馬場読みは勝ち人の必須スキル
- 2012年 2月28日
- 投稿者 : 真剣師:修人

馬場だけを言及されることは少ないが、馬場状態や指向性を探る感性・スキルなしで競馬で勝つことは難しい。馬場状態は常に一定ということはなく季節・天気や消耗具合により実に変化し続けている。
場合によっては意図的にJRAの造園課の手が加えられることもある。とある週のダートだけ速い時計が出たりするのは彼らの所為だったりする。馬の安全のために水をまくのだが、どれくらいまいたか分からないので馬券を買う側としては不確定要素にしかならない。
こういった馬場変化を理解せずに予想しているのなら勝ち人への道は険しくなるだろう。明確に数値化できないアナログスキルは、勝ち人にとって最重要ファクターとなっている。競馬新聞やJRA-VANデータにはない、数字として表れてない部分を追究しないと高回収率が望めない時代になった。
数字として表現できない馬場読みは、経験値や感性こそが重要であり簡単に習得できるスキルではない。おおよその見当をつけていく世界なので正確できれば職人技と言っていいだろう。馬場予報士という資格職になってもいいぐらいの知見が必要である。
降雨による馬場変化、芝荒れの影響などが分かれば予想精度の向上に繋がり他者との差別化が図りやすくなる。何らかの理由により外枠が有利と分かっていれば、買える馬が絞れ穴馬を探す効率性もグンと上がる。一見難解なレースも馬場読みが突破口となるケースは少なくない。
こう述べると馬場読みにはメリットだらけのように思えるがデメリットもある。
馬場読みは予想の初期段階で行われるのが常であり、判断が間違っていれば帰結する結果もズレたものとなる。サーチエンジンで検索単語が間違っていれば欲しい情報が得られないのと同じである。そういう繊細なファクターなので取り扱いは容易でないことを理解しなくてはならない。
馬場読みは諸刃の剣であることを理解して有用なシーンを考え活用していくことが望ましい。全ての馬場を見通すことは実質不可能なので分からない場合は無理をすべきではない。特に芝の生育が遅い冬場の開幕週は馬場の傾向が掴みにくいので慎重を期した方がいいだろう。
多くの人が気づかない点にいち早く到達できた時の報酬は得てして大きいものだ。穴馬を狙う我らにとって苦労してでも研究していく価値が高いファクターである。ただ、「安定と挑戦」は「水と油」のように相反する性質なため、どう両立するかが今後の課題になる。



