競馬用語でよく使われる【トモ】の見方

  

競走馬のトモとは後ろ脚すべてだと思って構いません。トモが甘いというのは筋肉が薄く成長の余地を残すことを指します。

このトモが甘い状態になると前駆との連動性が悪くなることで本来の走りのパフォーマンスをだせなくなります。

前躯のアクションが速いのに後躯のアクションが遅ければどうなるでしょうか。遅い方に合わせるしかありません。

そのため、トモが甘い時は全体的にも筋肉のつき方が未熟な方が走りのバランスはとりやすいと言えるでしょう。

ただ、パワーを重視のダート馬なら前躯で砂を掻き込むため、トモが甘くても問題になるケースは少なくなります。

芝のレースでは、前駆と後躯の連動性がどうなのかを重点的に見ると走りのパフォーマンスが予測できます。

パドックで筋肉バランスをチェックして、そのあと返し馬で走りのバランスをチェックするのが理想的です。

最近は芝の高速化が進んできたことでトモが甘くても特に問題なく走るケースが増えてきました。

筋肉量で劣る牝馬の躍進も20年前から顕著になってきたことを思えば、歩様のスムーズさや硬さの方を気にするべきなのかもしれません。

その点から後躯の飛節の折れの角度は深い影響を与えています。あまりに角度があると【曲飛】と言って前に脚が行き過ぎることで負担が大きくなってしまう。

走りが深いと後躯の重量に押されてしまい脚の運びが遅くなってしまうケースが多くなります。

ディープインパクトも深い走りをしてた馬ですが奇跡的な体躯バランスで武器に変えましたが長い競馬史の中でこの馬だけと見ればいかにレアケースか分かるのではないでしょうか。

逆に飛節が真っ直ぐに近いのを【直飛】と言います。これは推進力となるバネが生まれてこないためスピードの乗りが悪くマイナス要素でしかない。

これらは動いている馬でチェックするのはカンタンではなく、かなりの時間をかけて見てもよく分からないかもしれないですね。

まあ、飛節については平均的な馬の方が圧倒的に多いので、そこまで気にして見る必要はないでしょう。

あとは、ひたすら数をこなして見る眼を養っていくだけ。ただ、そこまで時間をかけられる人はなかなかいないと思います。

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