。
ただ、全体を通して見ると雰囲気が春に比べて今一つ。
馬体診断:B

2008年

天皇賞・秋は、いつもより早く動き3着に敗れたものの、堂々した走りっぷりだったディープスカイ
2着は欲しかったとこだが、タイム差はなく負けた差はプレッシャーを掛けられた分と考えたい。府中のG1を2勝している馬で、先を見越すならば天皇賞・秋で仕上げることはなくジャパンCが最大の目標となる。上積みがあるならば、ダービーで見せた圧巻のパフォーマンスの再現を期待したいところだ。

一発を期待したいのは、着実な成長の跡が見えるスクリーンヒーロー
アルゼンチン共和国杯では、大逃げに動じることなく好位から正攻法で完勝。勝負どころでスッと動けるようになり展開に対応できる自在性が出てきたのは大きい。相手なりに走る馬が勝ち切った意義は大きく、手薄なG1なら食い込む余地は十分ある。斤量は増えるがドッシリとした走りをする馬で、悲観するほどのマイナス材料にはならないと見る。

◎09.ディープスカイ
○16.スクリーンヒーロー

馬単:◎○1,000円
ワイド:◎○4,000円
払戻:70,800円

ジャパンカップの回顧

1着はグラスワンダー産駒のスクリーンヒーロー。アルゼンチン共和国杯で重賞ウイナーになったばかりで強気に参戦してきたジャパンカップで見事1着になりました。穴馬として見ていましたが、ここまで走るとは予想していなかったので仕方ありません。この反省を次に生かしていきたいと思います。騎手は、M.デムーロ。調教師は、鹿戸 雄一。

2着はアグネスタキオン産駒のディープスカイ。中団やや後ろからレースを進めて抜群の末脚を発揮したものの2着までと勝ちきれない競馬が続いています。ここまで勝ちきれないとなると馬のメンタル的な問題が大きいのでしょう。騎手は、四位 洋文。調教師は、昆 貢。

3着はタニノギムレット産駒のウオッカ。3番手からレースを進める積極策を取ったもののゴール前でつかまる惜しい競馬でした。しかし、負けて強しと思わせる内容で今後の展望が明るくなったと思います。騎手は、岩田 康誠。調教師は、角居 勝彦。

3連単の配当は6万円台と小波乱の結果でした。keibasite.comでは、口コミをもとに競馬必勝法の構築に取り組んでいます。

 - 競馬配信