朝日杯フューチュリティステークスまとめ

      2022/12/13

2021年

セリフォス

前走後はダメージが残らないよう一度緩めてからの再仕上げを敢行。放牧にはださず厩舎での調整で順調に乗り込まれてきた。

特に乗り難しいようなタイプではなく経験しているレース条件ならマイナス面は少ないのは確かだ。

ドーブネ

一週前の追い切りでは長い距離から「馬なり」で追われている。あとの組で下が重くなっており負荷は問題ないだろう。

背が伸びて成長が見られる点はプラスポイントになる。あとはテンションをいかにコントロールできるか。

ジオグリフ

前走は大味な競馬になってしまいレース経験の浅さを露呈している。前走を糧にしてレース運びの質を上げられるか。

放牧から帰ってきた後は緩さが抜けたそうで体を大きく見せるように。ただ、一週前の追いきりではエキサイトし精神面に課題を残している。

ドウデュース

一週前の追い切りは騎手を乗せて重い馬場でかけられている。順調な仕上がりを見せておりデキに不安はない。

パワータイプがよりパワーアップしてきた印象。レースセンスの高さがウリも末脚の持続性には課題を残していいる。

プルパレイ

一週前の追い切りは重心の低い走りで順調さをアピールしていた。前走は挟まれて嫌気をだした印象もある。

スムーズなレースがしたいだけに内枠は避けたいが馬具の工夫で乗り越えることができるかもしれない。

オタルエバー

一週前の追い切りでは折り合いを確かめるべき騎手を乗せて敢行。実にスムーズな動きを見せて不安を払拭していた。

デビュー戦で折り合いは問題ならなかったが仕上がりが進めれば気が乗りすぎることもあるため確認できたことはありがたい。

ダノンスコーピオン

少し右に張るような走りでバランス感覚はまだ十分ではないが追いきりは順調にこなしてきている。

レースで揉まれた際にどう反応するか未知数な面はあるが底を見せていない魅力があるのも確かだろう。

2019年

朝日杯FS予想オッズ1番人気はグランアレグリア。さっそく穴馬のデータ傾向から対策を考えていくことにしよう。

朝日杯FS2019出走馬の分析

サリオス

ハーツクライ産駒でマイルを2連勝しており予想オッズ1番人気に支持されています。

前走サウジアラビアRCの走破タイムは32秒台と速く、上がり3ハロンタイムも33.1秒と数字的にもインパクトのある勝利でした。

初めての右回りと関西への長距離輸送、この2つのマイナスになりうる要因があるので盤石というわけではありません。

ただ、そのあたりは調教師も心得ているので上手く調整することでリスクを最小限に抑える工夫に期待しましょう。

レッドベルジュール

前走は京都競馬場の芝1600m重賞レースデイリー杯2歳Sを優勝しマイルを経験できたことは大きい。

高速タイムに対応できるディープインパクト産駒ということもあり2番人気に支持されてもおかしくありません。

全姉2頭が3勝馬と仔だしの良い牝系だけに大物だったという話は全然ありえると思います。

タイセイビジョン

前走は東京競馬場の芝1400mで行われた京王杯2歳Sを勝利したもののマイル経験はゼロ。

短距離中心だけにマイル経験がないのは割引材料であり人気でも過信できないタイプになってしまいます。

ただ、血統的には長距離でも対応できる下地があるだけにスタミナ面に不安はないと言えるのかも。

ここ2戦は差しでの経験値を増やしていることがマイルでのカバー力につながることもありそうです。

ラウダシオン

ディープインパクトの後継種牡馬に名乗りを挙げるかリアルインパクトの初仔が2歳G1レースに登場。

前走は芝1400オープン勝利を果たしたものの不良馬場だったのでスピードの適性も計りづらい面がありました。

この馬もマイル経験がのがネックでそこをどう考えるか。この血統の傾向としては1800mまでカバーはできそう。

1400mまでの好走率が高いためヒモに回しておくのがベターと言えるのかもしれません。

ペールエール

近2走はマイル重賞で好走を続けているが、逆に勝ててないことで距離適性に懸念が生じたという見方もできます。

特に前走のデイリー杯2歳Sでは力負けという印象の強い敗戦だけに買い材料がないとヒモまでの印象。

2歳戦に強いダイワメジャー産駒ではあるものの、それだけで人気するなら軽視してみるのも一考かも。

朝日杯FS2019事前予想

やはりデータ的に見てもサリオスが断然買いやすいので人気が集中するのはやむを得ないでしょう。

人気が下がるほどに不安材料も増えているため、もっと下の人気から激走穴馬がでてくる可能性もあります。

1番人気から手広く買うのもありですが、あまり広く買い過ぎるとトリガミというオチにもなりかねません。

レースレーティングを見てもデータ的に万全という穴馬は見当たりませんでした。

昨年のように何かがドカンとパフォーマンスアップしてくる可能性もあり馬券はカンタンにはいかなそうです。

最近のレース傾向

いまや0.1秒差に数頭が入賞するような時代になり、騎手ファクターも着順を決める上で大事な要素となってきた。

本当に競馬新聞で0.1秒に何頭入賞するか予想できるのか疑わしくなってきたのではないだろうか。

ストップウォッチでも狙って止められない0.1秒の世界を馬券では狙える自信がある人はいまだ多いようだが。

こうなると重要になるのは予想力ではなく、根拠のある能力指標データと馬券戦術という名の資金管理である。

予想力のみあれば勝てるというのは過去のものであり今では妄信というほかない。

お互い回収率100%超えを競い合い実力を見せつけていた競馬予想ブログは1つ1つ消えていった。

当てるだけの派手なパフォーマンスに目を奪われることなく地道な戦略を実行できる者だけが生き残れる時代。

その場の情緒にとらわれることなく進歩というコマを進められるものだけが勝者の資格を得ることができる。

朝日杯フューチュリティSデータ傾向

阪神競馬場の外回り芝1600mで行われる3歳限定のG1レース。

2歳王者を決めるだけでなくクラシック皐月賞へ続く大事な一戦となるだけに目が離せない。

中山競馬場から阪神競馬場に替わり1番人気の単複の回収率が100%を超えている。

競馬関係者やファンが実感していた実力が反映されやすいコースの印象を裏付ける結果となった。

枠順を見てみると1枠と8枠で勝利を分け合っており極端な枠の方が勝ちやすい傾向がみられる。

前走の上がり3ハロン時計が1位は3割、東京コースになると6割と好走率が倍増している点に注目したい。

朝日杯フューチュリティS予想見解

Aiによるデータ分析の結果を見るとグランアレグリアには逆らい難いものがある。

牝馬と言えどもパフォーマンスがしっかりしている点は評価しておくべきだろう。

2歳では牝馬の方が完成度で上回るという話もあるように牝馬だから割り引くというのは合理的な判断ではない。

牡馬の人気ではアドマイヤマーズがトップ。父を彷彿とさせる完成度の高さは圧巻であり大人びたレースは心強い。

それ以降ともなると穴馬は横並びでチャンスのある馬が多く絞り込みは難易度が高そうだ。

そういった点から2ケタ人気の穴馬が飛び込んでくるシーンも考えられることから配当と相談しながら流す範囲を決めるのが無難だろう。

AIによるタイム予測は1.34.5前後。このあたりから逆算して範囲を決めるという手もある。

2017年

競馬の収支を安定させる戦術の中で手軽かつ効果が高いのはオーバーパワード(過剰性能馬)の馬券を買うこと。

未勝利から始まる8つのクラス編成の中で、それぞれに存在するオ-バーパワード(OP)を見つけられれば競馬はシンプルになります。

圧倒的な能力でゴール前では余裕すら見せる。こういった馬はダイヤモンドのように価値が高い反面で、そう沢山いるわけではありません。

これを第一の馬券とできれば負けにくいのに勝ちやすい投資のような感覚で競馬を楽しむことができます。

この9年間は穴馬で結果をだしてきましたが、その仮定で開発した独自のデータマイニング技術の貢献が大きく、そのおかげでOPを効率よく抽出できるようになりました。

基本的に競馬は株よりランダム性向が低いため人気馬ゾーンに偏りがちですが、それでも運用に問題ないことは無料配信を介して証明しつつあります。

朝日杯フューチュリティSデータ傾向

朝日杯フューチュリティSは、先週おなじ舞台で行われた阪神ジュベナイルFより中盤ラップペースが緩みやすいせいか差しが優勢。

阪神競馬場の開催になってから2ケタ人気の穴馬が激走しており、2016年は3連単20万馬券の中波乱だったように穴馬に注目しておきたいレース。

この穴馬は血統においてサンデーサイレンスやトニービンといった日本名血の血統背景を持っていました。

今ではトニービンといえば地味な存在ですが、その活力は2歳G1レースではバカにできないでしょう。

いずれもマイルで負けて1400mで好走していたなどの競走成績のトリックにも気づき精査する必要があります。

ただ、そんなカンタンではないの明らか。距離が長いを思われて人気になっていない馬を全て買う方が確かです。

2016年

JRAのデータを見ましたが、はっきり言ってどうでもいいデータばかりで役に立ちませんでした。

中山競馬場から阪神競馬場へと移って3年目ということで下手に過去データをいじる必要はないと思います。それでも近2年のを見ていくと確かな素質があればキャリアは関係ないという印象を強く受けました。

まだ全馬がデビューしていない時期ということもあり素質はバラつきやすいのと、底を計りにくいということで穴馬の出番も十分にある。

ここ2年は、2ケタ人気の穴馬がでており共通していることを重要なポイントを発見しました。それは・・・

どちらも500万クラス以上の1400mレースで勝利しているという点です。今の時点でスピードとスタミナのバランスの良さが生きる距離であることが反映された結果なのでしょう。

この点からペースが緩みやすい新馬戦の価値はさがります。2016年は、どの馬が該当するかは自分で見つけてみて下さい。

ミスエルテ

2戦目で気難しさをのぞかせてきたように気性面が課題になります。その死角があっても小粒な2歳牡馬を思えばフランケル旋風を期待したくなる素質馬であることに違いありません。今週の追い切りは、ガスが抜けて折り合えていました。ペースはそれほど速くない見込みなので実践で生かせるかどうかになります。

ダンビュライト

あまりマイルという印象はないですが成熟度の高い馬であり死角が見当たらないのもセールスポイントになります。ただ、いまのところ飛び抜けた資質を示したわけではなく勝ち切るイメージまではありません。

クリアザトラック

重賞レースでも通用する良血ということで伏兵扱いながら人気しています。この馬を買うなら他の可能性に賭けたい気持ちの方が強いですね。

2015年

朝日杯フューチュリティステークス予想で大事なポイントを挙げていきます。

デビュー戦を楽勝したとは言え予想オッズで2番人気はやりすぎではないかと思う方もいるだろう。果たして正当な評価と言えるのか考えておきたい。

伝説の新馬戦だった?

楽勝で負かした相手であるピースマインドは、次走の未勝利で6馬身差の圧勝というパフォーマンスを見せ、3着アドマイヤダイオウも同じく楽に未勝利を勝ち上がっていることが分かった。そう簡単な相手に楽勝したわけじゃないぞ、と分かってきており相当な素質馬である可能性が高いのである。

伝説の新馬戦とは、皐月賞馬アンライバルド、日本ダービー2着馬リーチザクラウン、牡馬顔負けの名牝ブエナビスタ、菊花賞馬スリーロールスが出走したレースを指している。そんなレースは滅多にないので伝説視される多くのレースは大体期待外れで終わることも多い。

リオンディーズは買いか

1勝馬でG1レースを勝つのは頻繁に起きることではない。近年では、名牝ビワハイジの仔であるブエナビスタやジョワドヴィーヴルが阪神ジュベナイルフィリーズを制しているが牡馬になると事例が見当たらない。

牡馬になるとマイル戦がクラシックに繋がるという傾向が薄れるため近年では敬遠されることも多い。やはり1勝馬なら無難に皐月賞と同じ2000mや日本ダービーが行われる東京競馬場というのが無難な選択肢だからだ。

それだけにリオンディーズの挑戦は決して楽なものとは言えない。未勝利からなら2000年に勝ったメジロベイリーがいるものの1戦1勝の牡馬で制したというのは近年では見当たらない。2~3着でも見当たらないことからリオンディーズの素質に期待するなら頭で買うべきだろう。

2005年オークス優駿牝馬で死闘を演じたエアメサイアとシーザリオの仔たちが10年後の朝日杯フューチュリティステークスで対決する日が訪れようとしている。

オークスではシーザリオの末脚が一枚上手だったが、その後のエアメサイアも秋華賞を制する活躍を見せている。サンデーサイレンス逝去後のアイドリームドアドリーム牝系はイマイチな印象だったがキングカメハメハとの血統配合でようやく日の目を浴びる素質馬エアスピネルが誕生したように平坦な道のりではなかった。楽な手応えでデイリー杯2歳Sを圧勝し2連勝で迎えるG1レースでも1番人気は間違いない。

対するシーザリオの仔であるリオンディーズはデビュー1勝からの挑戦となる。そのデビュー戦は、相手が弱かったということもあり過信できないものの終始余裕のあるレースで楽勝を飾るなど、こちらも菊花賞とジャパンカップを制した兄エピファネイアに劣らない凄みを感じさせるレースぶりであった。

ただ出走するだけでなく、全く底を見せていない有力クラシック候補同士の対決構造もある。近年にはない好カードぶりに競馬ファンなら熱くなって当然のレースだろう。もしかしたら今年の一番の名レースになる可能性も十分にありそうだ。この2頭が圧倒的なパフォーマンスを見せるようなら、この2歳世代が古馬勢を飲み込む活躍をすることも考えられる。

やはり競馬は対決構造があってこそだなと今の時代だからこそより実感できる。ぬるい騎手たちの競馬ごっごはそろそろ止めにして熱さのあるバトルを見せて欲しい。

エアスピネル

圧勝の新馬から初挑戦となった重賞レースのデイリー杯2歳Sでも1番人気シュウジを楽にとらえる圧巻の走りで2連勝を飾った。母は秋華賞を勝ち同期のシーザリオなどの一線級とも互角の走りを見せていた名牝。サンデーサイレンスと抜群の相性を示した牝系は、サンデー亡きあと混迷していたがキングカメハメとの仔でようやく期待馬が誕生した。このレースには、シーザリオの仔リオンディーズも参戦を表明しており母たちの代理競走としても楽しみな一戦となりそうだ。

>> 予想単勝オッズ:2.0倍

リオンディーズ

エアスピネルと同じキングカメハメハ産駒でデビュー戦は期待通りの楽勝で幕を開けた。デビュー前にゴタゴタがあり遅れてのデビューになったが、そこから一気にG1レースに登録したのは陣営が勝負になると見込んでのことだろう。まだ1勝馬だけに底が見えておらずエアスピネル相手にどれだけのパフォーマンスを見せるか期待が高まる。勝ち気な走りはエピファネイアを彷彿とさせるものがあるだけに、ここで勝つようなら一気にクラシック最有力候補として将来が楽しみになる。

ボールライトニング

デビューから一貫して1400mを使われ2戦目の京王杯2歳ステークスは大外枠を乗り越え完勝して見せた。ここ2走を見ても折り合いに不安は感じさせずマイルまでならこなせるだろう。今年は2歳戦で勝ち星を増やしているダイワメジャー産駒だけに血統の勢いは無視できない。早い内に完成する傾向があり活躍馬が短距離に偏っていることから通用の余地は十分と言える。地味な印象から人気はしない可能性もあり意外とオッズ妙味はありそうだ。

>> 予想単勝オッズ:6.0倍

とにかく2歳戦の難しさは底を計りにくいことが全てと言えるだろう。

いかに好走する可能性のある馬を拾い、限界を見せた馬を切ることができるか。そこに馬券の当たる当たらないは集約されると言っても過言ではない。底を見せていない馬を評価できないのであれば効率の良い馬券を当てることは難しい。

多くの人は、目先の的中を追い最終的には飲まれていくことが分かっている。どう資金配分して効率を高めるかの馬券戦略にも気を配らなければならない。

レース当日の天候が荒れれば別だが良馬場なら大波乱までは望めないレースになりそうだ。それでも底が見えない2歳戦だけに少しでも付け入るような馬がいれば当日にトップページで公開したいと考えている。

2014年

朝日杯フューチュリティステークスで勝つコツは必要な情報だけを収集すること。
独自の情報網である【クラウドシステムから得た情報】と【相馬理論】を元に出走馬の馬体や仕上がり具合を診断するため予想に役立つこと間違いなしです。

クラリティスカイ

重賞に格上げされた「いちょうS」を1:33.5の好時計で完勝。古馬1000万程度の時計ということを考えれば上々の内容と言えるだろう。阪神競馬場での勝利経験もあり、今年から阪神コースに変更された点も追い風となりそうだ。

クロフネ産駒らしく硬めの筋肉もパワーは十分で坂のあるコースは得意。バランスの良い好馬体から自分のパフォーマンスはしっかりと発揮できるタイプだろう。タフなレースに向きそうなタイプだけに本番でも注目したい一頭だ。

仕上がり:★★★★☆ 

タガノエスプレッソ

スローになったデイリー杯2歳ステークスは好位からの立ち回りでレースセンスの良さを見せた。時計は目立たないが一戦ごとの上昇を感じさせる内容だった。差しにも回れる馬でも自在性の高さが魅力的な馬だ。

しっかりとした骨格はブラックタイドの影響が色濃く、ボリュームのある筋肉はキングカメハメハの影響が感じられる。血統の良いところが上手く表現された馬体で、地味な印象も侮れない馬という印象を抱かせる。スケール感はないものの走れば味のある馬と言えるだろう。

仕上がり:★★★★☆ 

アッシュゴールド

不利のあった初戦は目立たなかったが、京都開催に替わり重賞2着に食い込み血統馬らしい上昇ぶりを見せている。バネの感のある走法は、三冠馬オルフェーヴルを初めとする幾多の活躍馬を送り出したオリエンタルアート血統の良さが出ている。

栗毛の毛色でオルフェーヴルに似た感じもあるが、馬体が小さいぶんスケール感は劣ってしまう。これから馬体が成長し一回り大きくなってくれば楽しみな馬と言えそうだ。繊細な繋ぎから、現状は良馬場の方が持ち味が生かせる。

仕上がり:★★★★☆ 

アクティブミノル

夏の北海道戦で函館2歳Sを制し2連勝を飾った。その後は、休み明けで芝1400mの京王杯2歳ステークスに出走したが0.6秒差の完敗に終わっている。スケール的には底を見せた感が強く距離延長への不安も強まった。

ストームキャット系らしいパワー十分の体つき。ノビのある馬体から距離はこなせるかも知れないが、硬さが全面に出ている現状だとスピード勝負はつらいだろう。荒れて掘れるような馬場になれば面白いところもあるだけに一雨あればというところか。

仕上がり:★★★★☆ 

ナヴィオン

順調にキャリアを積み上げデイリー杯2歳Sで3着と良化を見せている。現状は期待されているほどの実績ではないものの、追い込み一辺倒からは脱却しつつある。一線級の馬だという評価が先行していたが、この馬らしい人気に落ち着いたことで思い切った競馬をする可能性もありそうだ。

夏の頃よりも馬体に筋肉がつき完成度は高まっている。成熟度では高いレベルにあるだけに、この一戦でスケールがハッキリしてくるだろう。マイルは少し長いのかも知れないが、キャリアの浅い2歳戦なら乗り方1つでどうにでもなる。

仕上がり:★★★★★ 

ブライトエンブレム

デビュー戦と同じように後方から進めた札幌2歳Sを外から鮮やかに差し切っている。阪神ジュベナイルフィリーズで2着に入ったレッツゴードンキを物ともしない完勝だけにスケールは評価していい。まだレースぶりが荒いものの素質の高さは間違いないところだ。

重賞を勝った後に放牧にでていたが、線の綺麗なアウトラインや筋肉のボリューム感から久々を感じさせないデキにある。腰の弱さも少しずつつ補強されてきている印象で。成長が確かならG1の舞台でも能力を発揮できそうだ。

仕上がり:★★★★☆ 

ブライトエンブレム

クラリティスカイが完勝したいちょうSで2着。勝ち馬から0.3秒差をつけられての完敗と言える内容だった。パドックで馬っ気を出すなど幼い面があるものの、一定の素質は見せたと考えていいだろう。心身ともに充実してくるようなら差は縮めていけそうなだけに上昇度が好走のカギになる。

現状は寸の詰まった体形でマイラー色が強い。芝1600mのみ使い続けてきた点は狙いがしっかりしているという点から評価できる。奥のありそうな馬だけにキャリアを積んでいけば楽しみな馬だ。

仕上がり:★★★★☆ 

ダノンプラチナ

札幌競馬場デビュー戦を2着後に、未勝利と自己条件を圧勝して素質の高さを見せつけている。0.5秒差をつけた2着ミッキーユニバースは、いちょうSでも3着に入っている素質馬だった。美浦から挑むディープインパクト産駒が、またもや阪神競馬場で強い競馬を見せても可笑しくない。

ディープインパクト産駒にしては骨格がしっかりしており、母父アンブライドルズソングの影響が強く見られる。背中から尻までのラインがしっかりしており、差しても先行しても上手く対応できそうな下地を持っている。高いレベルで統制のとれた馬で安定した競馬が期待できる。

仕上がり:★★★★★ 

2012年

◎04.テイエムイナズマ

2走前に途中から持っていかれ下手を打つ騎乗ながらも能力だけで重賞を勝利。
マイル2戦、いずれもそんな競馬で勝っているように競馬上手とは言えない。
それだけに内で脚をタメる競馬ができた時のノビシロは計り知れないものがある。
トリッキーな中山コースで自滅する可能性もあるが、マイルでは底を見せたとは言えず魅力十分。

○05.コディーノ

重賞を含めた圧巻の3連勝でスキが全くない実績馬。
上手に不利なく競馬ができれば人気に応えるはずだ。

▼買い目
ワイド:4-5(2000円)
馬連:4-5(1000円)

中山10 仲冬S

◎14.トーホウプリンセス

テンが速くなる芝スタートコースの相性が良く堅実な走りを見せる。
鉄砲になるがオッズが下がる妙味で相殺できる今回は食指が動く。

04.ハッピーカオル

テンが33秒台を切った休み明けは2戦2勝。
条件に合いそうなここは買い。

11.カフェシュプリーム

前走は決着時計が速すぎた感。良馬場なら見直せる。

▼買い目
ワイド:BOX(各1000円)

ノウレッジ

流れるようなスロープのアウトラインは、いかにもキレる脚を身上としている馬のもの。
馬体に実が入って芯がしっかりしてきており太いというより頑強になった印象を受ける。
評価:A 完成度高い

ザラストロ

伸びのある体をしており、マイル以上の距離でも問題なさそうな体形をしている。
もともと完成度が高く安定感のある馬体から自分の力はきっちり出すタイプ。
評価:A 好調

ディアセルヴィス

窮屈さのないゆったりとした姿勢から距離は伸ばした方が持ち味がでそう。
前駆に比べてトモが頼りない印象からダートの方が向きそうだ。
評価:A タフ

アットウィル

しっかりとした筋肉がついて一回り大きく見せるようになった。
反面、動きの軽快さは薄れただけに時計勝負になると限界がありそうだ。
評価:A パワフル

ラブリーデイ

スケール感はないが、これという欠点のない馬体で安定感がある。
どんな条件でも自分の能力はきちんと出せる馬だろう。
評価:A 安定感あり

マイネルエテルネル

前に言った通り、ガッチリとした幅のある筋肉など本質的にはスプリント向き。
完成度の高さで距離はこなすかも知れないがG1でごまかしが利くかどうか。
評価:A デキ良好

フラムドグロワール

ダイワメジャー産駒にしてはコンパクトも、柔らか味あふれる体つきは好感度が高い。
使いつつ軸がしっかりとした姿勢になり、順調な成長カーブを描いてきている。
評価:S 文句なし

クラウンレガーロ

頭は高いが伸びのある体つきからマイル以上でも走れそうな雰囲気。
成長の余地が少なく現状の完成度で勝負していくしかない。
評価:B 順調

テイエムイナズマ

寒くなってきたせいか皮膚を厚く見せて外観は平凡に映る。
まあ、体つきや筋肉はしっかりしているので気にする必要はないのかも。
評価:B 平凡

コディーノ

前から完成度が高かったこともあり、高いレベルで平行線と言える。
ゆっくり使う藤沢和厩舎の2歳戦とくれば不安などない。
評価:S 文句なし

エーシントップ

肩が立った筋肉質な体つきを見ると距離延長は微妙なラインに思える。
伸びのないコロンとした体形でスプリント寄りの印象が強い。
評価:A 早熟

2011年

投資競馬とはプラス収支にするためのプロセスの構築と言い換えることができます。競馬予想とはいくつも起こりうる事象に対応することであり、短期で稼ごうと思えば必ず不確定要素により資金を失うことになるのです。

◎13.ハクサンムーン

新馬戦が物見をしながらの勝利で圧倒した走り。
中ゆるみのラップからゆっくり走る走法から距離の融通性は利くはず。
サダムパテックと互角の調教から奥がありそうで単騎濃厚なここは先物買いで狙う。

○07.クラレント

東京スポーツ杯2歳ステークスは放馬に道悪で度外できる内容で同情の余地がある。
デイリー杯2歳ステークスのイン強襲して勝った内容から、ハクサンムーンの作り出すペースは合いそうで仕切り直しの一戦。

▲16.ダローネガ

京王杯2歳ステークスは出遅れたが普段の競馬からスタートの問題は感じない。
前走が例外なだけでスッと先行さえできれば大外の影響は最小限にできる。
スピードの持続力は高くうまく折り合えるなら魅力的な一頭になる。

アルフレード
コロンとはしているが、硬さがなくコンパクトにまとまったマイラー体形。
まだ幼さは残るもののトモはしっかりしており、自分の力は出せるだろう。
馬体診断:★★★★

クラレント
寒いせいか使ってきたせいかは分からないが、筋肉が強張って姿勢が硬く映る。
皮膚感は悪くなく体調に問題はないが上積みは見込めない。
馬体診断:★★★

サドンストーム
短胴で腰高の体形からマイルはギリギリか長いぐらい。
柔らかさが感じられるのは良いが、トモが未成熟で成長の余地を残している。
馬体診断:★★★★

スノードン
スラリとした繋ぎと綺麗なアウトラインから良馬場で決め手を生かすタイプ。
まだ芯が入ってない印象だが、トモの造りに素質が感じられる。
馬体診断:★★★★

ダローネガ
古馬のような成熟度と堂々とした立ち姿に好感が持てる。
前躯に比べると若干トモがピリッとしないが、仕上がりとしては悪くない。
馬体診断:★★★★

トウケイヘイロー
収縮力の強いパワー上位なタイプで体躯は硬めに出ている。
冬場だと使い込んだ方が良さそうだが、太め感はなく悪くない仕上がり。
馬体診断:★★★★

ネオヴァンクル
まだ幅が薄い印象もフレンチデピュティにしては繋ぎが柔軟で資質はある。
ダート走りそうな血統だが、今の所はパワー不足で芝の方が合う。
馬体診断:★★★★

マイネルロブスト
主流血統からは外れてるように少々野暮ったく古臭い感じがする。
タフさはあるが、スピード感や末脚のキレはイマイチ。
馬体診断:★★★

マコトリヴァーサル
短胴だが重心が低くマイルまでならこなせるだろう。
キレる脚は使えないが、後ろから行けば一定の脚が使える。
馬体診断:★★★★

レオアクティブ
気は強いが皮膚が薄く、体格以上に大きく見せるタイプで素質十分。
マイルは体形よりも気性の問題で基本こなせるはずだ。
馬体診断:★★★★

ローレルブレット
幅のある重厚な体つきで特にクセもない総合力勝負のタイプ。
素質は感じないが、自分の力だけは常に発揮する。
馬体診断:★★★★

2010年

投資は知的ゲームです。あらゆる憶測や試行錯誤を繰り返して1つの結論にたどりつく過程は推理小説に似ているかも知れません。勝ち組トレーダーの多くはゲーム感覚で投資を行っており無報酬だったとしても楽しいからやるというマインドを持っています。それに比べ利益ばかりを見ている人は無報酬ならやらない言います。

そういう人たちは前者と比べて高い確率で負けていることが分かりました。投資で勝つというプロセスを楽しめる人とそうでない人は勝ち組と負け組の差でもあったなんて信じられますか。有名な投資家はこう言っていました。外に勝つ要因は存在しない。いつだって自分の内なる存在から利益がもたらされるのだと。

◎09.ロビンフット

出遅れた京王杯2歳ステークスが直線だけの競馬で0.5秒差の6着。
最速の上がり33.4秒でよく追い上げたと言える内容だろう。
器用に立ち回れるのが強みな馬で中山競馬場のマイルはピッタリ。
崩れた2戦は敗因があり、基本相手なりに走れるタイプ。

○10.サダムパテック

東京スポーツ杯2歳ステークスの重賞を含め、圧倒的な競馬内容で2連勝と底を見せていない。
ただ、スタートが遅いという課題がありトリッキーな中山コースはプラスと言えないのが気がかり。
スタートを決めて先頭を射程圏内に捕えた位置でレースをしたいところだ。

▲05.リアルインパクト

京王杯2歳ステークスは直線でのロスを考慮すれば勝ちに等しい内容。
折り合いは付く方でマイルまでなら我慢できそうだ。

×2,3,8,15

▼アドマイヤサガス
あまり伸びはないがアウトラインは綺麗で好馬体の持ち主。
欠点がなくマイルならブレずに走れるのでは。
馬体診断:A

▼エーシンブラン
使い詰めでもダメージは感じられず芯の通ったタフなタイプ。
ただ、腰が甘い面があり坂はマイナスか。
馬体診断:B

▼オースミイージー
母父のアフリート色が濃く出てカチッと硬めの走り。
単調なスピード馬の印象で距離は折り合い次第。
馬体診断:A

▼グランプリボス
サクラバクシンオー産駒にしては短背でバランスが良い。
その分タメて切れる脚が使える異色なタイプ。
馬体診断:A

▼サダムパテック
冬毛が少し生えてきているが、皮膚感は悪くなく許容範囲。
窮屈な所がなくバランスの良い好馬体が目に付く。
馬体診断:A

▼ブラウンワイルド
夏より実が入り幼さが抜け姿勢も安定感が出てきた。
皮膚感も良く夏だけの馬ではないだろう。
馬体診断:A

▼マイネルラクリマ
もう一絞りできそうな体つきも極端に太いということはない。
夏から変わった面はないが良くも悪くも安定している。
馬体診断:B

▼マジカルポケット
夏より筋肉が付いて逞しくなった反面、少し硬めな印象も受ける。
この感じだと距離伸びるのは懐疑的なところ。
馬体診断:B

▼リアルインパクト
胴長ながら肩が窮屈で硬めなアンバランスさが気になる。
立ち姿勢は少し力みがあり距離は折り合い次第か。
馬体診断:B

▼リフトザウイングス
体重が示す通り骨太で一つ一つのパーツが大きく迫力がある。
大柄でスッと動けないイメージはあるが、体調は叩きつつ上向き。

▼ロビンフット
コンパクトにまとまった馬体で堅実に走れるタイプ。
使い詰めでも皮膚感が良く馬体の張りも上々。
馬体診断:A

2009年

中山競馬場の芝1600mは外枠が不利だと言われている。おそらく外に振られやすいせいだろうがワタシ的には迷信に近いと思っている。しっかりと脚を使える馬なら不利がない外枠を生かせるはず。あまりに内枠になってもレース中に不利を受けやすくなり馬券的に信頼が置けなくなる。

外枠うんぬんではなく外枠でもしっかりとした上がり3ハロン時計を使える馬であれば問題はないだろう。ただし、内枠を上手く使えた馬の恩恵が大きいことも確かで内外スプリット馬券を構築することも考えたい。1つの展開に縛られるのは最強馬幻想があるからだと思うが競馬は何回やっても同じ結末になるということはない。

したがって競馬予想が上手ければ競馬は勝てるかと言えばそうでもなく絶対的な指標とはなりえない。これが競馬を10年以上も見て馬券を買ってきた経験から得た結論である。

◎トーセンファントム

前走の直線で一気にローズキングダムに並んだ一瞬の決め手は中山競馬場の方が生きる。
一気に取り付ける脚があるので外枠はマイナスではなく2戦2勝のマイルなら頭はこちら。
ただ、鞍上が折り合いに熱心過ぎて追い出しが遅れる可能性がある点が不安材料になる。

○ローズキングダム

今までがレースセンスが高い、いかにも完成度が高い早熟馬の強い競馬をしている。
奥はないが無難な軸馬ならこちらから入った方が賢明である。
不安らしい不安はなく初G1制覇も夢ではない。

▲エイシンアポロン

京王杯2歳ステークスは完勝の形で外国産馬らしい完成度の高いレースをしている。
コロンとした体つきから短距離馬の可能性は高いがマイルまでなら守備範囲だろう。
パワーがありそうなので雨が降れば更に期待が高まるが天気は崩れそうもないか。

2008年

抜けた馬不在で混戦模様だが、相手なりに走れるエイシンタイガーの堅実性に期待したい。
勝ち味に遅い面はあるが、逆に言えばどんな相手でも走れる奥の深さがあるということ。
タフな持続力で押していくタイプで中山競馬場は前走を見ても一番合っているコース。
折り合いに不安はないので距離延長も全く気にならない。

ぶっつけになるが完成度高いセイウンワンダーが相手。
太めと囁かれてるが、写真を見る限り太目感はなく、むしろ芯が通って以前よりシッカリした馬体に見える。
出遅れは怖いが、どんな展開でも自分の力は発揮できるタイプで地力に期待したい。

2度レコードで走っているようにスピード能力が高いホッコータキオンも小差。
ここ2戦は、スピードの違いでハナを切ってるだけで番手からでも競馬はできるタイプ。
様子を見ながら競馬ができる外枠はプラスで、テンに急かさずジワッと行けるようなら簡単にはバテない。

◎09.エイシンタイガー
○03.セイウンワンダー
▲15.ホッコータキオン

ワイド:◎○2,000円、◎▲2,000円
馬連:◎○500円、◎▲500円

朝日杯FSの回顧

1着はグラスワンダー産駒のセイウンワンダー。中団に位置取り直線に向かって目覚めるような末脚を発揮しての勝利でした。これから中距離に対応できるのかがクラシックで勝負していく上での課題はありますが今後の活躍を期待したいですね。騎手は、岩田 康誠。調教師は、領家 政蔵。

2着はキングカメハメハ産駒のフィフスペトル。上手くマイルで折り合いをつけて中団で折り合い直線ではゴムまりのように弾けてきました。惜しくもアタマ差の2着になったもののマイルでも走れる素質を示したことでNHKマイルカップが楽しみになりました。騎手は、C.ルメール。調教師は、加藤 征弘。

3着はスマートストライク産駒のブレイクランアウト。追い込みにかける競馬で直線は差を縮めるもわずかに及ばずの3着でした。どちらかと言えば東京競馬場に向いたタイプなので仕方ない負けと言えるのかも知れないですね。騎手は、武豊。調教師は、戸田 博文。

3連単の馬券配当は1万7千円とおだやかな決着になりました。keibasite.comでは、口コミを利用した競馬必勝法を開発しており、その成果を発表していく予定です。

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