高松宮記念まとめ

      2024/03/04

他の馬と比べてどうか、前走と比べてどうかという見方はパドックに限らずに持ち続けたい視点です。

競馬には絶対的な指標はなく、すべて相対的な判断で能力に序列をつけていかなければならないからです。

パドックでは言われるのにレース予想の時に言われないのは指標となるものがないせい。

これがあるとないとでは予想精度は大きく変わってくるため指標になるデータは必須と言えます。

投資競馬ではゴールドマイニングによりレースにおける能力序列を表現することを心掛けてきました。

まだ完璧とは言えないものの勝率の8割を握る人気馬に関しては十分な成果を挙げることができています。

これが穴馬でも発揮されたとき買い目はさらに効率化され低資金でも十分な配当を得られるようになるでしょう。

今でも穴馬は成果を挙げていますが、さらに高みを目指していきたいと考えています。

2023年

ウインマーベル(予想オッズ5番人気)

スプリントG1で2着は実績上位だけに人気するのは当然。G2では勝ち切れているものの着差がなく勝ちあぐねる可能性はありそうです。

やはり1枠に入るとリスクは高くなると言えます。スタートで少しミスしてしまうとリカバリーの利かない枠ですから。

あとは持ちタイムを更新するような馬場にならなければ軸馬として安心できますね。

メイケイエール(予想オッズ2番人気)

レースで掛かりやすい気性がネックでしたが、前走は上手くレースを運んで4つの重賞タイトルを獲得してきました。

こうなると底知れない馬という見方もできるだけにノビシロを期待して買う手もあります。

逆に掛かりグセが再発という可能性もゼロではなく割り切って買うべき馬と言えます。

アグリ(予想オッズ3番人気)

前走は芝1400mの阪急杯で重賞聖杯。連勝街道をひた走り上がり馬としての魅力に溢れています。

まだ奥があると思うなら重視してみると馬券妙味は高いとも言えるだけに配当重視で狙う手も。

ただ、スプリント経験は浅いだけにパンパンの良馬場スピードレースになると未知な面を残しています。


1番人気ナムラクレアを巡るレースになることは間違いなく大きな隙も見当たりません。
何かに出し抜かれるのか、それとも人気に応えるのか。ワンミスで着順が変わるスプリントをどう見るかでしょう。

2017年

ビッグアーサー
満を持してのぞんだスプリンターズステークスは内枠が災いし前が開かずポテンシャルを発揮できずの消化不良のレースとなった。セントウルSでは逃げての押し切って見せたもののG1レースでは慎重に相手の出方を見たのが裏目にでたことでリズムが狂ったか、初遠征となった香港スプリントでは見所なく10着に敗れている。藤岡厩舎は、心身の回復を重視して高松宮記念への直行というローテーションを選んだ。休み明けの不安はあるものの鉄砲駆けの実績はあることから昨年同様のスピードレースになるのならサクラバクシンオー産駒のスピードをフルに生かせるはずだ。※脚部不安により回避

レッドファルクス
昨夏からスプリント路線へと舵を切ったことが功を奏しCBC賞を上り3ハロンタイム32.7秒の豪脚で初重賞レースを飾る。初G1レースへの挑戦となったスプリンターズSは、前走から乗り替わったM.デムーロの好判断で押し上げて中団からの競馬がハマり接戦でG1ウイナーにまで一気に躍進した。つづく香港スプリントは12着に敗れたことでビッグアーサーと同じ直行で本番に臨む。まだ、右トモもハマりが良くないということで状態面が上がってこない様子。ギリギリの調整を迫れるようなら追いきり次第では割り引いて考える必要がある。

ダンスディレクター
昨秋はピリッとしない競馬が続いたがデキが上向いたシルクロードSでは後方から以前の決め手が復活し上がり3ハロン時計33.1秒の末脚で接戦をものにし連覇を果たした。中京競馬場では勝ち鞍こそないものの、重賞レースCBC賞を含め3戦すべて馬券圏内の好走を見せており末脚をいかんなく発揮できる舞台となる。ただ、昨年のようなスピード勝負になると後方からの競馬では太刀打ちできそうもないだけに馬場状態が好走のカギを握りそうだ。※骨折により回避

シュウジ
前哨戦の阪急杯では1番人気の支持を集めるも先行して折り合えず惨敗する形となった。まだまだ強さが伴っていないことを露呈してしまったが良くなる余地を残しているという見方もできる。芝1200mで行われる高松宮記念なら自慢のスピードを生かせるが、前走はスプリンターのスピードを見せて惨敗しているだけに先行しない可能性も考えておくべきだろう。いいくら状態が良くても頭が飛んでいる状態ではまともに好走することはかなわない。メンタル面の立て直しという極めて繊細な仕上げが求められてくる。

前走の阪急杯は8着。休み明けらしく折り合いを欠いての負けで騎手の工夫も見られなかった。もう好走したら儲けものと言わんばかりの騎乗は本番前の試走感が強い。最近は負けることにへの抵抗感が薄れてきた競馬サークルは厩舎の仕上げる技術も低下している。そういった点から休み明けの競馬と割りきって考えても構わないだろう。

ソルヴェイグ
休み明けとなったシルクロードSではプラス18kgの馬体重で先を見越した仕上げが影響したか、楽にハナを切って逃げたものの直線は失速しての6着と完敗に終わった。休み明けを考慮しても物足りなさが残るレースだっただけに本番での上積みがどれだけ見込めるかが好走のカギを握っている。スプリンターズS3着から実績では差がないだけに仕上がりが良ければ巻き返しの可能性は十分にありそうだ。

この馬もシュウジ同様にガス抜きがメインの競馬だったとしか思えない。一度レースに使えばガスは抜けるはずだが、より確実性の高い乗り方を選んだということだろう。つまり厩舎側が仕掛けた意図的な負けなので気にする必要はない。あらゆるレースで勝負するというのは馬券を買う側の勝手でありヤラズの競馬は存在するということだ。あとは斤量が増える影響がどうでるかだろう。

メラグラーナ
オーシャンSで初重賞レースを制した豪州産の牝馬。まだ底は見せていないものの相手関係に目新しさはなくフレッシュ感はさほどでもない。3走前の重馬場で行われた京阪杯をのぞば底を見せていないが強調するほどの強い買い要素がないのも確かだろう。未知の魅力に期待するには人気しすぎの感もある。

2016年

回避という想定外の事態によりエアロヴェロシティの連覇はなくなりました。2016年の高松宮記念は、日本馬だけで行われることになります。
この回避により恩恵を受けたのは、昨年エアロヴェロシティと共に先行して好走したミッキーアイルとハクサンムーンでしょう。マークする馬が減ったぶん競馬はしやすくなるはずで、どちらも番手の競馬ができることからリスクを負って逃げ争いをする可能性は低いとみます。

その点からローレルベローチェは逃げ残せる可能性が上がったと見ることもできる。近走の勢いや中京コースでの勝利から軽視は危険かも知れません。

同時に隊列がすんなり決まると見れば、そのぶん「差し馬」は割り引きたくなるところですが、2012~13年の良馬場では差しも対等に好走していることから大きな影響はないのかも知れません。天気予報を見る限り週末は良馬場の可能性が高く差し馬にも注意したいところです。

昨年に好走した2頭は、今年は楽できることを思えば“買い”と言えます。そのまま繰り上がった着順になる可能性もあり馬券を当てたければ馬連やワイドは抑えて損なしです。オッズ的な妙味は見込めないと思いますが、あとは差し馬を絡めたりと付け加えていくことで馬券戦術が固まってくると思います。ほかにいい穴馬がいればメルマガで配信するかも知れません。

昨年の覇者エアロヴェロシティが2016年の高松宮記念に連覇をかけて挑んできます。今年で8歳という高齢なだけに、それに対抗する日本馬にもチャンスはありそうですが、昨年よりメンバーが強化された感が薄いだけに微妙なところですね。2012年に中京競馬場が改修されてから阪急杯を好走してきた馬が馬券に絡んでいます。阪急杯で3着までに好走してきた馬は無条件に買っておくべきかも知れません。他に二ケタ馬番の活躍が目立っていることから外枠の不利はなく内外差は気にしなくても良さそうです。

高松宮記念2016予想オッズ

やはり外国馬エアロヴェロシティが1番人気でしょう。今年に入り1:08.3の好時計でG1レースを勝っているように衰えは見えません。メンバーも大きく変わった印象はなく2.0倍前後の集中的な人気も考えられます。

2番人気には、このレースと相性の良い阪急杯を勝ってきたミッキーアイル。久々に逃げで圧倒したレースだっただけに3歳時の勢いを感じさせるものがあります。昨年は、雨が残る馬場の中0.1秒差の負けですから良馬場なら逆転のチャンスが生まれるかも知れません。

3番人気以降はかなりの混戦模様で、高松宮記念で2回馬券圏内に入ったハクサンムーンやオーシャンS3着と復活を遂げたスノードラゴンが有力候補でしょうか。他には評価の高かったビッグアーサーなどが続きそうです。

2015年

2012年から改修された中京競馬場で行われる芝1200mスプリントG1レース。

2012年の勝ち時計は1:10.3と遅いタイムだったが、2013年は1:08.1と改修前の水準に戻っている。2014年のように降雨がなければスピード決着の公算が強い。

例年の傾向を見ると実力伯仲のためかオッズが割れやすく大波乱の決着は少ない。過去10年で最も荒れたのは、2007年の単勝万馬券ペールギュントが好走したレースだが、この馬は初スプリント戦で競走データに乏しく人気の盲点となっていた。

たまに穴をあける別路線からの転向組には注意が必要だろう。中距離やダートのスプリント実績の少ない馬は積極的に狙いにくくオッズは高めの傾向にある。

高松宮記念では、実績馬を中心として馬券戦略を考えていくべきだが軸を決めるのは骨が折れるかも知れない。

2015年 高松宮記念の出走馬診断

ハクサンムーン

衰えたという声もあるようにスピード能力に陰りが見られなくもない。ただ、馬体は一層パワフルになっておりパワーシフトしたのではと思うほど。気で走るタイプということもあり本馬場入場での回転が見られるくらいの方が本調子と言えるのかも知れない。パドックだけでなく本馬場での同行も注目したい。
仕上がり:★★★★★ 

コパノリチャード

得意の不良馬場だった阪急杯では6着にあっさり敗退。完成されてきたように見えただけに掴みどころのない馬という印象が強くなってしまった。ただ、叩かれての上積みは期待できそうなだけに本番での一変には注意しておきたい。昨年に続く連覇となればキンシャサノキセキ以来の快挙となる。
仕上がり:★★★★★ 

ミッキーアイル

阪急杯での差のない2着という結果をもって逃げからの脱却を果たした。しかも得意とは言えない不良馬場でのもので価値のある走りだったと言えよう。ようやく古馬らしい体つきに変わってきており心身ともに充実しているのが見て取れる。スプリントG1を勝って短距離路線の新王者として君臨できるのか注目が集まる。
仕上がり:★★★★★ 

ストレイトガール

休み明けは走るし成績は安定してるしでデータ的に見ても1番人気はうなずけるところ。ただ、体形的に緩さがでやすいタイプなので加齢による影響は少なからずありそうだ。こういった軸にしやすいタイプが最近コケることが多いのも何か引っかかるんだよな。
仕上がり:★★★☆☆ 

ダイワマッジョーレ

一旦何かが狂うと元に戻るのに時間が掛かるダイワメジャー産駒だが尾を引かず復調できたのが何より。心身ともに安定してきたようで状態は高いレベルで良くなっている感じ。
仕上がり:★★★★★ 

リトルゲルダ

年をとった芦毛らしい驚きの白さで何が何だか分からない。パドック見てからだな、こりゃ。
仕上がり:★★★☆☆ 

ローブティサージュ

いや、本当によく立て直したなと思う。今の管理技術は昔と違ってレベル高いんだなということがハッキリと分かった。そりゃ日本馬が海外でも活躍するのも納得ですわ。前走だけ走れれば問題ないし馬体も良く見せている。
仕上がり:★★★★★ 

2014年

2014年の高松宮記念は出走馬診断がカギになると考えている。しっかりと好調馬を把握して予想に生かしていこう!

ストレイトガール

昨年より馬体が一回り大きく見せており、それに伴いレースぶりも良化。
本格化しているのは間違いなく心身ともに充実してきたと言える。
とは言え、小柄な牝馬だけに雨予報は気がかりなところ。
函館を見る限りこなせるが、できれば良馬場の方がいいはず。

仕上がり:★★★★☆ 

ハクサンムーン

あっさり負けたように気性に不安のある逃げ馬という評価。
スピードを生かせる馬場では表面化しづらいだけだろう。
自分の形でないと惨敗するだけに展開面がカギを握る。
馬体は全く問題ないことから精神面がどうでるかだけ。

仕上がり:★★★★☆ 

コパノリチャード

骨太で四肢にパワーがあるぶん重心も安定している。
時計勝負よりかは少し力のいる馬場に向いた体形と言える。
この馬も逃げないとモロいだけに気性面の成長があるかがカギ。

仕上がり:★★★★☆ 

レディオブオペラ

牝馬にしては幅のある体つきで反動は少ないタイプ。
父は日本に適応したサドラーズウェルズ系のシングスピール。
牝系のスタミナと上手く融合した印象で好素材であることは間違いない。

仕上がり:★★★★☆ 

マジンプロスパー

体には太め感はなくスッキリ仕上がっている。
精神面が噛み合ってない印象だけに立ち直れるかどうか。

仕上がり:★★★★☆ 

サンカルロ

上積みは見込めない。良くも悪くも平行線。

仕上がり:★★★☆☆ 

ガルボ

悪くないが最近の中では馬体を良く見せていない。
現状維持が精一杯だろう。

仕上がり:★★★☆☆ 

スノードラゴン

脚つきが頼りない馬でダート使っていたのはそのせいか。
芝も走れるが堅い馬場は良くなさそうだ。

仕上がり:★★★★☆ 

2013年

2013年の高松宮記念は、高配当をもたらすだけでなく勝負できる穴馬がいるか明らかにしていきたい。

コース:中京競馬場の芝1200m
▼推奨軸馬
11.ロードカナロア
地力を問われる流れでは好走は約束されたようなもの。
テンが速くならない中京で力を見せるなら早めに抜け出す競馬だろう。

▼推定穴馬
4.スギノエンデバー
中京競馬場のコース設計がピッタリ合うようで、2戦して脚を余すことがなく走れている。
超ハイペースだった北九州記念(小倉12000m)の快勝からG1で好走できるタフさもある。

8.マジンプロスパー
もまれ弱さが解消しつつあることを示したのが前走の2着。
昨年はインで揉まれた分の差でオッズほど力量差はない。

▼最終決断
馬蓮:8-11(1000円)
ワイド:4-8(1000円)、4-11(1000円)

高松宮記念 フォトパドック診断
評価尺度:良S~D悪

ロードカナロア

スプリンターらしい大きく盛り上がった筋肉に重心が安定した姿勢で外観はパーフェクト。
スピードの日本とパワーの海外に適応できる資質の高さは、過去のスプリントG1馬の中でも随一。
日本だけでなく欧州でも成功できる下地を持った馬だろう。

評価:S 万全

ドリームバレンチノ

トモに筋肉がついてきて全体バランスが良くなり見映えするようになった。
脚下に重さを感じるぐらいパワーは十分あり、タフなコースの方が良さが生きてくる。

評価:A 良化十分

ダッシャーゴーゴー

すでに体は完成していたが精神的にブレることが多かった。
上積みはないが順調に使い結果を出したことを評価したい。

評価:A 順調

エピセアローム

皮膚感が良くやしっかりした立ち姿から体調そのものは良さそう。
ただ、昨年と比べると筋肉を薄く見せており良化具合はスローか。

評価:B 良化スロー

ツルマルレオン

コロンとした体形ながら柔らかさが保たれててデキの良さが伝わってくる。
脂肪がつきやすい体形から叩いた上積みは十分見込める。
ハーツクライ産駒は体質が良く、スプリント戦の方がタフさを生かせるかも知れない。

評価:A 良化十分

サクラゴスペル

皮膚の良さは際立ってるし、体躯の柔らかさや筋肉の張りなど申し分ない。
まだ背中に良化の余地を残すが、バネを感じさせる姿勢は素質の高さを感じさせる。
底が割れていないだけに不気味さを漂わせる一頭と言える。

評価:A 好調

サンカルロ

馬体全体手に張りが戻り、予定通りの良化をたどっている。
古馬らしくドッシリと構えるようになり精神的には一番安定している時期かも知れない。
前回の余裕残しの仕上げから本番のここまで陣営の思惑通りに来ている。

評価:A 上積み十分

フィフスペトル

やや体が立派に見えるが、アウトラインに緩みは少なく水準級の仕上がりにはある。
古馬になってから体調の良さが皮膚に表れており衰えはない。

評価:B 水準級

マジンプロスパー

骨太のガッツリ体形だけに太く見せがちも、この馬にしては柔らかい姿勢で雰囲気が良い。
堂々した風格を見せるようになり、精神面の成長も見逃せないところ。
心身ともに充実し始めただけに活躍はまだこれからが本番だろう。

評価:S 充実急

スギノエンデバー

使いつつ余計な脂肪が取れてデキは上向いている。
結果が出ないが皮膚感は良く調子に問題はない。

評価:A 順調

シルクフォーチュン

皮膚が良くなく背中にも力が入っておらず、フェブラリーSよりデキは落ちているように思える。
この仕上がり具合で久々の芝となると、次戦の調整程度の出走なのではないか。

評価:C デキ落ち

2012年

2012年の高松宮記念は、データの少ない中京コースでの施行される。ここは思い切りよく穴馬を狙っていくべきだろう。

かなり時計がかかるという最近では珍しい馬場状態から妙味を得たい。

◎12.マジンプロスパー

前走は良でも重めの馬場。前半33.7は早めと言える
ペースを先行して押し切る強い内容だった。
スピードとタフさを兼ね備えておりテンが緩む洋芝
の中京なら好勝負になると見る。

○16.ジョーカプチーノ

持続力はあるがピリっとした脚がないので直線が長い
中京はピッタリ。パワーはあるが滑る馬なので芝の
表面が乾いてくれば。

▲10.カレンチャン

休み明けは走らない傾向だが前走は微妙な結果。
叩いての上積みは大きいがパワーは牡馬優勢。

×1,14,17

高松宮記念分析
エーシンダックマン
コンスタントに使われてきており無駄のないアウトライン。
皮膚が薄くメリハリのついた馬体で好調をキープ。
馬体診断:★★★★

▼カレンチャン
幼さが残る体つきだったスプリンターズSからキ甲が抜け切り大人びた馬体に成長している。
馬体重に変動は見られないが、緩かった体に実が入り一回り大きく見せるようになった。
素晴らしいアウトラインを描き、芦毛でも分かる薄い皮膚に前後躯の筋肉の充実ぶり・・・

休み明けの前回は、道悪もあってか伸び切れなかったが、もともと休み明けは得意でない傾向にあるので許容範囲の負けと考えて差し支えない。
外観から見て一度使った上積みは大きく、前回の負けから頭を切り替えておいた方が賢明だろう。

改装された中京はタフな重い馬場になったが、今の充実ぶりなら苦にすることはなさそうだ。
牝馬ながら集中力が高く、自分の能力は毎回出し切るタイプ。
馬体診断:★★★★★

グランプリエンゼル
牝馬ながら幅のある馬体で使い減りしないタイプ。
力強い姿勢から今ならダートでも走れそうな雰囲気。
馬体診断:★★★★

▼サンカルロ
スプリンターズSに比べると大きく見せるが、脂肪が抜けきっていないので実際に大きいのだろう。
大きいというか太め残りと言うべきか。+10kgの前走より重量感がある。
アウトラインにキレがなく以前のような軽さが感じられない。

シンボリクリスエス産駒は、余計な肉が付くと総じて動きが硬くなる。
細く見えるぐらいの時の方が良く動けるので当日の馬体重には気をつけたい。
ただ、パワーはあるので中京の重い芝には合っているのかも!?

3歳から活躍している馬なので成長より衰えが気になる頃。
母父が早熟のイメージが強いミスプロ系のクラフティプロスペクター。
そろそろピークを過ぎつつあると考えた方がいいのかも知れない。
馬体診断:★★★

ジョーカプチーノ
アウトラインが引き締まっており一頃より太め感はない。
グッとトモが力強く姿勢の柔らかさも保たれている。
馬体診断:★★★★

ダッシャーゴーゴー
以前は太く映ったが、アウトラインにメリハリが出てシャープさが増した。
均整の取れた姿勢は良く順当な良化が見込めそうだ。
馬体診断:★★★★

トウカイミステリー
ポテッとした感じは残るが、前回を叩いて幾らか締まって見える。
ただ、皮膚間は今ひとつでアピールポイントは少ない。
馬体診断:★★★

マジンプロスパー
姿勢は硬く映るが、背中が強く筋力十分のパワー溢れる体つき。
母父のバブルガムフェロー産駒の特徴が色濃く出ている。
馬体診断:★★★★

▼ロードカナロア
丸みを帯びたアウトラインでコロンとしているが、それはキングカメハメハ産駒に共通する特徴である。
胴が短くキュッと締まった筋肉質な体は、いかにもスプリンターらしさに溢れた馬体に映る。
外観だけのイメージだけで距離適正を計るなら1400mまでなら持ちそうな印象だ。

目下5連勝と勢いに乗るが平坦コースばかり使われているのは気になる要素ではある。
改装された中京は、直線の入りに坂があるため今までよりタフさが要求されるコースだ。
筋肉質なタイプが多い典型的なキングカメハメハ産駒なのでパワー負けの可能性は低いが、底力が要求された時には微小な影響をおよぼすかも知れない。

血統で見るとミスタープロスペクター系×ストームキャット系の配合は、淡々とした一定ペースを好むスピード一辺倒の傾向にあるが、同馬はピリッした決め手を持つ珍しいタイプ。
牝系に相性の良いリボーが底力を与えているので、終わってみれば実は大物だったということもあり得る。
馬体診断:★★★★

2011年

2011年の高松宮記念

で狙うべき穴馬を公開!ここで年間プラスになるほどの一発を当てるぜ。

儲かる競馬予想は、自分自身に適合した時に初めて生まれてくるもの。この馬券の買い方をすれば儲かるという理屈は通用しません。それは自分自身の強みを発揮しなければならないからです。その強みが長期的なアドバンテージをもたらし回収率の差となってあらわれてくる。

ほとんどの人は予想が上手ければ利益がもたらされると信じています。では、競馬予想が上手いとはどういうことでしょうか。競馬新聞にある馬柱を読み取る能力でしょうか。それだけでプラスになるのであれば苦労はないことをあなたは知っているはずです。

まずは自分との相性が良いファクターを見つけてみて下さい。その視点からどれだけ利益が生み出されるか試してみるといいでしょう。しかし、競馬予想の8割はデータ分析が占めています。確かなデータ分析はkeibasite.comでしか提供されていません。それは公開予想で勝ち続けてきた実績を見てもらえれば分かることです。

◎02.ショウナンアルバ

間隔をあけた前走は掛かる面が戻ってきて復調ムード。
ズムーズさを欠いた面もあり内容は悪くなかった。
スワンSでジョーカプチーノに先着と能力は秘める馬。
他にも重賞好走馬を輩出したレースであり価値は高い。
内枠必須の馬で33秒後半の脚が復活すれば一発もある。

○05.ジョーカプチーノ

前走は結果的に逃げから脱却できたのはいい。
でも基本は前に行ってこそで好位につけたい。

▲04.キンシャサノキセキ

最近の安定感は気性の成長によるものが大きい。
スタートさえ決まれば大崩れはないと見る。

△13

高松宮記念分析
エーシンフォワード
緩みがなくキレのあるアウトラインから久々を感じさせない。
順調に乗り込めたようで外観からの不安な点はない。

馬体診断:★★★★

キンシャサノキセキ
ゴツいイメージのある馬だが、今までになく柔らかな印象。
メリハリの利いた体つきで今までで一番良く見える。

馬体診断:★★★★★

サマーウインド
アウトラインがボヤけて筋肉の付き方も物足りない。
気で走る所はあるが、万全とはいかない仕上がり。

馬体診断:★★

サンダルフォン
筋肉はしっかりして体つきは悪くない。
ただ、背中に力が足りず衰えが見え始めてきたか。

馬体診断:★★

ジョーカプチーノ
理想を言えば、もう一絞りした方がいい体つき。
まあ、近走はこれで走れてるのだから問題はないのだろう。

馬体診断:★★★

スプリングソング
前回より立ち姿に力強さが出て迫力が増した。
肌つやもなめらかで順当に良化している。

馬体診断:★★★★

ダッシャーゴーゴー
前走は太め残りだったが、レースでの走りに問題はなかった。
今回も腹がポッコリしており良い意味で古馬らしさが出てきたのかも?

馬体診断:★★★

ビービーガルダン
外観は相変わらず安定している。
走れないのは精神面によるものだろう。

馬体診断:★★★

ワンカラット
前回から一回りアウトラインが小さくなり引き締まっている。
以前より厚く見せるが、馬格から見れば丁度良く映る。

馬体診断:★★★★

2009年

2009年の高松宮記念で買うべき穴馬がいる。ここ数年、短距離王者と呼べる馬が不在の混戦模様のスプリント戦。スプリンターズステークスを勝ったスリープレスナイトは、色々あってローテが狂っての本番ぶっつけだけに過信できない。馬体を見る限りトモの筋肉が物足りなく万全のデキとは言い難く人気ならズバッと切って妙味を得たい。

展開はジョイフルハートが思い切り良くハナへ行くと見てハイペース想定。

トウショウカレッジ

重賞では外回したら届かないのは成績通りなので、3枠5番なら思い切りよく内を突ける。
重賞で2回馬券に絡んでいるが、いずれも内を周ってのものなのは陣営も心得ているはず。
ハイペース、イン突きが決まれば最後の脚は確実だけに一発あって不思議ない。

アーバニティ

1200mで出遅れながらも2連勝と能力は確かなものを秘める。
欲を言えば内が欲しかったがマイルでも走っていたぐらいなので折り合いは付くだろう。

キンシャサノキセキ

前走が叩きと公言しての惨敗。
ここまでアッサリ負けると逆にG1奪取の仕上がりに期待したくなる。
昨年は2着の舞台。あとは輸送でイレ込まないか注意したい。

◎05.トウショウカレッジ
○15.アーバニティ
▲09.キンシャサノキセキ

ワイド:◎○3,000円 ◎▲2,000円

高松宮記念の回顧

1着はキングヘイロー産駒のローレルゲレイロ。逃げて押し切る強い内容でG1レースを制覇した。マークを受けながらの勝利ということで平坦コースでの強さを再認識させられたレースである。騎手は、藤田 伸二。調教師は、昆 貢。

2着はクロフネ産駒のスリープレスナイト。しっかりと勝ち馬をマークしてレースを進めたものの前を捕えきれずに終わった。もっと積極的にマークしても良かったがリスクヘッジしたぶん上手く逃げられたように見えた。騎手は、上村 洋行。調教師は、橋口 弘次郎。

3着はサンデーサイレンス産駒のソルジャーズソング。15番人気という低評価ながら差し込んできた脚は素晴らしかった。騎手は、北村 友一。調教師は、鮫島 一歩。

3連単の配当は19万円と小波乱の決着となった。keibasite.comでは、競馬予想の口コミを利用した競馬必勝法を開発しています。

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