マーメイドステークスまとめ
2023/05/16
Contents
2022
1位ヴェルトハイム(予想オッズ8番人気)
キングカメハメハ系ロードカナロア産駒。折り合いに不安がない馬でどこからでも立ち回れる器用さがある。
昇級の前走が決定的な負け方に見えるだけに何か敗因があったのか探る必要がありそうだ。
2位ルビーカサブランカ(予想オッズ4番人気)
キングマンボ系キングカメハメハ産駒。スタートに難がある馬なので人気先行では買いづらい印象がある。
重賞を勝った時は上手くインをつけたこともあり、立ち回りに左右される馬であることは間違いない。
3位クラヴェル(予想オッズ2番人気)
シンボリクリスエス系エピファネイア産駒。近走は追い込み一手でこちらも買いにくいタイプの馬と言えそう。
上のクラスでやっていくために精神的な我慢と脚質的な「溜め」をしっかり教えてきたことでステップアップしてきた。
前走は肺出血ということもあり度外視できるが鞍上を見ても過信もしづらいというのが本音ではないか。
2017年
マーメイドステークス2017予想オッズとデータ傾向から好走馬を探ります。
自己条件からの上がり馬が多くハンデキャップレースということもあり穴馬の活躍も目立っている。ハンデは、50?53kgぐらいの軽量馬が好走する傾向にあり、どう荒れるかを想定するのは容易ではない。
今年のマーメイドステークス1番人気は、G1レースでも好走歴のある重賞馬バウンスシャッセ。
不可解な惨敗がある馬だけに過信できないものの実績では1つ抜けている。ただ、阪神競馬場は初めてということもあり輸送を含めて死角がありトップハンデを背負うことから抜けた人気にはならないだろう。
上がり馬のマリアライトが2番人気。自己条件から惨敗なく上り詰めてきただけに安定感を評価する人は多そうだ。こちらも阪神競馬場は初めてであり不安要素は少なくない。
とにかくオッズに関係なく万遍なく検討を重ねていくべきレース。荒れると踏んで青田買いする馬券戦略も悪くなさそうなレースである。気まぐれな牝馬ということもあり狙って当てるのは簡単ではない。
2016年
昨年1番人気で後にエリザベス女王杯を勝つことになるマリアライトが出走したが、人気薄の関西馬シャートーブランシュが負かす結果となり第1回から関東馬は勝てない情勢が続いている。
マーメイドステークスの勝ち馬を探すのであれば、まずは関西馬から検討に入る方が手っ取り早い。関東馬は軽視といかないまでも頭の馬券で勝負しない方がいいだろう。
次にハンデキャップレースということで斤量を見ていくと近年は52kg前後の軽量馬の活躍が目立っている。このレースでは実績馬よりもフレッシュな馬の方が勝つチャンスが大きい。
年齢で見ても4~5歳馬が中心に勝利しておりデータとの整合性がとれている。負担斤量の大きい実績馬は若干不利と言えるが、それよりも好調さや勢いを重視する方がいいのかも知れない。
勝利騎手で見ていくと2年連続で勝利しているのが藤岡康太。近6年で3勝というハイスコアをマークしており2016年も騎乗馬があれば注目しておきたい。
2015年
2015年のマーメイドステークスの激走穴馬はコレだ!
レッドセシリア
これといってペースを作っていく馬が不在で押し出されるようにダート馬が逃げればペースは遅くなる。そう考えると前が残る気もするが極端に落ち着いてしまえば一団の差しが決まる可能性もでてくる。
そこで狙いたいのはハーツクライ産駒のレッドセシリア。
以前ほどカッとすることがなくなったぶんスピード感があまり感じなくなった。マイルを中心に使われてきたのはレース選択のミスだったように思う。初めての2000mはプラスになると判断した。
2戦目でG1を3着して以来の阪神競馬場は、相性の良さで東京競馬場に負けることはない。小さい馬ながら根性のある馬で自己条件で終わって欲しくない馬。あらゆるファクターが噛み合えば初めての重賞レース制覇があっても可笑しくない。
2014年
2014年のマーメイドステークスの馬券で稼ぐことは決して難しいとは思わない。
なぜなら、過剰評価される人気馬を避ければ妙味の高い配当を得ることが出来るからだ。自分の評価よりも人が評価したものに安心感を覚える人が日本には大勢いる。そういった実力とオッズのバランスが悪い人気馬を避けるだけで長期的には回収率が向上していくはずである。
ここではマーメイドステークスの人気馬だけでなく、激走穴馬が見つかるようにデータや馬体から分析を進めていきたい。
6年以上も激走穴馬で勝ってきた神算鬼謀のノウハウが詰まっている。まだまだ書ききれない事が沢山あり随時追加していく予定。本気で稼ぎたい人だけ見て欲しい。
マーメイドステークス出走馬分析
出走予定馬も含まれています。
フーラブライド
スピード不足だったヴィクトリアマイルは0.8秒差の13着だった。芝の長めの距離で変わり身を見せた馬だけに前走の敗戦は気にする必要はないだろう。牝馬にしては骨格がしっかりしておりG1レースを使った反動は見られない。毛づやが良く立ち姿もしっかりしておりデキは相変わらず良い。
仕上がり:★★★★☆ A
ディアデラマドレ
2回も骨折しているだけに自己条件で立て直すべきだと思うが、強気に重賞レースを選んでくるあたり資質の高さを厩舎が評価しているのだろう。背中に強さがあり、筋力もキングカメハメハ産駒らしく力強い。母ディアデラノビアよりも短胴に見えることから2000m以下が合っているのではないかと思う。以前は精神的にモロさを出していたが精神的に立ち直ったことでトントン拍子で出世しても可笑しくない素質馬だろう。
仕上がり:★★★★☆ A
アイスフォーリス
線の細い感じがするのは3歳から馬体イメージに大きな変化は見られない。脚下の繊細なタイプだけに良馬場や平坦コースの方が合っている印象を受ける。ステイゴールド産駒だけに気力が尽きない内は、自分の持てる力を安定して発揮できるだろう。
仕上がり:★★★☆☆ B
サトノジュピター
ハーツクライを父に持つ兄アドマイヤラクティと似たシルエットなのは牝系の影響力のせいか。牝馬にしては雄大な造りをしているぶん緩めに映るが少しずつ実が入ってきている印象を受ける。ここから、もう一段階トモが強化してくれば重賞レースの常連になって可笑しくない資質を持っていると思う。距離は伸びていった方が持ち味である決め手も生きてきそうだ。
仕上がり:★★★★☆ A
マーメイドステークスデータ分析
参考:JRAデータ分析
3?6歳と幅広く活躍
特定年齢層の活躍はなく、どの世代にもチャンスはあるが7歳以上の好走は期待できない。体調変化の大きい牝馬だけに調子が良い旬の馬であるかの方が大事になってきそうだ。
荒れる傾向が強い
オッズで見ても人気馬だからと言って好走率が高いわけではないようだ。単勝オッズ50倍未満であれば差のない競馬となっており人気がアテにならないレースと言えるだろう。
軽ハンデ馬が好走
好走する傾向としては軽ハンデ馬が強いと思うが、ハンデ分布は広めで斤量だけを気にする必要はないように思える。軽いことに越したことはないが、それだけで重賞レースに通用するほど甘くはない。強調できるデータがないだけに総合力で判断していくのが賢明だろう。
2013年
2013年のマーメイドSはこう分析する。
G1ともなれば違うのだが、下級条件はスロー最盛期なので素質が見えにくいのが困る。
さんざんスロー競馬やって本番でハイペースになられても参考にできるレースがないっていう事態。
スローペース主体になっても差がつかないぶん、内外の差や騎手の判断で命運が分かれやすい。
能力の底が計りにくい時代に重要なのは立ち回りだなと感じている次第。
難儀な時代なんだけど、色々と足りない部分も分かってきてやりがいはある。
この時代を攻略できれば、あとは何とでもなるだけのものが得られそうだ。
推奨軸馬
7.アロマティコ
ちょくちょく騎手に下手乗りされるが、後ろからしか行けないことも災いしている。
ヴィクトリアマイルにしても行き脚がつかず大外をぶん回すハメになった。
能力は高いが現状は競馬が下手。ここは地力を問われる競馬になる可能性が高く勝ちきればG1も見えてくる。
指定鬼馬
11.ピクシープリンセス
エリザベス女王杯3着が評価されていると思うがレースレベル自体が低い。
自己条件を勝ちきれないことで地力不足を証明している。2番人気は過剰だろう。
推定穴馬
9.ハワイアンウインド
昨夏の小倉2000mで勝った時計は重賞とそん色なかった。
重賞でやれるだけの資質はあり、夏馬の傾向も見られるだけに早めの一発に期待。
13.エーシンメンフィス
斤量は背負わされたが、それ以外に減点材料はなく中距離に戻れば。
最終決断
馬単:9-7(1500円)、9-13(500円)
ワイド:7-9(2000円)、9-13(1000円)
マーメイドS 出走馬診断
■評価尺度:良 S ⇔ D 悪
アロマティコ
父:キングカメハメハ 母:ナスカ
脚下が軽快なタイプだが、付くべき筋肉がしっかりとついて本格化を遂げた。
走りのバランスが非常に良く、今の芝なら臨機応変に対応できそうな馬体構造をしている。
前駆が一回り大きくなれば更に良くなってきそうだ。
評価:A 順調
エーシンメンフィス
父:メダグリアドーロ 母:テネシーガール
アウトラインがピリッと引き締まり着実な良化がうかがえる。
毛づやも際立って良く体調自体は絶好だろう。
評価:A 毛づや良し
ピュアブリーゼ
父:モンズーン 母:ピューリティー
体調自体は相当良く見えるけど、まだ体に緩さを残している段階。
良くなってきてはいるがパーフェクトなデキとは言えない。
評価:B 平行線
コスモネモシン
父:ゼンノロブロイ 母:デュプレ
アウトラインは悪くないが、全体的に重め残りで絞り切れていない。
レースを使いつつ絞り込む意向か。
評価:C 太め残り
マルセリーナ
父:ディープインパクト 母:マルバイユ
この馬にしてはスッキリとした体つきで少し細いのかなという気がする。
馬体が減り続けているので体重が増えてきた方が良さそうな雰囲気。
評価:B 細めか
2012年
2012年のマーメイドステークスは、高配当を生み出す激走穴馬を特定し年間プラスを達成する。
◎09.エリンコート
本日は27度と高め気温という点に着目してみた。
大激走を見せたオークスを制した時は、気温30度と暑かったため夏馬の傾向を示すしているとも見れる。
一雨あった阪神競馬場の馬場は重めになりやすいという特性も合っており、時計・上がり勝負にならなければ久々の激走があっても不思議ではない。
そろそろ実力馬の復活が見られてもいい頃合いだろう。
マーメイドステークス分析
▼アカンサス
気性に落ち着きが出て、どっしりと構える立ち姿に成長の跡が見られる。
もともと胴が長めで距離は伸びても平気なタイプ。
馬体診断:★★★★
▼アグネスワルツ
牝馬ながらパワフルな体つきになり、スピード型の印象は薄まった。
一時期は皮膚が良くなかったが、近頃では安定した外観を保持している。
馬体診断:★★★★
▼アニメイトバイオ
薄づきでピリッとしない外観だが、その方がよく走る傾向にある。
背中やトモはしっかりしており、そろそろ警戒が必要だろう。
馬体診断:★★★★
▼エリンコート
体をポテッと厚く見せるのが、サンデーサイレンス×ノーザンテースト種牡馬に多い。
その傾向は同馬にも現れていて、基本的に外観はよく見せない。
こういったタイプは、外観のデキ関係なく突然走り出す傾向にある。
馬体診断:★★★
▼グルヴェイグ
もともと馬体のバランス良さが光るものがあり素質は十分だった。
成長力のないディープインパクト産駒でも使いつつ幅が出てきており、日本屈指の良牝系の凄さがうかがえる。
馬体診断:★★★★
▼マイネエポナ
一見すると線は細いが、トモがしっかりしているので姿勢は安定感がある。
メリハリの利いた馬体となめらかな皮膚から体調は申し分ない。
馬体診断:★★★★
2011年
2011年のマーメイドステークスの激走穴馬の根拠を明らかにする。
競馬は控除率20~25%徴収されるシステムから見れば投機に分類されます。これを投資するために必要なことは何だと思いますか?まずは他とかぶらないアドバンテージを確保すること。この優位性は投資化において絶対必要となる要素なため、これがないものは投資とは呼べません。
なぜなら優位性でのみ利益を確保することができるからです。競馬予想が上手くても全てのレースで利益を上げられる人は存在しません。つまり、取れるレースとそうでないレースと切り分けるために優位性が必要になるということなのです。だからこそ自分自身の能力と強みを自覚してこそ投資競馬は成立すると考えてください。
◎10.ディアアレトゥーサ
近3走の時計は速すぎた印象で悲観する内容でもない。
2000mは[1.1.2.1]のベスト条件。唯一の着外は秋華賞での6着。
持ち時計である[1:58.8]前後で収まれば一発が見込める。
○13.プロヴィナージュ
戦績からは斤量の増減より条件適正の方が重要と思える。
2000mは[2.2.1.1]と安定しており牝馬限定の重賞なら好勝負。
狙うべきレースで驚くような快走を心待ちにしたい。
▲06.イタリアンレッド
集中豪雨でなければヤヤ重までは走れる。
暑い時期に調子を上げるタイプで条件面は今回が一番いい。
小回りコースで切れる脚を使えるのも強みになる。
×1,4,7,8
マーメイドステークス分析
▼アスカトップレディ
薄身だったトモに厚みが増して本格化。重厚な血統通り捌きは硬めなぶんタフ。
馬体診断:★★★★☆
▼セラフィックロンプ
久々ながらアウトラインが綺麗で太め感はない。十分に乗り込んできた印象。
馬体診断:★★★★☆
▼ディアアレトゥーサ
アウトラインがボヤけており肌艶も時期を考えると冴えない。仕上がり途上の感。
馬体診断:★★☆☆☆
▼フミノイマージン
無駄がなく見映えしないタイプも非常に手先が軽い馬。
どこからでも動けるが使える脚は短く抑える乗り方で一変した。
馬体診断:★★★☆☆
▼ブロードストリート
相変わらずピンとこない馬。前走より姿勢は力強く見える。
馬体診断:★★★☆☆
▼プロヴィナージュ
リラックスした安定感ある姿勢が古馬らしい。皮膚の血色は良く体調面に問題はない。
馬体診断:★★★★☆
▼ラフォルジュルネ
アウトラインは綺麗で太め感のない仕上がり。ただ、力み過ぎなのか姿勢が硬い。
馬体診断:★★★☆☆
2011年
2010年のマーメイドステークスで狙うべき激走穴馬を明らかにする。
投資競馬とはマインドである。なぜか手法ばかり注目されがちだが、正しいマインドがあってこそ正しい思考を生み出すことができる。正しい思考は正しい行動につながることで正しい結果を得るに至るわけだ。これを無視して誰にでも使える効果的な手法を探しても、その効果を最大限に発揮することは叶わない。
それだけ人間というのは不確かな生き物であるという証明でもある。特に邪魔をするのが人間が持つ本来の感情。これは日常生活においては致命的にはならないものの、ことスポーツの勝負ごとや投資になると決定的な要因として顔をのぞかせてくる。あなたは聞いたことがあるだろうか、【感情バイアス】という言葉を。
人間はいかにイイ加減であり論理とは程遠い行動取るのかがこれで説明がついてしまう。どんなにIQが高くても自分の感情の赴くままに行動してしまう人なら株取引でプラスの利回りを叩き出すことはできない。つまり、頭の良さなんかより、まず感情を抑制する術を知らなければ実力を発揮するまでには至らないのが投資の現実なのである。
◎05.コロンバスサークル
好走する時は内々で我慢してロスなく抜け出すのがパターン。
3走前の内容から力は足りており実績馬のハンデが重くなった今回は相対的に見て優位に立てる。
内でタメて外を回さず前が開けばチャンス十分。あとは輸送をこなせれば・・・
○14.ニシノブルームーン
昨年の2着馬。昨年から3kg増のハンデも勢いは今年の方が上。
斤量面を除けば今回好走する目が十分にあると考えられる。
ある程度自分から動いていく競馬が理想的に思える。
▲10.リトルアマポーラ
昨年の3着馬。中距離の牝馬限定戦なら大崩れはしていない。
ハンデは重いが極端に速い上がりにならない限り自分の力は出しきれる。
×3,8,9,13,16