フェアリーステークスまとめ
2023/01/02
競馬予想で回収率を上げたいのなら利益を作っている2割の買い目に注目することです。
どんな馬券名人だとしても8割の買い目は退屈な結果にならざるを得ない。あれもこれも的中を目指すなんていう馬券の買い方は控除率を考えれば負けにいくようなものです。
ほとんどの買い目はハズレるという現実を受け入れください。買い目を絞る人なら8割のレースで退屈な思いをしますがそれでいいのです。
多くの人は楽しむことが先行しているため、自分の得意としている利益ポイントが分かれば回収率の向上は難しくありません。
競馬では的中率100%を目指せば回収率75~80%に収まります。つまり、利益を生み出すために『的中率を下げる』覚悟のもと買い目を減らし不的中リスクを背負う必要がある。
プロ馬券師ほどその現実と真理をよく理解して立ち回っています。よく当たって回収率も良いのがベストですが、それを現実化するために行動している競馬ファンはどういう結末を迎えたのか?
いくつかのモデルケースを見ることができれば自滅している人がほとんどだと言うことが分かるでしょう。
大事なのは利自分が持つ益ポイントに注力すること。これを忘れなければ手痛い失敗はまずありません。
Contents
2022年
一週前の追い切り診断
実質な追いきりが多い一週前を重視して診断します。
スクルトゥーラ
メリハリのある動きで神経の良さが感じ取れる。中山競馬場との相性が良さそうな馬だ。
スターズオンアース
軽快な走りを見せており追い切りは言うことがない仕上がり。
スピードグラマー
特に目立つ内容ではなく当週の追いきりに注目したい。
ニシノラブウインク
終始手応えのある追い切りで心身ともにリラックスした走り。
ビジュノワール
特に目立つものではないが集中力を切らさず追い切られている。
ライラック
調教掛けすることもあるが実に軽快な走りで順調の一言。
2018
中山競馬場の芝1600mで行われる3歳牝馬限定のG3重賞レース。ここから桜花賞に直結するケースは少なくレベルが高くない傾向があります。
フェアリーSのレースラップを見ていくと乱雑なパターンを示しており一貫性がありません。
まだ若さあふれる3歳馬ということが影響していることもありレースラップからは特定のパターンは見えてきません。
後半タイプだけで言えばペースが緩みがちなだけに好位からレースを進めるタイプの方が馬券の軸馬としては無難でしょう。
ペースによっては差しでも届きますが4角までには先頭を射程圏に入れられる器用さが欲しいですね。
ここから始動する素質馬がいないことから桜花賞には直結しづらいレースになります。この点から素質で評価するよりも現時点での完成度を重視する得意そうな馬を見つけたいところ。
阪神ジュベナイルフィリーズ組が出走してくるようなら注目しておいて損はしません。
https://t.co/EIhDbkUfCL記事: フェアリーS2017予想 https://t.co/Bs0EUwdC3i #競馬予想 #競馬
— 競馬予想【直前公開】 (@shinsankibou) 2017年1月8日
2017
フェアリーステークス2017予想オッズとデータ傾向から好走馬が見つかるのか検証していきたい。
予想オッズ1番人気【2.4倍】は、ディープインパクト産駒のキャスパリーグ。クラシックで活躍する母の父ストームキャットに底力や成長力を伝えるニジンスキーを内包しているなどバランスの良い血統背景を持っている。オープンから自己条件に変わっても勝ちきれない競馬を続けている点は気になるが、しっかりとした末脚は安定感があり素質の片鱗を感じさせる。今のところ大物感はないものの、これからの成長があっても不思議はなく1勝馬がほとんどの構成で重賞レースなら勝機もありそうだ。
2番人気【3.4倍】は、ダイワメジャー産駒のシンボリバーグ。牡馬牝馬ともに2歳G1レースを制し名門復活の狼煙をあげる藤沢厩舎が送り出してくる。かつての名門シンボリ牧場の生産馬ということもあり、こちらの名門も復活となれば古参の競馬ファンにとっては感慨深いものがあるだろう。出遅れた2戦目でもしっかりとレースに対応し勝ちに等しい末脚で素質のあるところを見せている。まだレースぶりに幼さが残るだけにアテにはしづらいが競馬を覚えてくれば侮れない一頭と言えそうだ。
3番人気【5.2倍】は、クロフネ産駒のアエロリット。瞬発力のあるクロフネ牝馬ということで一発大物の可能性を秘めている。メイクデビュー新馬では、直線だけで33.5秒の脚で突き放した末脚は目立つものだった。前走は人気に応えられずマイルが影響したように見えるだけに立ち回りが好走のカギを握っている。ここで先々のために差しを試すことも考えられるためレースぶりに注目しておきたい。
2016年
フェアリーステークス予想オッズとデータ傾向から好走馬をあぶりだします。
テンダリーヴォイス
自己条件戦を2着と勝ち上がれていない。アルテミスステークスでは豪快な末脚は見られず10着に敗れている。底を見せている感はあるが体が大きくなってくればガラリと変わってくる可能性も残されている。
体格は小さいものの、骨格自体はしっかりしており小さく見せない所が良い。しっかりとした四肢は健康的で、ある程度までならタフな馬場もこなすことができる。体質が良く全体的にパワーアップしてくれば重賞でも通用してくるだけの下地は持ち合わせている。
仕上がり:★★★★☆ A
トーセンラーク
前走の阪神ジュベナイルフィリーズでは2.6秒差の17着に惨敗と壁を感じさせる内容だった。ただ、スタートから出遅れ直線でも前が壁になるなど、この馬のレースは出来ていないことから度外視して見る手もありそうだ。
コンスタントに走りながら前回は+12kgと増え牝馬にしてはタフなタイプと言える。一層厚みの増してきた馬体は少しずつダート寄りにシフトしている印象も。使い減りより間隔が空いた時の方が仕上げづらそうなイメージがある。
仕上がり:★★★★☆ A
コートシャルマン
前走の阪神ジュベナイルフィリーズでは1.2秒差の10着に敗れ3番人気に応えることができなかった。使いつつ変わってくるハーツクライ産駒の牝馬だけに今回で素質を証明したいところ。
背中に緩さのあるタイプで体質改善には時間が掛かりそう。それでも前回よりメリハリのある体つきになっており上昇している感じもある。重心が低く距離が伸びて良さがでてきそうなだけにマイルで結果が残せれば今後の展望も明るくなる。
仕上がり:★★★★☆ A
2014年
第30回フェアリーステークスの出走予定馬も含まれています。
ワイレアワヒネ
牝馬にしては幅のある体形で一見ダート馬のようにも映る。その割に脚下が繊細でアンバランスさはあるが、芝ならクッションの利く馬場が合いそうだ。
仕上がり:★★★★☆ A
リラヴァティ
上のディープインパクトでも筋力が強い傾向があることから、パワフルに映るのは牝系の影響が色濃いのだろう。そのぶん硬めに映るのも共通項で軽いキレのある脚は期待薄か。
仕上がり:★★★★☆ A
ムードスウィングス
繊細さがありながらもメリハリの利いた馬体は血統の良さを感じさせるに十分なもの。トモに甘さは残しているものの使いつつ成長していければ素質が開花しそうだ。
仕上がり:★★★☆☆ B
オメガハートロック
幅のある体形ながら柔らかさも持ち合わせており、走るネオユニヴァース産駒と感じさせる。少し緩さを残しているがレースに行けば気にならないレベルだ。
仕上がり:★★★★☆ A
イントロダクション
硬めに出がちなデュランダル産駒にしては柔らかみを感じさせる馬体。まだ洗練されていない感じだが使いつつ変わってくれば楽しみもある。
仕上がり:★★★☆☆ B
エクセレントビュー
背中に緩さを残しているものの、牝馬にしては骨格がしっかりして丈夫そう。筋肉にもメリハリがあり馬体に芯が入ってくれば上を目指せそうだ。
仕上がり:★★★☆☆ B
2013年
第29回フェアリーステークスの激走穴馬はこれだ!
◎03.ウインプリメーラ
逃げ・先行できるだけに内枠は願ったり叶ったり。
ハミを取るようになってからはタメが一息も小回り中山なら相殺できる。
自分の競馬ができれば大崩れせず走れそうなタイプ。
○14.サンブルエミューズ
2走前の同条件で道中で置かれながらも差し切ったように適性十分。
どうせ外回るだろうから外枠でも問題なくどこまでやれるか。
▲15.スズノネイロ
走ってきた相手やレースぶりから素質の高さがうかがる。
ただ、今回は距離延長で外枠と試金石と言えるなので。
中山9 初春賞
◎03.ユメノキズナ
気で走る牝馬だけに行きっぷりの良さが戻ってきたのはプラス。
人気の○と差のない競馬をしているように集中力次第でチャンスある。
○07.コスモケンジ
▲16.ヒカルマイソング
▼買い目
ワイド:3-7(1000円)、3-16(1000円)
中山10 初咲賞
◎09.ニシノボレロ
ズブくジリジリ伸びる馬だからタメ過ぎない位置取りが重要となる。
前回の鞍上コメントから積極性が見られそうで一発警戒。
○04.シャドウパーティー
▲16.セコンドピアット
△11
▼買い目
ワイド:4-9(1000円)、9-16(800円)、9-11(700円)
馬単:9-4(300円)、9-16(100円)、9-11(100円)
2011年
第27回フェアリーステークス予想の激走穴馬を明らかにする。
穴馬バイアスというのをご存知だろうか。堅い本命より穴馬からの馬券でないと競馬では勝てないという考え方のことです。これは確率的に見れば明らかに間違っているのですが穴馬だけがだせる配当の爆発力により、そう錯覚してしまうバイアスがかかってしまうのです。はっきり言いましょう本命馬券の方が確実性は高いと。
この確実性は回収率75~80%になることを意味しています。これを引き上げるためにするべきことは何でしょうか。それは確実性を持ちあわせている配当妙味のある馬を選び出すこと。基本的に的中率を下げて回収率を上げるのば収益性を高めるコツになります。しかし、これは穴馬を見極める目がなければカンタンには成立しません。
大事なのは穴馬から狙うことではなく、自分が見出した好走する確率の高い穴馬を探しだすこと。この穴馬の定義は4番人気以降とします。1~3番人気で馬券の8割をカバーできるからです。したがって4番人気以降は穴馬と判断しても問題はないでしょう。これは馬券になると思える穴馬は早々いません。だからこそ本命馬券からプラスにできることは大きな強みになる。本命馬券で勝ちつつ、たまに狙う穴馬券でも勝つ。これが理想的な投資競馬ではないでしょうか。
◎03.フジチャン
出遅れ、大外回しで2着した2戦目から素質はある。
勝ち馬が後のOP馬であり評価できる一戦だった。
前走は辛勝だが道悪でノメってのもので良馬場でこそ。
奥を感じさせる馬でスムーズな競馬ができれば一発もある。
○01.アドマイヤセプター
気性・体形からマイル以下という印象が強い。
前に壁を作れる内枠はプラスで一変を期待。
▲04.ダンスファンタジア
能力は確かだが潜在的なモロさが表面化した。
上手く立て直せるかがカギになるだろう。
×6,8,9,12
2010年
第26回フェアリーステークスで年間プラス収支を達成する激走穴馬はこれ。
中山競馬場の芝1600mで行われる牝馬限定レースだが、この寒い時期に行われるということで重賞レースながら低レベルなレースになりやすい。このレースから桜花賞に直結することはなく、あくまでこれからクラシックに向けて台頭してきそうな馬がいないか確認するつもりで予想検討するのがいいだろう。
低レベルになりやすい要因として競馬関係者が中山競馬場を評価していない点が挙げられる。実力通りに決まらないという多くの評価があり、その対極に桜花賞は実力通りに決まる阪神競馬場で行われるという対比がある。この点から賞金獲得を目的とする以外に出走するメリットが少ないと言えるだろう。
それでも関西馬が遠征してきたら勝負がかりと考えていい。ここで賞金を積み上げることで後のローテーションに余裕を持たせないというのが透けて見えるからだ。そういった狙いが含まれる素質馬であれば軸馬が決まりやすいため馬券検討のハードルは一気に下がるはずだ。
いまいちなメンバーが集まるということでオッズが割れやすく配当が荒れやすいものの難易度に見合わないという声も少なからずある。ここは決め打ちで荒れる馬券を買うといった思い切りの良い馬券戦術をとりトータルでプラスになればいいと長期的に馬券購入するのもありだろう。
◎02.メジロオードリー
名牝メジロドーベルを母に持つ競馬ファンなら誰でも分かる良血馬。
前走の上がりの競馬をスムーズさを欠きながら差し切った内容は見所十分だった。3着馬も次の未勝利で勝ち上がりレベルは低くない。他の有力馬が外に固まり地の利はこの馬にあり素質を先物買いしておきたい。
○13.アプリコットフィズ
▲16.テイラーバートン
△15.アドマイヤテンバ