オッズは素人が作るから投資になるのか?

      2017/02/23

オッズは素人が作るという人が結構いますが、データで見る限りそうは思えません。

今回とったサンプルでは全レース中、192/575の確率で1番人気馬が勝っていました。33.391…%となりますが、実質的には『1/3の確率で1番人気の馬が来る』と考えて差し支えないと思います。1番人気、すなわち最も多くの馬券が売れた、ということは集団としての競馬ファンが、最も勝つ確率が高いと判断した馬だと考えられます。

それでも3回に1回しか勝てないんだ…、と思うかもしれません。

ですが、平均出走馬数は約14頭なので、本来なら各馬の勝つ確率は1/14、つまり7.14%しかないのです。実際、単純にゼッケンごとにどの馬が勝つか、を見た場合、各ゼッケンナンバーの勝率は、6?8%程度の確率で、ほぼ均等に散らばっています。そういう視点から見れば、勝率33.33%という数字は相当な高確率だと言えるのではないでしょうか。少々乱暴な計算ですが、適当に選ぶだけなら7.14%でしかない勝率を、4.5倍近くまで跳ね上げてしまっており、競馬ファンの予想は驚くほど優秀だと言えます。

参考までに2番人気の勝率は約2/11で18%、3番人気は約2/13で15.47%…と、段々減っていき、9番までの人気馬券の順位は、実際の勝率順と一致しました(10番人気と11番人気でようやく外れる)ドンジリの14番人気に至っては575レースで1回しか勝っていません(勝率0.17%)

『確率的に見た場合』、凄まじいまでに正確なレースの順位予想となっているのです。
短期的な視点で見た場合、最大11回連続で1番人気が来ないケースがあるので見落としがちですが、十分に大きな数を使って確率的に見た場合、少なくとも1ヶ月単位のレース数以上なら、その競馬予想は見事というほかないほど的中していると言えます。

以上から、競馬ファンの実力が高いレベルで均衡しているからこそ利益を出すのが難しいということが分かりました。その中から抜きん出るためには、他者が気が付かない情報にいかにして辿り付くかを考えなければいけません。たんに競馬新聞を眺めてるだけでは気付かない情報を、あらゆるファクターから精査し有益な情報として掘り起こせるかが勝負の分かれ目になると思います。

最後にデータを見て気付いた可能性を書いておきます。

・1番人気の馬が連続して勝ち続ける可能性は6回までが現実的なライン。
1年間で1?2回。

・年間2000レースで計算した場合、7回連続で一番人気が勝つ可能性は、約2年に1回。
8回連続なら5年に1回、9回連続は15年に1回、10回連続は実に43年に1回。

・逆に1番人気が『来ない』可能性は、12回連続でも1年に1.4回。

・年間2000レースで計算した場合、13回連続は1年に1回、14回連続は1年半に1回、
15回連続は2年に1回、16回連続は4年に1回程度の確率で発生する。

・つまり1日12レース、一回も一番人気馬が勝てない日は結構ある可能性が高い。
19回連続で、ようやく10年に1回の確率を下回るので、20回連続ぐらいまでは、現実的に発生する可能性がある。

競馬予想9年プラスを証明し10年目に突入。信念は【負けるが勝ち、想像から創造する】がモットー。インターネット初期に掲示板レンタルサービス「サーガミクス」を開設。芸能人をはじめ1万人に愛用されました。その後、多くの馬券師や競馬予想家にウェブ関係のサポートを展開。現在はシステムアナリストとしてデータ分析の強みを発揮しています。競馬予想のご相談はお気軽にどうぞ。

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