マイルチャンピオンシップまとめ
2022/10/25
Contents
2021年
マイルCSの出走馬診断
グランアレグリア
前走 前走の天皇賞秋ではスピードが豊富な所を見せたが体力面では限界を見せての3着となった。堅実なマイル戦に戻れば昨年の覇者ということもあり評価しないわけにはいかない。
今回 天皇賞秋は負けたものの差は僅かで適性差と見れば特に悲観する内容ではなかった。道中のペースがもっと落ち着いていたら逆にスピードを生かせる展開となり勝てる可能性も上がっただろう。
前走後は15-15の乗り込みをメインとした調整が続いているが特に強い追いきりは必要のないタイプ。
速い追い切りがなくても不安視する必要は全くなく2連覇の行方を見守りたい。
シュネルマイスター
前走 古馬との初レースとなった毎日王冠では安田記念馬を下しての勝利と結果をだしている。父キングマンは種牡馬として一定の評価をされており、日本にも新しい風を吹かす可能性はありそうだ。
今回 日本におけるダンチヒ系の活躍を見ると1400mまでのワンペース型というイメージが強かった。外国産馬の身にあってイメージを覆した意義は大きく種牡馬としての期待もかかる馬だろう。
オンオフの利いたレースセンスはダンチヒ系においては相当な武器になっているのは間違いない。
追い切りでも仕掛けられるとスッと加速するムダのない走りがこの馬の資質を物語っている。
インディチャンプ
前走 安田記念では少し力みのある所をみせたぶん直線では伸びきれず4着に終わっている。6歳になって勢いに陰りが見られてきたものの落ち目になったと見るには早計という向きもある。
今回 安田記念とマイルCSと2大マイルG1レースを勝っている馬で実績は上位の存在。追い切りでは伸び負けるなど物足りなさも感じられるが、このあたりは古馬らしい力の抜き加減にも見える。
レースを使って叩いた方が良さそうに見えるが、気負いすぎる気性からは休み明けでも問題ないとも言えそう。
サリオス
前走 安田記念ではスタートでトモを落として流れに乗り切れず8着に終わっている。スピード面では限界を見せたとも言えなくないだけに結論を急がない方が良さそう。
今回 古馬になってからは凡走が続き影が薄くなりつつあるがG1レースを2戦してただけ。近走のG1レース3連戦は、それなりに理由がつくため消すまでには至らない評価に納得である。
これだけの大型馬になると順調さが一番重要にあるが今のところ追い切りを含めて不備はない。
前哨戦を使えないのか、それとも使わないのか。それが功を奏するのか悩み多き一頭には違いない。
グレナディアガーズ
前走 前走の京成杯AHでは、いつもより気性的なゆとりを重視して臨んだが結果として結びつかなかった。これでは走り切れないと判断している点から本番では一転した仕上げを施す可能性がある。
今回 気性的に難しい馬で馬具を替えつつ上手く走れるようになってきた背景がある。それでも今回はしっかりと負荷をかけて気を注入していく方針で仕上げてきそうだ。
それがプラスとなるか、それともマイナスになるのか。ギャンブル的な立ち位置にいる馬と言えそうだ。
2017年
一口馬主のエージェント出資馬が重賞レース2勝目を挙げる活躍を見せている。
卓越した相馬の知識と経験は今まで惜しげもなく披露されてきた。
実際に数年に渡り公開してきた出資馬の半分はオープン入りを果たす活躍を見せている。
オープン馬になれる確率は6%程度だけに、いかに異常な数字かがよく分かるだろう。
そんな人がいるわけないと思うかもしれないが無料サービスとして運営されてきた上での事実である。
こうした競走馬エージェントの慧眼は馬券に生かすことができたらどうなるだろうか。
これは投資におけるエッジ、つまり優位性として生かせることは想像に難くない。
こうした要素を集めて体系化したのが投資競馬システムであり軸馬だけでも確率ブレイクを起こしている。
自分自身の強みが何なのか。それを生かすにはどうすればいいのか。
これらを考えていくことが年間プラス収支継続の近道であることは間違いない。
それは自分の得意分野を伸ばすことで特別なスキルが身につけば給料が良くなることにも似ている。
2016年
マイルチャンピオンシップはどういった馬券を買えばいいのか?独自の競馬理論を提唱してきた伊藤雄二を中心とした馬券師集団であり、そして公開予想から8年プラスのkeibasite.comがオッズやデータをもとに傾向を明らかにしていきます。
過去のマイルチャンピオンシップを振り返ってみると一度好走した馬が翌年以降に好走する、いわゆるリピーターホースの活躍が目立つことに気づくことができます。
2016年の出走馬で該当するのは、フジキセキ産駒の皐月賞馬イスラボニータ、ディープインパクト産駒の8歳馬ダノンシャーク、7歳馬フィエロでした。
こういったデータ傾向が気になる人は、馬券のヒモにでも無条件にいれておいてもいいでしょう。近年の重賞レースでも、そのレース条件を得意とする馬が連覇する傾向が目立つことからスペシャリスト化の流れは今後も進んでいくことでしょう。
予想オッズ1番人気サトノアラジン3.3倍
さて、予想オッズを見ていくとサトノアラジンが1番人気3.3倍と過剰には支持されていないようです。
荒れるG1レースというイメージとスタートがワンテンポ遅く追い込み競馬になりがちな点が割り引切れているのでしょう。実際その通りで賢明な判断でスキがないオッズだなと感じました。
スワンステークスを見てもワンテンポ遅しスタートから追い込んで勝っており、この馬の競馬が出来ているという点で順調に来ているのは間違いありません。
今年のメンバーと勢いからすれば勝っても不思議がなくスタートをでて展開が速くなってくれれば…という条件を満たされるかどうかだけ。
しっかりと乗りこまれた馬体は母父ストームキャットを彷彿させるスタイリッシュボディに昇華しておりデキはもちろん体質の良さを感じさせてます。
予想オッズ2番人気イスラボニータ4.5倍
2015年から勝ち星がないものの相手なりには走っているのがイスラボニータ。それを考慮するとオッズ4.5倍は過剰気味と言えるのではないだろうか。
気性的な問題と見るしかないが、獣医学を元にしたkeibasite.comの馬体論で見ていくと慢性的に腰からデンにかけての弱さがネックになっていることに気づきました。
昨年はスタートで遅れて3着でしたが、今年もスタートには気を付けるべき一頭だと考えています。リカバリーが効きづらい外めの枠なら重視することはないでしょう。
こうした考証から頭の馬券ではいらない一頭とでありヒモでも抑える程度にとどめる予定。どちらかと言えば人気を背負って飛んでくれる要員として見ています。
予想オッズ3番人気ヤングマンパワー6.4
あまり成功しそうに見えなかったスニッツェル産駒が送り出してきたヤングマンパワーが3番人気。この馬はまだ底を見せていないと考えれば買うしかない1頭になります。
ただ、前走の富士ステークスはペースが緩くプレッシャーのない競馬であり、2走前についても時計がでやすい新潟競馬場1分31秒台の時計ということもあり軸馬の候補としては考えていません。
その点を補完できる情報はどうすればいいかと言えば、やはり馬体から色々と推測していくことになるわけですが、特に問題があるタイプではなくデキは絶好と判断しました。
とりあえず問答無用で馬券の頭にはぶち込んでおく、そういった買い方はしておくべきでしょう。デインヒル血統はハイペースでこそという印象もあり激戦に耐えられる資質はあると見ています。
予想オッズ6番人気フィエロ10倍
馬券圏内に突っ込んでくる可能性がある馬で厚く買っておきたい強調穴馬と言えばリターンホースのフィエロになります。
スワンステークスは見所がなかったですが、そこから本番で一変の多い藤原厩舎なので気を付けなければなりません。
もう色々と勘繰っても仕方ないので無条件に馬券には加えておくべき馬でしょう。
この馬の飛節は伸びがないため末脚に賭ける乗り方では一歩たりないレースになりやすい。それよりも優れた俊敏性を生み出す飛節を最大限に生かせるのが京都競馬場なので今回までは重視しても良い1頭になります。
昨年の優勝馬モーリスが天皇賞秋に向かい見事に優勝したことで、2016年のマイルチャンピオンシップは以前の空き巣状態に戻ってしまった。そんなレースだったとしてもG1ホースは生まれてくる。あるとないとでは雲泥の差だけに何が何でも称号が欲しい馬たちが参戦してくるだけに馬券的には面白い一戦となりそうだ。
このマイルレースに3歳馬ロードクエストが参戦してくる。父は有馬記念を勝ったマツリダゴッホで父とは違い直線が長く広いコースに適性がある。スタートに難がある馬でスローペースとなった富士ステークスでは自分のリズムを作ることができなかった。追い込み馬らしい負け方とも言えるだけに見限るにはまだ早いだろう。この馬があっさりと勝つようなら3歳馬が勢力を塗り替えていくことになるだけに注目しておきたい一頭だ。
昨年は出遅れて3着のフジキセキ産駒イスラボニータが今年も出走してくる。もう勝ちたくないんだと言わんばかりの勝ち味に遅い成績が続いている。あの皐月賞での強さは影を潜めてしまっているが相手なりの競馬で馬が満足している可能性もありそうだ。そろそろ亡き父の代わりを果たすため種牡馬入りも見えてくるだけに、もう1つG1レース勝利の称号が欲しいだけに後先を考えない仕上げで臨んでくるだろう。ライバルだったワンアンドオンリーまでには落ちぶれてないのは幸いだが個性的な馬が多い世代のように感じられる。
まず1番人気の単勝予想オッズがつくだろうディープインパクト産駒のサトノアラジン。素質馬が揃う兄弟の中でもマイラーとしての資質はナンバーワンの馬。菊花賞の後はマイル路線に照準を絞りキャリアを積み重ねてきた。その爆発的な末脚は派手で鮮やかといかにも良血らしい競馬が持ち味の馬と言える。とはいえ、その派手なレースぶりもスローペースになると取りこぼすリスクが高くなるだけにペースは上がって欲しいところ。スタートに課題を残していることから盤石とは言えないが今年の小粒なメンバーになればチャンスは十分ありそうだ。クラシックを勝ってかたらサトノ冠の勢いを感じるだけにバイオリズムの良さを生かしたい。
ほかに注目している馬はネオユニヴァース産駒のネオリアリズム。3歳で安田記念を勝ったリアルインパクトを兄に持つ血統でマイルの資質は高く見積もれる。残念ながら兄はマイルチャンピオンシップとは縁がなかったが、そのぶん弟が頑張ってくれるのではと思わせる上昇ぶりを見せてきた。前走の札幌記念では同じ厩舎の大将であるモーリスを負かす大金星を挙げた。さんざん折り合いを勉強させてきて結局は逃げという形での大成には皮肉だが自分の持ち味に目覚めた今ならあっさりG1レースを勝っても不思議ではないだろう。
ほかにもイマイチながらも魅力的な馬が集まっており難解な一戦には違いない。あまり相性がいいレースとは言えないがビシッと馬券的中できるように情報収集に励んでいきたい。
2014年
馬体診断を中心とした出走馬を厳しく評価していきます。
オッズに見合うデキであるかマイルチャンピオンシップ検討にお役立て下さい。
毎日王冠(芝1800m)を勝ったばかりの2戦目に天皇賞秋挑戦。メンバー中最速の上がり3ハロン35秒1(推定)の末脚を駆使して2着に好走してみせた。5日に美浦南Wコースで行われた1週前追い切りは、先週の弥生賞で3着に食い込んだモエレエキスパートと併せ馬を敢行。遅れはしたものの、意欲的な攻め内容で、態勢はすでに整いつつある。
トーセンラー
前走の京都大賞典でも仕上がっていたため大きな上積みは見込めない。ただ、安定した外観を保っており高いレベルで調子を維持していると考えたい。完勝した昨年より馬体はしっかりしており加齢による衰えは心配いらない。
仕上がり:★★★★☆ A
フィエロ
うっすら冬毛が伸びて毛づやはイマイチも筋肉はしっかりしており心配いらない。現段階では少し緩さを感じさせるだけに、まだ良くなる余地を残している。ここで結果を残せるようなら来年の活躍が楽しみになってくる。
仕上がり:★★★★☆ A
サダムパテック
昨年より筋肉がつきパワー型の体形になったことで走りが重くなってきた様子。時計の掛かった中京記念で勝ったように雨でも降って時計が掛かるのが理想だろう。今の感じならダートに路線変更しても面白そうで来年も頑張っていけそうだ。
仕上がり:★★★★☆ A
ミッキーアイル
外観の印象はNHKマイルカップの頃と変わらないが背中が良くなり走りに力強さがでてきている。枝の長い体形で四肢に軽さのあるタイプだけに京都競馬場の高速馬場はおあつらえむきと言える。気性面でも成長が見られ、ゆくゆくは2000mぐらいまでならカバーできそうな雰囲気がある。
仕上がり:★★★★☆ A
グランプリボス
完成された古馬らしく安定した外観で特にいう事はない。活気あふれる外観から衰えの兆候もなく順調そのもの。
仕上がり:★★★★☆ A
ダイワマッジョーレ
トモの筋肉が盛り上がりメリハリの利いたシルエットで仕上がりは万全。繊細な所があるダイワメジャー産駒だけに精神面に注目したい。このデキで走れないと立ち直るには時間が掛かるかも知れない。
仕上がり:★★★★★ S
サンライズメジャー
緩かった馬体に芯が通ったことで体全体を上手く使えるようになってきた。実績は劣るものの身体バランスが良く外観だけなら負けてはいない。柔らかみのある立ち姿は好感度が高く、これからどこまで昇り詰めていけるか注目したい。
仕上がり:★★★★☆ A
ワールドエース
春より馬体を造りこんだせいか、少し硬さが見られるのが気になるところ。これがどう影響するかは分からないが毛づやは良く健康的ではある。毎日王冠の走りはだらしないが、春のマイラーズカップだけ走れれば念願のG1制覇も可能だろう。
仕上がり:★★★★☆ A
タガノグランパ
馬体は悪くないものの雰囲気がおつかれモードのようにも感じ取れる。
立ち姿がピリっとせず毛づやも今一つで最終追い切りをチェックしておきたい。
仕上がり:★★★☆☆ B
ロゴタイプ
G1を2勝した馬も最近はパッとしない競馬が続いている。
外観は変わらず良く特に変わってない。3歳で完成した馬なので今さら成長はない。
仕上がり:★★★★☆ A
クラレント
使いつつ未だ良くなっているのは母エリモピクシーの素晴らしさだろうか。
心身ともに歯車が合ってきた印象で、これならG1でもと思わせてくれるデキにある。
コンスタントに活躍する名牝から、そろそろG1の勲章が欲しいところだろう。
仕上がり:★★★★★ S
ダノンシャーク
後先を考えずにビシッと馬体を造りこんだ印象で見映えは今年の中で一番。
毛づやも良く体調も申し分のないデキで出走できるのは何よりだろう。
富士ステークスは物足りないが、このデキなら巻き返しも十分考えられる。
仕上がり:★★★★★ S
2012年
◎05.コスモセンサー
もともと時計で勝負するタイプでなくここ2戦は許容
範囲の負け。冬に実績があるのは気温だけでなく適度
に枯れた芝が合う側面もある。適度に時計が掛かる馬場
で見直す。
×1,4,10,13,17
アイムユアーズ
欠点がなく、この馬なりに体にノビが出て完成された体つき。
立ち姿のバランスが良く確実に自分の能力だけは走るタイプ。
評価:A 雰囲気良好
エイシンアポロン
もともと早熟で上がり目はない。背がゆるくなったせいか腹が出て不格好だ。
筋肉も緩いし引退までカウントダウンスタート!
評価:C ピーク過ぎた
ガルボ
上がり目はもうないが、この馬なりに体は出来ていて問題なし。
評価:A いいです
グランプリボス
ゆったり構えるようになり古馬らしい風格が出てきた。
今さら成長はないが心身は今がピークなんだろうと思う。
評価:A 平穏
サンカルロ
休み明けを順当に使って外観はパーフェクト。デキは今回が一番だろう。
重心が決まって力みもない。今ならマイルも面白いんじゃないか。
評価:S ヤバイ
ストロングリターン
メリハリついた馬体で叩いて順当に体が締まっている。
ここにきてのシンボリクリスエス産駒の安定感は異常。
評価:S 筋モリ
ドナウブルー
腰が高いし、やっぱマイルだな!と思える体形。
牝馬らしい柔らか味のある体つきでふっくら見せてるのも高ポイント。
評価:A ふっくら
ファイナルフォーム
筋肉モリモリのディープ産ってどうなのって感じだが見た目は迫力満点。
父に似てない方がG1獲るので意外と面白い馬だろう。
評価:A 父ディープ?
マルセリーナ
昨年より冬毛はマシ。んーただズングリ見せた体形があまり好きじゃないので。
評価:B ずんぐり
リアルインパクト
馬体は維持しているので輸送こなすかじゃないの。
評価:A 維持
レオアクティブ
完成度高い!欠点なし!どこでもソコソコ走れそう!
評価:A ソコソコ
2011年
◎13.サプレザ
上がりの脚に限界があり重馬場の方がごまかしが利く。
欧州の重馬場をこなせるなら日本では不問だろう。
衰えは感じられず相手なりに走れるタイプで今年も期待。
○05.エイシンアポロン
重馬場の鬼と言っていいぐらいの巧者ぶり。時計が掛かってくれば他が苦にするぶんプラス。
昨秋に関西遠征し、500万下のりんどう賞(京都・芝1400m)で2勝目を挙げたスピード馬。クロッカスS(東京・芝1400m)こそ不得手の不良馬場で11着と大敗したが、その1戦以外は堅実な成績を残している。440キロ台で出走した近2走の馬体は理想と言えるもので、関東圏の競馬であれば、より安定した体調で出走できるようだ。脚質的に、展開に左右されないのも心強い。
×2,3,9,11,12
払い戻し
ワイド:1,190円
▼エイシンアポロン
早熟なタイプで外観からの変わり身というのは特になし。
短胴で本質的には1400mぐらいがベスト。
時計勝負に限界があることから雨馬場になれば浮上の余地が出てくる。
重賞2勝した時の馬場は、ヤヤ重と不良馬場と適正はハッキリ。適正が分かっているぶん買い易いが、底も割れているので未対戦組との能力差が気になるところ。
馬体診断:★★★★
▼エーシンフォワード
この時期に調子を上げてくるのか、皮膚が薄く筋肉の張りも上々。
加齢による衰えも見られず上積みは十分感じられる。
馬体診断:★★★★
▼グランプリボス
血色の良い皮膚にメリハリのついた筋肉は迫力を感じさせる。
前向きな気性がネックも顔つきや姿勢から落ち着き十分。
G1を2勝と実績では上位も負ける時は格下にアッサリやられる馬。
京都2戦はいずれも惨敗しており、人気で買いたくないタイプだ。
ハマれば頭まであるだけにデムーロで一発を狙うのもアリとは思うが・・・
どう転ぶにしても納得できる要素があるだけに手を出すかはオッズ次第。
馬体診断:★★★★★
▼シルポート
骨太のタフなタイプで前回の疲れは見られない。
完璧な外観から、むしろ順調に仕上がったのでは。
馬体診断:★★★★★
▼スマイルジャック
少し緩さを見せているが、もともとコロンしており太くは見えない。
相変わらずスケール感はないが、それなりに仕上がってきそうだ。
馬体診断:★★★
▼ダノンヨーヨー
同じ父のダークシャドウより見映えする馬体でなぜ走らないのか?
外観に問題はなく負け続けたことによる精神的なダメージがあるのかも。
馬体診断:★★★★
▼フィフスペトル
頭が高いし胴が短めで雰囲気はスプリンターだが・・・
こじんまりとしてスケール感はないものの外観は安定している。
馬体診断:★★★★
▼マルセリーナ
完全に冬毛が出てしまって外観の評価はしづらい。
『冬毛=悪い』ではないが、バイオリズム的にはお休みモードか。
馬体診断:★★
▼リアルインパクト
少し力みがちな姿勢に不満もあるが、トモの感じは前回より良い。
顔つきに鋭さが加わり仕上げたぶん感度が高い。輸送に注意。
3歳で古馬G1である安田記念を制した理由を考えると4kg軽かった斤量の恩恵が大きかった。NHKマイルCは0.5秒差3着で1:32.5の時計。安田記念の勝ち時計は1:32.0。
斤量差を0.1秒計算で単純に当てはめれば納得のいく結末だったと言える。
それまでは重賞未勝利だったことを考えれば、斤量差でどうにかなる能力差しかなく古馬レベルは決して高くない。
11着に惨敗したニュージーランドトロフィーは、唯一の西に遠征した競馬で馬体重10kg減での競馬。
帰厩が遅れ調整不足だったと言い訳はあるが、長距離輸送が影響した線も捨てきれず今回は試金石の面もある。
馬体診断:★★★★
▼リディル
線の細いところが無くなり、ふっくらと見せているのは充実の証。
気が良すぎるので、もっとリラックスできるようになると更に良い。
2歳時にG2を勝っているように能力のあった馬で、前走のG2勝ちで復活を印象づけた。
京都の相性は良く人気の一角となるが、実の所そこまで抜けた力があるかというと疑問もある。安田記念は不利があって0.3秒差の7着と差はないはずだが・・・
雨馬場になると未知の部分もあり、この馬も試金石のレースになりそうだ。
馬体診断:★★★★
東京11 マイルチャンピオンシップ南部杯
◎01.バーディバーディ
前走は全く見所のない惨敗の競馬。
しかし、持ち時計から見れば想定内の負けとも思える。
フェブラリーSのような持ち時計1:36.6前後のレース
になれば巻き返して可笑しくない。
○07.エスポワールシチー
番手からの競馬で負けて以来、直線では競馬を辞めて
いる印象。途中から逃げた3走前はレコードで勝って
いるように逃げたほうが持ち味が生きる。
▲05.ランフォルセ
前走は出遅れ気味ながら一気のマクリで快勝。
順調に使われてきた強みを生かせれば。
×6.11
南部杯分析
▼エスポワールシチー
一頃より筋肉質な体に変貌し迫力十分で見映えする体つき。
ただ、四肢に力が入りすぎで柔らか味を欠いており過信は禁物。
馬体診断:★★★★☆
▼オーロマイスター
重量感のあるタイプもアウトラインがスッキリし素軽さUP。
柔らか味も十分で調子は上向いている。
馬体診断:★★★★★
▼ダノンカモン
春に比べて背中に力が入り立ち姿に安定感が出てきた。
皮膚感も良く今までの中では一番良く見える。
馬体診断:★★★★★
▼トランセンド
春より筋肉量が落ちているためか、体がしぼんだように見える。
全体的に力強さに欠ける印象で仕上がりに注意したい。
馬体診断:★★★☆☆
▼ボレアス
前回から特に変わらず順調。
馬体診断:★★★★☆
▼ランフォルセ
まだ腰の甘いところはあるが、体はをふっくら見せてデキは良好。
良くなる余地があるぶん将来性では一番か。
馬体診断:★★★★☆
2010年
▼エーシンフォワード
一頃よりズッシリと重厚感のある体つきになっている。
もともとストームキャット系のダート色が強い血統。
少しづつ本来の適正に近づいてきているのかも知れない。
▼オウケンサクラ
使いつつ無駄肉が取れてスカッとした体つきに変わってきた。
腰高の体形から実績通りマイル前後がベストだろう。
▼キンシャサノキセキ
外見の変化はなく完成された古馬の雰囲気。
どちらかと言うと精神面に注視したいタイプの馬。
▼ショウワモダン
10月で3走しているが、タフな馬で外見上のダメージはない。
今一つ掴めないタイプだが調子は悪くなさそうだ。
▼スマイルジャック
相変わらず良く見せていて高いレベルで安定している。
▼ダノンヨーヨー
頭の高い寸詰まりの体形でダンスインザダーク産駒としては異端。
窮屈さのある造りなので本質的にマイル以下が合っていそうだ。
▼テイエムオーロラ
この馬なりに幅は出てきているが、牡馬に混ざると華奢さが引き立つ。
冬毛が伸び始めており成績ほど上昇ムードという感じはない。
▼トゥザグローリー
大柄の体格に見合った筋肉が付いてきて重戦車のような迫力ある馬体。
前躯に比べて後躯にセンスを感じないので一度ダートでの走りを見てみたい。
▼ライブコンサート
以前の硬さが影を潜め柔らかさを感じさせる立ち姿。
更に上昇した感じはないが、前走程度のデキはキープ出来ている様子。
2008年
秋初戦の内容が破格だったブルーメンブラット、スーパーホーネットで決まる公算が強いと見る。
いずれも府中でスローの前残りを差し切る強い内容だったのが共通点で地力が他とは違うはず。
本命は、目下充実しているブルーメンブラット。
前走の出遅れながらもアッサリ差し切った内容は、ここにきての成長ぶりが見てとれた。スローでは脚を余したレースが多かったが、差し切れたのは心身ともに充実している証拠だろう。今回は速いペースが望めるぶん競馬はしやすいはずで、スーパーホーネットをマークする形なら差し切れる力はある。
1番人気のスーパーホーネットは、マークする立場から一転される立場に置かれ今までの実力が出せるか問われることに。
目標を置く形では強敵相手に勝ち負けしたが、今回自ら動いて果たして勝ち切れるかどうか試金石の一戦になる。自在に動いていけるタイプではないだけに何かにやられる2着のパターンは十分考えられる。
3着争いは接戦だが、面白そうなのはジョリーダンスとキストゥヘヴン。
ジョリーダンスは、安田記念で3着とG1でもやれる地力はあり近走は復調ムード。
同レース2着だったコンゴウリキシオーの作るペースも経験済みで条件はピッタリ。
キストゥヘヴンは、典型的ハイペース馬で展開が速くなれば末は堅実だけに食い込む余地はある。
超ハイペースの京成杯AHでは、大外回りながら一頭だけ脚色が違っていた。
◎07.ブルーメンブラット
○17.スーパーホーネット
△05.ジョリーダンス
△12.キストゥヘヴン
馬単:◎○3,000円 ○◎1,000円
3連複:◎○?△各500円
払戻:81,900円
マイルチャンピオンシップの回顧
1着はアドマイヤベガ産駒のブルーメンブラット。中団待機から鋭い末脚を見せて4番人気での勝利となりました。これで引退という話もあったので最後にG1レースを勝利できたのは微笑ましい。私の懐も暖かくなり感謝しかありません。騎手は、吉田豊。調教師は、石坂 正。
2着はロドリゴデトリアーノ産駒のスーパーホーネット。こちらも勝ち馬の後ろにいましたが1着馬も伸びていたため差し切れず。もう少し前で競馬できていれば結果は違ったものになっていたかも知れませんね。ここぞの大一番でハートが弱くなるのは鞍上のせいでしょうか。騎手は、藤岡 佑介。調教師は、矢作 芳人。
3着はフジキセキ産駒のファイングレイン。中団からのレース運びで穴をあける快走となりました。スプリント、マイル路線でも走れる馬なので今後も期待できそう。騎手は、幸 英明。調教師は、長浜 博之。
3連単の配当は5万円台でした。keibasite.comでは、寄せられる口コミをもとに競馬必勝法を構築しています。