京都牝馬ステークスまとめ
2019/08/30
京都牝馬Sを予想オッズとデータ傾向をもとに分析していきます。
予想オッズ1番人気は外国産馬アルビアーノ。2016年の下半期はスワンSのみと順調には使えず体調が心配されるところ。この馬の距離適性で見ていくと芝1400mがベストな印象もあるだけに京都牝馬Sは狙ってきたレースと言えそうだ。斤量55kgでも実績を考えればオッズは妥当なものだろう。
2番人気はキングカメハメハ産駒アットザシーサイド。近2走はチグハグなレースをしており悲観する内容ではない。京都競馬場の芝1400mでは2戦2勝を含め関西圏のマイル前後レースでは大崩れしていないだけに安定した走りが見られそうだ。
3番人気キングカメハメハ産駒レッツゴードンキ。使ってきたローテーションを見ると芝ダートを問わず好走してきた点は好感が持てる。マイルでは少し足りない競馬を考えれば芝1400mがピッタリという可能性は十分ある。
Contents
2016年
2016年に第51回目を迎える京都牝馬ステークス予想オッズの1番人気はディープインパクト産駒のウリウリが単勝3倍に近い支持を集めている。2014年に同レースを制し、2015年に連覇をかけて挑むも5着に終わっている。その後は、さらに距離短縮路線を歩んだことでマイルは丁度1年ぶりの出走となる。
昨年は外を回す競馬となっての負けではあるがスローペースを考慮すると物足りなさが残る。今年は内枠とまではいかなくても中枠あたりをポンと引いて脚をタメる競馬に徹してどこまで挽回できるかだろう。
いまだに内枠が伸びる馬場を見れば、どの馬であろうとも内に入った馬に利がある。そう見れば軸馬を決めるなら枠順を考慮して決めるべきだろう。ただ、例年の京都牝馬ステークスの馬番を見るとニケタの馬も好走している点から狙いを絞りにくいレースであることが分かる。昨年は3連単200万円を超える配当だったように手広く狙うのが良さそうだ。
2012年
なんの職業でも10年やれば形になると言われています。それほど1つのことに時間を集中させるだけで習熟度に差が出るということなのでしょう。競馬予想を構成するファクターは8つの要素があり、その下にいくつものサブファクターが枝分かれしています。
さらにサブファクター同士を組み合わせることで今までとは違った視点で馬券を買うことができるのが競馬の魅力だと思います。
第47回 京都牝馬ステークスで万馬券をもたらす激走穴馬はこれ!
◎14.エーシンリターンズ
関西圏のマイル前後の距離なら[3,2,3,1] 鉄砲に不安はなく牝馬同士なら初戦から期待。
○11.アスカトップレディ
京都は堅実に走れるコース[2.2.2.1] 牝馬同士なら前走以上を期待する。
▲04.ショウリュウムーン
抜けたものはないが競馬が上手になっている。
昨年の覇者、牝馬同士なら崩れない。
×3,8
京都牝馬ステークス分析
▼アスカトップレディ
うっすら冬毛は生えてるが問題ない程度。
牝馬にしてドッシリ構えて体調変動の少ないタイプだろう。
馬体診断:★★★★
▼エリンコート
よく見せても走りは気まぐれで外観から判別するのは難しい。
少し緩さが残っているが柔らか味が出てきたのは良い兆候かも。
馬体診断:★★★
▼エーシンリターンズ
線の細い馬だったが、この馬なりに幅が出てきて良化十分。
トモのボリューム感は今までで一番良い。
馬体診断:★★★★
▼コスモネモシン
少し冬毛が生えているのと背中に力が入りきれてないことで
厚めに見える体つき。もっとシャープさが欲しいところだ。
馬体診断:★★★
▼ショウリュウムーン
前回に続いて非常に良く見せている。姿勢に安定感がでてきた。
馬体診断:★★★★★
▼ダンスファンタジア
体つきは2歳から変化はなく安定した体つき。
良くも悪くも特に強調材料はない。
馬体診断:★★★★
▼レディアルバローザ
アウトラインは出来ており太め感のない仕上がり。
牝馬らしく気で走る面があり精神面の方が重要だろう。
馬体診断:★★★★
2011年
競馬で勝てないと言う人のほとんどが正しい努力を行えていない。それは正しくデータ分析できていないことが主な原因となっているからだ。カンタンにデータ分析と言うが、その手法は1つではなく、また経験が必要とされる極めてデリケートな分野である。ビッグデータを活用しても分析者が未熟なら逆の結論を出すなど正しく活用することができない。
競馬予想では、これを1人でやるという無謀なスタンスの人で占めている。そこから脱した人から馬券で勝つことができてしまうという現象が起きており、いまだに気づかない人は今後も無謀な馬券を買い続けることになるだろう。競馬予想が正しければ利益は生まれてくるが、ほとんどの人はスタートから間違えているため正しい結論に導かれる可能性は低い。
◎10.ベストロケーション
最近はズブさを見せ行きっぷりが今一つ。
今ならマイルぐらいの方がレースがしやすそうだ。
昨年2着した好相性の舞台なら狙う価値は十分。
○13.ブロードストリート
前走は不利受けた分の負けで見所は十分。
一頃より反応が良くなった今ならマイルでも。
▲12.アプリコットフィズ
掛かる面があるので距離短縮はプラス。
ワンペースだがバテない強みを生かせれば。
×3,7,11,16
京都牝馬ステークス分析
▼アグネスワルツ
少し冬毛が伸び皮膚感は冴えないが、立ち姿は均整が取れバランスがいい。
気負う気性なので平凡に見えるぐらいが丁度いいかも知れない。
馬体診断:B
▼アプリコットフィズ
昨秋のデキと比べると緩さを残すものの太め感はなく悪くない。
この時期は厚ぼったく見えるだけに暑い時期の方が良さそうに見える。
馬体診断:B
▼コスモネモシン
寒い冬の時期にしては皮膚感は良く体調は良さそう。
ただ、キ甲や腹線を見る限り太め残りで注意が必要だろう。
馬体診断:B
▼ヒカルアマランサス
アグネスタキオン産駒らしく無駄のないタイプで細く見せがち。
ただ、こういう時の方が走れるので気にする必要はない。
馬体診断:A
▼ブロードストリート
冬毛が伸びて見映えは悪いが、もともと良く見える事が少ない。
最近の中では立ち姿はしっかりしている方でデキは悪くない。
馬体診断:B
▼プリンセスメモリー
胴が短かく筋肉質な馬体でスプリンター指向の強い馬体。
メリハリの利いたアウトラインからデキの良さが伝わってくる。
馬体診断:A
2010年
私は競馬で勝てない人間こそ株式投資で勝てるなんて口にして欲しくないと思っている。競馬ファンよりもハイレベルな投資ファンドを相手に勝てると考えるのなら競馬なんて楽勝でないと辻褄が合わない。
競馬の控除率は関係がない。なぜなら、株と同じく9割の人間が負けているからだ。つまり、システムの問題ではなく人間的な問題により勝ち負けが決まっているのである。それならば投資のプロである人が馬券を買ってプラスにしてみせることは難しいことではないはず。
しかし、この証明をしようとする人間はいない。日本における投資のプロは完全に自称であり、そういう取り巻きを作ることで祭り上げられた虚像にすぎないからだ。投資のセンスがあるかなんて馬券の買い方を見ればすぐに分かる。
◎01.マイネレーツェル
近2走は内伸び馬場の中で外回す競馬での敗戦で同情の余地がある。
フラットな馬場でスムーズに馬群を割ってこられるようなら巻き返しておかしくない。
○06.ザレマ
ワンペースで一本調子な面はあるが極端なスローにでもならない限り大崩れしない。
勝ち味に遅いが、ここも相手になりに走ってくるはず。
▲13.レジネッタ
相手に併せにいって走る気を出す馬なので外枠はプラス。
阪神競馬場の方が合っている感はあるがタフな流れになれば侮れないものがある。
×5,9,12,14,15
京都牝馬S回顧
1着はアグネスタキオン産駒ヒカルアマランサス。雨馬場の中で追い込みに賭ける競馬で直線に入ると豪快な伸び脚を見せた。馬場の良い所を走ったことも好走の要因なったようだ。もともと高い素質を示していたが重賞レースを制覇したことで今後に弾みがついていきそうだ。騎手は、M.デムーロ。調教師は、池江 泰郎。
2着はクロフネ産駒ベストロケーション。番手から王道の競馬でスイスイ水を得た魚のような走りを見せた。マイルにもメドがついたことで今後のローテーションは厩舎的には選択肢が広がる希望のある好走と言えそうだ。騎手は、木幡 初広。調教師は、鹿戸 雄一。
3着はダンスインザダーク産駒ザレマ。実績馬ということで負担斤量は重かったがマークされながらの逃げ残りということで地力の高さを証明したと言えるだろう。このクラスの重賞レースなら安定して走れる余力はまだ残されている。騎手は、安藤 勝己。調教師は、音無 秀孝。